カレンダー

書店などでは、そろそろ来年のカレンダーが並んでいる。このところは、不況、デフレということで、経費削減をしている会社が多く、カレンダーを配るところも減っている。昨年も、年末のあいさつ回りでカレンダーを持っているような人をあまり見かけなかった。

昔、勤めていた頃は、11月になると本社から大量のカレンダーが送られてきて、女性社員は丸めて細長い袋に詰めるというのが恒例の作業だった。倉庫のようなバックヤードに座布団を持参し、床に座りお喋りをしながらも、黙々とカレンダーを丸める。あまり仕事という意識がなかったので、しまいには缶コーヒーを持って行くと、カレンダーを汚してしまうから、そういう事はダメと先輩に注意をされた。それにしても今考えると、のどかな時代であった。

カレンダーは、若い人ならばアイドルやらバンドなどを購入するのだろう。それ以外では、小犬・子猫ばかりが目につく。今年は阪神タイガースのカレンダーを時折り見かけるが、昨年は18年ぶりの優勝で盛り上がったので、カレンダーが沢山売れたからなのだろう。

とりあえず書店などでは小犬や子猫のカレンダーは手に取って眺めたりはしているが、実際には自分で使うものは、保険屋さんに何本下さいとお願いしてタダで貰っているのだった。