数年前に、色々なテレビ番組等で、バーコードの二重価格表示について取り上げられていた。大まかな説明としては、シールの表示には500円と書かれている商品に半額シールが貼られていて250円で買えるという形式になっているものが、本来は250円で売るべき商品を不当に高く値付けしているというものだ。
これは、バーコードの下に書かれている数字を見ると、右から4桁中の3つの数字が250となっており(例 0 211040 102507 )、ここが実際の販売価格が表示されているため、最初から250円で売るつもりの商品であることが分かる。私自身も千里丘周辺のお店でも同じような表示を見かけたことがあった。その後、確か公正取引委員会などの指導(注意)があったはずで、そのような表示を見かける事は少なくなった。
ところが、つい最近でも、まだ同じような表示をしているお店があった。そのお店ではお肉を買ったことがなかったので気にもしていなかったが、たまたまお肉コーナーの前を通ると、1パック380円均一という札が貼られていて、何気なく見るとそれぞれ販売価格は違うのに、バーコードの数字を見ると 380 の販売価格になっていた。
私も忘れていた事なので、ほとぼりが冷めると復活するものなのかもしれない。これからは、忘れずにバーコードの数字を見るようにしようと思った。
もう一つ、二重価格ではないかと思う表示がある。チラシで、ニッスイの「ちくわ」5本入りが、平日価格 138円のところが 68円( 78円のこともある)と載っているお店がある。しかし、そのお店はいつでも特売価格 98円で売っている。138円で売っているのを見たことがない。チラシには実際には販売していない 138円からの値引きと書かれているが、これも不当な表示ではないかと思う。
せっかく安いと思っていても、そんなカラクリを見つけると、お店自体に不信感を持ってしまう。残念なことだ。