台風などの影響で、野菜は値上がりをしている。何かお買得品はないだろうかと青果売場をウロウロしているが、これまでの2〜3倍の値段では、どうしても買うのをためらってしまう。しかし、よく考えてみるとキャベツが1玉300円だとしても、1回で使いきるようなことはなく、同じような値段の肉や魚は1度で食べてしまう。冷静に考えると、食費が2〜3倍になることはないだろう。
そして、今日こそは思いきって白菜を買おう、キャベツを買おう、と思って勇んで買い物に出ても、”もやし”の前に行くと、ついつい手が出てしまう。ある日、青果売場で若い主婦たちが「最近は、”もやし”しか買えない。」「うちも。」と言っているのを耳にした。その時、私のカゴには既に”もやし”が入っていたので、心の中で大きくうなずいた。
思い起こせば去年はお米が不作で、安いブレンド米を買ったりしていた。新米に比べると味が落ちるので、メーカーは”お茶漬け”に力を入れていた。今年は野菜不足で、野菜の冷凍食品が売れているようだ。もうしばらくすると、不足している栄養はサプリメントで、という流れになってきそうな気がする。そう予想をしていたら、ニッショーで野菜ジュースの試飲をしていた。そうか、野菜ジュースという手もあったかと思ってしまった。何が不足になっても、メーカーは色々と考えるものだと感心をしているのであった。