販売休止の効果

新聞を一面から読む人は多いと思うが、私のようにテレビ欄から読み始める人も、案外多いと思う。昨年の夏以来、テレビ欄の次にページをめくってマンガを読み、その下に出ているメーカーからのお知らせが載っていれば、必ず読むようにしている。

今でも時々、欠陥や商品回収・交換のお知らせが載っている。実際には買っている商品はめったに無いのだが、ニュースを見ているとその会社の株が上がったり下がったりしていうこともよくあり、株をやっている訳でも無いが、何となく面白いので気にして見ている。クレームが出ると、株は下がるだけかと思っていたら、迅速な対応が共感を得て、株が上がることもあるから予測は難しい。

クレーム以外にも、予想以上の反響で生産が追いつかず、販売休止のお知らせが出ている。最近ようやくグリコの「ムースポッキ-」が関西でも販売されるようになったが、もともと関西を含まない地域限定で発売していたので、新聞を見てそんな商品が出ているんだと知った。今週は明治の「365日バースデーテディ」も、販売休止をして生産体制を整えると出ていた。

同じメーカーからのお知らせでも、クレームに関する記事よりも、ヒット商品の販売休止の方が、読んでいて楽しい。いつになったら販売開始になるかと気になるし、ついついその商品が出始めたら買いたくなる。「ムースポッキ-」や、あけぼの冷凍食品「そばめし」も、販売が再開されると買ってしまった。案外CMよりも、宣伝効果は大きいのではないかと思う。