普段からサプリメントには頼らず、出来るだけ必要なものは食品から摂取しようと心がけているため、”コエンザイムQ10(CoQ10・コーキューテン)”という名称も知らなかったし、このサプリメントが売れているという話も、つい最近になって知った。
サプリメントは医薬品とは違い、断定的な言葉を使って宣伝することができないが、何でもこの”CoQ10”は老化防止になるということで、各社が力を入れている商品なのだそうだ。日本人の死因のトップを占める三大生活習慣病は、ガン、心臓病、脳卒中で、これらの原因の筆頭にあげられるのが酸化ストレスと言われている。また酸化ストレスは老化の原因の一つとも考えられているそうだが、その酸化ストレスの予防・改善に期待されているのがCoQ10なんだそうだ。
もっと身近な例えでは、血流がよくなるため冷え・むくみが改善される。女性に多い低血圧も、血のめぐりがよくなれば改善がみられるのだそうだ。また、疲れやすい人の血液はCoQ10が少なくなっているため、補給するで疲労回復になる。おまけにシワの原因となるコラーゲンを作り出してくれるなど、すべてを信じることはできないが、ここまで挙げられると、どれか一つは身に覚えがある感じがする。
古くは心臓の薬として存在はしていたのだそうだが、日本の企業によって安定供給できる技術を確立したため、1980年代の後半から世界的に健康食品として普及が広がり始めた。そして、日本では2001年に健康食品としての販売が解禁されのだそうだ。
”CoQ10”の体内生産力は、加齢とともに衰えていく。もちろん食品からも摂ることはできるが、一番多く含まれている”いわし”が、このところ値段が高くなっている。それならば、サプリメントで補給するのも一つの方法であると思ったりしている。