ゴマすり器

毎日(基本的には平日のみ)の食事で摂ることにしているものが、いくつかある。梅干 1つ、牛乳 1杯、酢 30cc。ゴマは、ゴマすり器で約 8回まわした分量なので正確な量は不明。すべて何年も続けているものばかりである。

梅干は晩御飯のノルマで、牛乳は寝る前に飲み、酢は水で薄めて食後に飲んでいる。ゴマは、お弁当を作っていた時にご飯にパラパラと振りかけたり、おにぎりのご飯に混ぜていたのだが、『雑感』担当者が在宅勤務になってから、どのように摂取しようかと考えた。毎日、ゴマ和えを作るのは面倒だし、ゴマ和えが合わないメニューもある。そして考えついたのが、お味噌汁に入れるというものだった。

お味噌汁は昼食と晩御飯に飲んでいるが、何となく晩御飯のお味噌汁にゴマを入れるのが習慣となっている。具にこだわらず、単にゴリゴリとゴマすり器で8回まわした分量をトッピング状態で入れている。すりゴマなので、お味噌汁に浮いてしまうのだが、これをお椀の底に残らないように飲む技も、いつのまにか取得した。先日、いつものようにゴリゴリとすってみると、粒がそのまま残っているものが随分とあった。どうやらプラスチック製のゴマすり器なので、もう磨り減ってしまったようだ。

今はスーパーの家庭用品売場で売っているが、初代のゴマすり器は何店か探して、やっと見つけたものだった。随分と働いてくれたし愛着もあったのだが、新しいゴマすり器を買ったら全く同じ形、色、大きさだった。さすがに新しい物を使うとよく擦れる。そして、毎晩ゴリゴリッとしているのだが、元々は何故ゴマを毎日摂るようにしようと思ったのか、理由も効果も、実は覚えていないのであった。