食生活には気をつけているが、実は味付けは濃いほうだ。関西風のうす味は美味しいと思うが、生まれ育ちが北国なので、自分で作ると濃くなってしまう。時には関西風にしてみようと少し醤油を控えたりしたが、単に薄いだけの味付けになってしまい、そう簡単には真似できない。
レシピを見ながら作るものは調味料を測っているが、実は適当に味付けするときの目安は”色”なのだ。魚の煮付にしても、煮物にしても、煮汁の色を見ながら調味料を加えている。基本は醤油なので、色の濃さで味が決まる。この”色”で判断をするというコツは『雑感担当者』から伝授されたもので、魚の下ろし方から味付けに至るまで、すべて師匠は『雑感担当者』なのである。
今のところ、私も『雑感担当者』も血圧は正常で、どちらかと言えば低いほうである。コレステロールほど塩分に気を使う必要はないのかもしれないが、早めに気をつけていれば、後々あわてなくていいのかもしれない。ただ、限られた食材で料理をするよりも、味付けを変えるほうが難しいと思ったりしているのであった。