トマト

嫌いな食べ物はありません、何でも食べます、と言っているが、実はトマトの味は苦手だ。トマトジュースも、一口、二口が限界である。

子供の頃は、大好きというほどではなかったが、嫌いだと言う勇気がなかった。と言うのは、毎年ある時期になると知り合いの方から、自分の畑で作っている取れたてのトマトを、山のようにいただいていた。ちょっとお腹がすいたので、何か食べたいと親に言うと、トマトがあるよと連日言われ、初日の1コは食べても、その後はお腹がすいたと言っても、おやつはトマトと分かっていたので、じっと御飯の時間まで我慢したこともあった。

それでも、あまりトマトを食べたがらないのは、すぐにバレてしまった。体に良いので食べなさいと言われると、皮が口に残るとか、種のまわりのヌルっとしたのが好きじゃないとか、言い訳もするようになった。嫌いな場所は食べなくてもいいから、と言っている割りには、湯むきをして皮をむくとか、小さく切って種を全部取るというのは、自分でやらされた。言われるままにやってみたが、大好きな訳ではないので、とても面倒だった。やがて、おやつにトマトを食べなさいとは言われなくなったが、御飯のおかずに、一切れ・二切れが強制的に並ぶようになっていた。残すということは出来ないので、一番最初にトマトを食べ切っていた。

トマトは、子供の頃に食べ過ぎたから好きではありませんと言っているが、嫌いな食べ物ではないと、自分で言い聞かせている。今は、ミニトマトは食べられるので、我家では トマト = ミニトマト となっている。ちなみにケチャップは大好きで、今は卵を食べない生活をしているが、ゆで卵にはケチャップが一番あうと思っている。

カスピ海ヨーグルト

先週の金曜日に、雑感担当者と一緒に、阪神百貨店へお味噌を買いに行った。ウロウロしてもしょうがないので、お味噌を買い終わると出口に向かった。

そうすると、以前は紅茶売場だった出口に近い場所に、カスピ海ヨーグルトのコーナーが出来ていた。確かに、会社帰りに買い物をしている人も多い時間だが、行列ができていた。しかも、出口から外にも人の列は続き、”ここが列の最後です”のような看板を持った従業員がいた。

以前のお買物日記にも書いたが、カスピ海ヨーグルトはフジッコが売っている。調べてみると、阪神百貨店のショップもフジッコが出店したもので、その日はオープン初日だった。

これも前に書いたことだが、私も知り合いから貰ってカスピ海ヨーグルトを作ったことがある。しかし自分から欲しいと言って貰ったのに、しばらくしてダメにしてしまった。貰った人に、なかなか打ちあけられず、ずっと後になってからダメにしたことを言った。それ以来、カスピ海ヨーグルトと聞くとビクっとしてしまう。貰えるものでも、自信のない場合は、貰わないほうが良い場合もある。

酒粕

ミルコートで買い物をした時に、レジで「今、酒粕をサービスでお渡ししていますが、いかがですか?」と言われた。お酒は飲めないので、甘酒も飲めない。粕汁は、作ろうと思ったこともないし作る気もないので、お断りをした。そう言えば、以前にも同じように言われてお断りをしたことがあった。

毎年やっているサービスなのかもしれないが、どうしてこの時期なのかと思った。家に戻り、ふと飾っているお雛様を見た。そして思いついた。節句の時には甘酒がつきものだ。だからこの時期のサービスなのかと、勝手に納得をした。

ちょうど、その日は亡き父の誕生日でもあった。お酒が飲めないのは父親ゆずりで、父は粕漬けを3切れくらい食べただけで顔が赤くなった。酔っているほどではないが、粕漬けを食べた後は、車の運転はしない方がいいと自分でも言っていたくらいだ。そんなことを思い出していたら、酒粕は粕漬けにも使えるという事に気がついた。

今は、あらゆるレシピがHPで紹介されている。さっそく粕漬けレシピを検索してみた。漬物だけでなく魚の粕漬けなども見つかった。味噌漬は自分でも作ることがあるので、粕漬けにも興味がある。また酒粕の紹介として、新酒の仕込みが終わる頃に店頭に出てくると載っていた。お酒の仕込み時期は、確か冬の寒いときだったように思う。昔は酒粕を大事に保存しておいて、節句の時に使っていたのかもしれない。

レシピを検索して、作ってみたいものが見つかった。しかし手元に酒粕はない。あらためて、貰えるものは貰っておくべきだったと思ってしまった。

ミートソース

週に一度は、パスタ料理を作って食べる。最近は野菜ときのこ類を使った和風味が多かったが、ふとミートソースが食べたくなった。しかし、相変わらず肉を食べない生活をしているので、その名の通り肉を使うミートソースは食べられない。

なにか挽肉の代わりになるものはないだろうかと考えてみた。候補としては、こうや豆腐を小さく切る、木綿豆腐をしっかり水切りする、木綿豆腐を一度冷凍してから解凍したもの。いずれもポロポロしたものにはなりそうだが、挽肉の代用になるかどうか不安が残る。

そして考えついたのは厚揚げだった。厚揚げならば油分もあるので、挽肉代わりになりそうな気がしたのだ。さっそく作ってみたが、結構いい感じに出来上がった。さすがに肉からでる旨みがないので、多少コクが足りない気もするが、厚揚げを採用してのは正解だったように思う。

肉を使っていないので、「ミートソース」とは言えない。しかし「厚揚げソース」というのではカッコ悪い。名前はいずれ考えるとして、これは我家の定番になりそうだ。

お薬手帳

何気なく読んでいた雑誌に、「お薬手帳」は無料ではなく、診療報酬15点、医療費負担が3割の人で45円となる、と書かれていた。私自身はいたって健康で、ここ数年はほとんど病院にも行っていないため「お薬手帳」は持っていない。しかし、雑感担当者は2年前に通院した際に、処方してもらった薬局でもらったものがある。

タダでもらった便利な手帳かと思っていたのに、知らないあいだにお金を取られていたのかと思うと、騙された気分だ。とりあえずはもらった薬局に電話をして、「お薬手帳はいくらですか?」と聞いてみた。そうすると「無料で配布をしています。」との返事だった。

そもそも「お薬手帳」は、誰が決めていつから始まったのかも知らない。少し調べてみると、平成10〜11年頃に厚生省(現 厚生労働省)の通知で、平成11〜12年あたりから配布されていたようだ。ニュースでやっていたのかもしれないが、全く記憶にない。結局、よく分からない「お薬手帳」ではあるが、どこかでお金は払っているようだ。

この手帳の大きさは保険証にあわせたものらしいが、保険証はカード式に移行している。まだ持っていない自分が心配するのもおかしいが、大きさが違うと持参するのを忘れそうな気がする。

はるみ

ライフのチラシに、オレンジと同じような写真付きで「はるみ」という果物が載っていた。果物コーナーはあまりウロウロしないし、多分チラシでも初めて見るものだったので、googleで検索をしてみた。(ちなみに若者達の間では、googleで検索することを「ググってみる」「ググる」などと言うらしい。)

「はるみ」で検索すると1ページ目は、栗原はるみ・都はるみ・根本はるみ・・・に関するサイトばかりだった。改めて「はるみ 果物」でやり直すと、どこかの果物を販売している会社のページが見つかった。

説明によると「はるみ」は、清見とポンカンの交配種ということだった。静岡県の農水省果樹試験所で生まれたもので、皮はむきやすくビタミンが豊富、また中の皮もそのまま食べられるものらしい。気になる名前は、春を予見する果物 清見よりとった春見(はるみ)ということで付いたものだった。平成9年に農林登録をされたものらしいが、今回チラシには広島産が載っていたので、すでに産地も広がっているようだ。

調べてどんなものかも分かったので、そのうち食べてみようかと思っている。