中高年を対象とした、お茶系の飲料水が各社から販売されている。最初にヒットしたのは、”体脂肪が気になる方に”というフレーズで花王から販売された「ヘルシア緑茶」だったように思う。このあたりから、緑茶=カテキンというイメージにもなった。
またヤクルトから販売されている「蕃爽麗茶(ばんそうれいちゃ)」は、ポリフェノールが多く含まれるというグァバ葉を原料としており、食後の血糖値の上昇を抑えるというものだ。味は飲んでみなければ分からないが、”ヤクルト”から出ているというだけでも、健康に良さそうなイメージがあった。
そして、少し前に「颯爽(さっそう)」というお茶のCMを見た。これも「ヘルシア緑茶」「蕃爽麗茶」と同じように、特定保健用食品のマークが付いていた。しかしCMを見たときに、どこの会社が出しているものか分からなかった。同じ番組内で、もう一度CMが流れるかもしれないと思い、今度はちゃんと見ようと構えていたのだが、再度見ても会社の名前を出していなかった。
そうなると余計に気になったので、ネットで検索をしてみたら、意外にも販売しているのはコカ・コーラだった。この「颯爽(さっそう)」などの健康・機能性志向の飲料水は、新事業ブランド”the Wellness FROM Coca-Cola”という所から出しているものだった。もしかしたら、会社名は隠していても事業ブランド名は出ていたのかもしれないが、残念ながらその後はCMを見ていないため、確認はできていない。
こうしてみると、”健康に良い” というものばかりが印象に残っている。しかし本当は、”颯爽(さっそう)”ではなく”爽快(そうかい)”だと思って検索していたので、なかなか調べがつかなかった。今後は、記憶力の低下を防止するという飲み物が出現することを願っているのだった。