骨なしの魚

またテレビで見たものだが、一見普通の「鯛」だか、実は中骨や小骨もないという「骨のない鯛」を紹介していた。

最初は、突然変異か遺伝子操作など人工的に作り出したもの、または骨だけ溶けて消滅するような手を加えたもの、いずれにしても不気味な印象があった。しかし実体は、鯛を開いて中骨を取り小骨まで抜いてから、口にしても害のないたんぱく質を接着剤として、もう一度くっつけたものだった。

魚の加工は、ベトナムに工場を作り、すべて手作業で行っているそうだ。現在は、一部の給食などで使われているらしく、今後は飲食店等でも採用して欲しいと、発案・販売している会社の人が話していた。

幼児や老人などには良いかもしれないが、一般家庭にまで普及するのが、本当に良い事なんだろうか。少なくとも調理をする際に骨から出るだし(うまみ)はないだろうし、骨だけ残しキレイに食べると誉められた子供の頃を思うと、ちょっと疑問が残った。

モスバーガー

3連休ということもあり、吹田のモスバーガーまで自転車で行ってきた。涼しくなってきたので、受ける風も気持ち良く、久し振りのモスバーガーを楽しみに出かけた。

30分かからないと聞いていたが、行きは20数分で着いた。あまり混んでいなかったため、持ち帰り用で作ってもらう時間が10分程度。帰りは少し上り坂だったが30分以内で戻ってきた。

久し振りのモスバーガーは、往復1時間弱の自転車走行のため、とてもお腹が減り、いつもより美味しく感じた。今度行く時は、もう1つ多めに買っても、しっかり食べられるような気がしている。

好き嫌い

夏場の間、お刺身以外の魚は、ほとんど食べていなかった。これも夏バテの影響なのか、焼き魚・煮魚とも食べたくなかった。ようやくこれも食べられる気がして、今週は紅鮭を焼いて食べ美味しく食べられたので、引き続き、さんまも食べた。

私も雑感担当者も、ほとんど好き嫌いがなく、何でも美味しく食べていた。今年の夏は本当に辛くて、食欲がないだけでなく、食べたくないものが続出した。結果的には、食べたくないものも一致していたので、限られた食材でなんとか過ごして来た。

これまでは、好き嫌いなく過ごして来たので、嫌いなものがある人の事は、ちょっと我儘なんじゃないかと、内心思っていた。この夏は、そんな人の事も少し理解できたような気がする。

牛と豚

猛暑の影響で食欲をなくしていたが、少しづつ回復して来ている。そろそろコレは食べられそう、アレも食べられるような気がする、という中に肉じゃがも入っている。元々、私も雑感担当者も関西出身ではないため、肉じゃがは豚肉派で、牛肉は牛丼と焼肉くらいでしか食べない。しゃぶしゃぶ・すき焼も、気が向けば牛肉といった感じで、豚肉を食べることも多い。

普段から牛肉を食べる回数が少ないため、あまり気にはしていなかったが、とうとう日本国内でも、狂牛病にかかった牛が発見されたようだ。テロ事件という大きなニュースが入ったため、テレビや新聞では、発見された事実と、その後の処分くらいで、今後の対策や検査基準などが決まったという話など、深く扱っているものは少ない。

それでも牛肉を食べる事も少ないので、自分達にはあまり影響はないと楽観していた。ところが、食肉以外の牛乳や乳製品は、産地の明記も少ないため、どこの牛なのかわからない。また直接口に入るものではないが、牛を家畜の餌などに加工している事も多いらしい。

牛乳やチーズなどは、気をつける術がないが、牛肉に関しては外国産を食べるという方法がある。我家の場合は豚肉料理を中心とすれば良い。こだわりを持って和牛を選ぶ人や、ステータスの意味で国産牛を選ぶ人もいるかもしれないが、私の場合は、あまり気にしていなかった。それでも外国産の牛肉を手に取る時は、どこかこっそり買っていたふしがある。誰に見られている訳でもないが、これからは大手を振って、外国産の牛肉が買える。外国産でも動物の遺伝子組換えを実験している国もあるので、どちらにしても危険を覚悟の食生活になって行くのかもしれないが・・・・。

アメリカのチラシ

日本では、毎日のように新聞にはチラシが入っている。スーパーの場合は、週に2〜3度チラシが入り、日替わりや広告期間中の売り出し商品が載っている。特売商品を買おうと思うと、最短で1日、最高でも期間中の3〜4日の間という事が多い。

ロサンゼルスの場合、スーパーは毎週木曜に値段を変え、新聞のチラシも木曜に“どっさりと”入っているだけだそうだ。また日曜版には、各メーカーが出しているクーポン券が“どっさり”入ってくる。これは○○メーカーの何が50セントOFFというようなクーポンになっていて、どこのスーパーでも使えるそうだ。ただしスーパーで、その商品がセールの対象になっている時は、メーカーのクーポンは使えないという風になっているらしい。

車で買い物に出かけ、とんでもなく大きなカートを押して、まるで業務用のように大きなパック詰めされている商品をどんどん買っている様子は、テレビで見たことがある。週に1〜2度の買い物で、大量に買ってくるという習慣が多いからなのか、チラシも随分違うようだ。

この話を聞いたあと(実際にはメールで読んだ)、アメリカに住む兄が、面白がってチラシを“どっさりと”送ってくれた。全部英語なので、何となくオシャレに見えるし、写真やレイアウトも統一感があって見やすかった。せっかく送ってくれたので、同じような商品がいくらで売っているのか、もう少し詳しく見てみようと思っている。

ポテトチップ

数ヶ月前に、ポテトチップスなどのお菓子に、日本では認可されていない遺伝子組換えジャガイモが原料として使われていることが発覚し、数社で回収騒ぎがあった。今では普通にスーパーで売っているし、問題は解決されたのかと思っていた。

この時の遺伝子組換えジャガイモは、検査の結果、安全性は認められたらしいが、元々はメーカーの自主検査によって、わかったことらしい。それを自分達で公表し回収してから、国の機関が原料の検査をしたそうだ。

豆腐や納豆は、国内生産の大豆100%使用と明記しているものが多いが、スナック菓子では、北海道の新じゃが使用という季節商品でしか見られない。値段が高いのかと思ったが、スナック菓子に使いやすい種類の生産量が少ないそうだ。また生のジャガイモの輸入は認められていないそうで、マッシュポテトや冷凍加工した状態でしか輸入できないそうだ。

だったら国内でも、加工しやすい種類のジャガイモの生産を増やせばよいと思うが、原種となる種芋の輸入検査が大変らしい。さらに国産の種芋の生産は、国の関係機関が独占的に行ってとのことで、民間で研究して販売することは出来ないそうだ。

今回の回収騒動は落ち着いたようだが、根本的な解決は、ほとんどされていないようだ。

昆布巻

何気なくテレビを見ていたら、海藻類はミネラルを多く含んでいるので、とても体に良いと言っていた。ひじき、昆布、もずく、海苔など毎日食べましょうと紹介をしていた。

もずくは時々食べている。海苔もよく食べている。ひじきはレパートリーが少ないのであまり食べていない。昆布は、昆布巻きや佃煮を買って食べることはあるが、頻繁という程ではない。昆布は自分で柔らかく煮ることが出来たら、もう少し食べる回数も増えるかもしれない。

以前に自分で昆布巻きを煮たことがあるが、柔らかく仕上げることが出来なかった。どのくらいの時間煮ると柔らかくなるのかをネット検索でレシピを調べてみた。「1時間煮て、味の調整をして更に1時間。」2時間もこの時期にガスを使うと熱くてたまらない。かと言って、冬になっても自分で作るのは大変そうだという結論に達した。家族が多ければ、自分の好みの味付けで作るといいと思うが、我家の場合は買った方がよさそうだ。

ネットで見たレシピの中には、「昆布の砂をよく洗い、しばらく水に付けて・・・・」というものがあった。一瞬、自分で取ってきた昆布を使ったレシピなのかと思った。よく考えたら、乾燥した昆布ではなく、生のものを使ったレシピのようだ。昆布巻きに使えるような生の昆布なんて滅多に売っていないと、パソコンに向って呟いてしまった。