通販化粧品

雑誌や新聞の広告で、通販化粧品のサンプルやお試しセットがもらえたり、送料無料などというものを目にする。ずっと気にはなっていたが、肌につけるものだけに、タダでもらえたり安いというだけでは、なかなか試してみようとは思えなかった。

しかし、コスメに興味のある人ならば、公然の事実なのかもしれないが、「アテニア」と「ファンケル」はグループ会社。その他にも、最近見かけた「草花木果」は、サイト上には載っていないが「資生堂」が設立したもの。また一番驚いたのは、「オルビス」は実は「ポーラ化粧品」のグループ会社なんだそうだ。

私自身は、大手だからとかブランドを気にするタイプではないが、そういう会社ならサービスはしっかりしているかもしれないと思ったりした。

おから

先日、「絹ごし豆腐」について調べていると、豆腐を使ったハンバーグのレシピを見つけた。前に豆腐ハンバーグの素を使って作ったことはあるが、これは自然な味がしなくて(我家では『化学の味』と称する)食べきれなかった。今度はどうかと思ったが、残念ながらミンチ肉を減らして豆腐を加えるという程度のもので、相変わらず肉・油・卵ぬき生活をしているため、参考にできなかった。

私は調べ物をしていると、どんどん本来の目的からずれる傾向がある。今度もいつの間にか、絹ごし豆腐や凝固剤を調べているつもりが、豆腐ハンバーグのレシピを探していた。そして豆腐がダメなら「おから」はどうかと思い、おからレシピを検索していた。

そして、やっと「おからバーグ」というものを見つけた。おからとマグロの中おちを使ったもので、肉も卵も入っていない。あとはマヨネーズと片栗粉を適宜、塩・こしょう・ナツメグを少々という材料だった。マグロの中おちは、スーパーの「まぐろの日」に購入した。マヨネーズは普段から卵を使っていないマヨネーズタイプを使用しているが、これでも大丈夫だろう。ナツメグはないが、買っても使いきる自信がないので入れるのをやめた。

ただ問題は、おからとマグロの中おち以外の調味料の分量が載っていないことだった。いつもハンバーグを作っている人なら予想できるかもしれないが、普通のハンバーグもレシピを見ながらだし、最後に作ったのも一年以上前のことだ。やや不安はあったが、ものは試しで作ってみた。

結果は、大失敗だった。一応は食卓に並べたが、ボソボソというかパサパサというか、なかなかのどを通らない。頑張ってみたが、半分以上は残してしまった。繋ぎになるマヨネーズが足りなかったことが予想されるが、また失敗して捨てるのはもったいないので、リベンジする気にはなれない。

そして、やはりおからは「うの花」に限るという結論に達した。

絹ごし豆腐

絹ごし豆腐は、絹の布でこしたように細かい肌目をしているため、そう名前が付いているだけで、木綿豆腐とは違い、絹でこして作っている訳ではないということは知っていた。しかし、絹ごし豆腐の多くは”にがり”を使わずに、凝固剤で固めているものが大半である、ということは知らなかった。

そうであるならば、どんな凝固剤を使っているのか、また木綿豆腐は本当に”にがり”を使っているのか、お店の豆腐売場で色々見てみた。木綿豆腐は、塩化マグネシウム(にがり)などと書かれているものが多かった。絹ごしは、凝固剤または何やらカタカナで書かれていたが、お店で覚えきれるはずはなく、家に戻ってからネットで調べてみた。

ある豆腐屋さんのサイトを見ると、絹ごし豆腐は硫酸カルシウム・グルコノデルタラクトンという凝固剤を使って固めていると載っていた。「レッテル-しってる?」で確認すると、確かに硫酸カルシウム、グルコノデルタラクトンというものが載っていた。

少し時間をかけてお豆腐屋さんや豆腐組合のサイトを見てまわり、とても勉強になった。なかには豆腐を使ったレシピを紹介しているものもあり、作ってみたいと思うものもあった。こんなことならば、お店でパーケージを眺めるだけでなく、買ってくれば良かったと後悔している。

酢と重曹

家事の知恵を紹介しているようなものを見ると、お酢や重曹を使って掃除をする方法などがあったりする。お酢には除菌作用があるとか、焦げ付きには重曹を使う、というものなどである。

シンクの水垢を取るには、除菌作用もあるお酢を使うと良いそうだ。グレープフルーツなどの柑橘系果物を食べたときは、皮でシンクの中を拭いたりするが、お酢は試したことはない。ガス台の汚れを落とすのに重曹を使ったことはあるが、使い方が悪かったのか、粉っぽさが残っただけで、期待するほど落ちなかった。

やはり普通に売っている洗剤を使った方が便利だと思っていたが、いつもウロウロしている日用品売場で、キンチョーの お酢を使った洗剤、カネボウからは重曹を使った洗剤があるのを見つけた。知恵を生かしきれない私の場合は、このような製品を使ってみるのもいいかもしれないと思ったりした。

また余談ではあるが、今回の商品を調べていて、キンチョーの正式会社名は 「大日本除虫菊株式会社」であるということを、初めて知った。

包丁

ありがたいことに、雑感担当者は私よりも上手なくらい包丁が使える。ただ、少し困ったことがある。我家には、使える包丁は1本しかないのだ。おせちの準備をしている時にも、私がのろのろ切っていると包丁待ちになったりした。

とりあえずと思い、ずっと使っていない包丁を取り出してみたが、ステンレス刃が錆びている。これでは使えない。それとは別の数年前に買ったものは、安物だったため柄が軽く刃もあまり切れない。これは危ないので、あまり使いたくないのだ。

やはりもう1本あった方が何かと便利かと思い、一昨年も同じことを考え、年明けには包丁を見に行ったりした。しかし、実際に持って選びたいので、箱に入って並んでいるようなスーパーでは買えない。また、安物ではダメなことも分かっているので、結局は決断することができなかった。1本しかなく困るというのは、年に一度だけなので、きっと買うこともなく、また一年が過ぎるのだろうと思ったりしている。