郵政公社

4月1日から郵政公社が発足した。先日、郵便局に行ったが、愛想がよくなった訳でもないし、かと言ってサービスが悪くなった訳でもなく、何も変わったことはなかった。

少し前の独り言で、封書1通80円は赤字だと書いたが、その後いったいどれくらいの赤字なのかを調べてみた。ところが、切手は郵便局で販売している記念切手の製造(印刷)・販売枚数の統計はあるらしいが、普通の切手や切手販売所(委託店)などの枚数は公表していないというのだ。(統計をとっているのかどうかも分からない。)公表していないとなると、実体は何もわからない。

ただ、郵政事業は約4,000億円の債務超過の状態であるという。郵便貯金事業と簡易保険事業からの補填があって成り立っていたので、今後はその3本柱が独立採算を目指すとなると、相当きびしい状態にあるらしい。

難しい事は私にもよく分からないが、とりあえず郵便は大変らしい。購入済の切手や記念切手のある家は多いと思う。それを一斉に使って郵便を出すと、まったく切手の販売(売上げ)がない状態でも、人件費や郵送費だけがかかるということになる。切手を買っておいて、好きな時にポストに投函するというのは便利だけれど、なんだか矛盾したシステムとも考えられる。

長い間、安くて便利ということに恩恵を受けていた。そのために出来た赤字ではあるのだろうが、なんとか公社から民営化となっていっても存続して欲しいと思っている。