先日、「絹ごし豆腐」について調べていると、豆腐を使ったハンバーグのレシピを見つけた。前に豆腐ハンバーグの素を使って作ったことはあるが、これは自然な味がしなくて(我家では『化学の味』と称する)食べきれなかった。今度はどうかと思ったが、残念ながらミンチ肉を減らして豆腐を加えるという程度のもので、相変わらず肉・油・卵ぬき生活をしているため、参考にできなかった。
私は調べ物をしていると、どんどん本来の目的からずれる傾向がある。今度もいつの間にか、絹ごし豆腐や凝固剤を調べているつもりが、豆腐ハンバーグのレシピを探していた。そして豆腐がダメなら「おから」はどうかと思い、おからレシピを検索していた。
そして、やっと「おからバーグ」というものを見つけた。おからとマグロの中おちを使ったもので、肉も卵も入っていない。あとはマヨネーズと片栗粉を適宜、塩・こしょう・ナツメグを少々という材料だった。マグロの中おちは、スーパーの「まぐろの日」に購入した。マヨネーズは普段から卵を使っていないマヨネーズタイプを使用しているが、これでも大丈夫だろう。ナツメグはないが、買っても使いきる自信がないので入れるのをやめた。
ただ問題は、おからとマグロの中おち以外の調味料の分量が載っていないことだった。いつもハンバーグを作っている人なら予想できるかもしれないが、普通のハンバーグもレシピを見ながらだし、最後に作ったのも一年以上前のことだ。やや不安はあったが、ものは試しで作ってみた。
結果は、大失敗だった。一応は食卓に並べたが、ボソボソというかパサパサというか、なかなかのどを通らない。頑張ってみたが、半分以上は残してしまった。繋ぎになるマヨネーズが足りなかったことが予想されるが、また失敗して捨てるのはもったいないので、リベンジする気にはなれない。
そして、やはりおからは「うの花」に限るという結論に達した。