サンガリアの「氷晶」のCMを見てから、見つけた時には買ってみようと思っていた。ところが、最近はタイガースの缶コーヒーはスーパーでも売っているが、「氷晶」は見つからない。ようやく発見したのは、ドラッグストアだった。
何が気になっていたかと言うと、ペットボトルを冷凍庫で凍らせて持ち歩ける、という点だ。自分でペットボトルにアイスコーヒーを半分くらい入れ凍らせて、出かける前に冷たいアイスコーヒーを継ぎ足して持ち歩くことはある。最初に半分くらいしか入れないというのは、凍ると体積が増えるため、満タンにしたポットボトルを凍らせると膨張してしまうからで、これは凍らせたことのある人なら誰でも知っていることだろう。だからこそ、開封していないのに凍らせる事が出来るという「氷晶」が、どんな仕組みになっているのかを手にとって見たかったのだ。
容器(ボトル、キャップ、ラベル)は、冷凍できるように開発した商品であると書かれている。内容量は490g。やはり当初予想したとおり、あらかじめボトルに入っている量が少ないのだろうと思った。しかし、開封していない状態でも、普通のペットボトルのようにキャップすれすれまで入っていた。
更によくよく見ると、ラベルの付いた状態では分かりにくいが、ペットボトルが若干凹んでいる。なるほど、これで凍らせて膨張しても、普通のペットボトルと変わらない形状になるということなのか。ようやく満足したので、冷凍庫に入れて凍らせた。
翌日、冷凍庫からペットボトルを取り出すと、かなり膨らんでいた。なんだ、やっぱり膨らむのかと思った。ただ凍らせても大丈夫な容器らしいので、このくらいの膨張は計算されたものなんだろう。
約 2日間ではあるが、ボトルを眺めたり、ラベルを読んだり、凍らせたり、溶け初めてようやく飲んだり、1本のお茶で随分と楽しんだ。