続・好きな食べ物

前回のお買物日記に書いたように、子供の頃の記憶は実に曖昧だ。覚えていないならばと、小学校の”けんこうカード”に書かれている”すきなたべもの”を1年生から順番に読んでみた。

1年生 海苔・ハム・チーズ・刺身
2年生 のり・ハム・チーズ・さしみ・えび
3年生 刺身・えび・かに
4年生 いちご
5年生 無記入
6年生 びわ・ラーメン

読み返してみたが、どうしてこのような物が好きだったのか、自分でもよく分からない。ただ、6年生の”びわ”だけは、何となく記憶にある。果物は、夏になればスイカ・メロン、秋冬はりんご・みかんがよく家にあった。いつも同じような物ばかりだったので、”びわ”を食べた時、とても美味しいと思った記憶がある。もしかしたら、5〜6年生の時に、生まれて初めて”びわ”を食べたのかもしれない。

今時の子供は、好きな食べ物と聞かれると、ハンバーグ・カレー・オムライス・お寿司などと答える子が多いと思うが、自分の場合は少し違っていたようだ。ただ、”びわ”の例からして、”けんこうカード”に記入する直前に食べて、美味しいと思った物を書いているような気がする。

結局は、子供の頃からずっと好きという食べ物はないようだ。その時々で思ったままに書いていたらしく、母の字を懐かしいと思う以外に大した成果はなかった。そう言えば”びわ”は、もう何年も食べていない。次のシーズンには、ちょっと買って食べてみようかななどと思ったりしたのだった。