輸入品

輸入品と聞いて、高級品をイメージする人がいるだろう。逆に、これは輸入品だから・・・という値段が安かった物を思い浮かべることもあるだろう。最近の私は、値段が安かったので、という言い訳に使うことが多い。

野菜では、ブロッコリーを茹でていると、何やら黒いブツブツが浮かんできて驚いたことがあった。そのブツブツの正体を確認する勇気もなく、かと言って捨てることもできずに、とにかくいつもよりも長い時間をかけて茹で、そのまましばらく流水に浸けた。ビタミンが流れて栄養が減るとか気にしている場合ではなかった。結局は、しっかり火を通して更に水で流したから大丈夫と自分に言い聞かせて、茹ですぎて柔らかくなったブロッコリーを食べた。

少し前に買ったソックスは、何度か洗うと足首のゴムがゆるゆるになってしまう。以前は、3足1,000円のソックスは、安いと重宝していたが、このところは品質が悪くなっている気がする。今までは、3足1,000円のソックスを買う時には、まったく同じ種類の3足を買うようにしていた。その方が、つま先などが破れた時でも、3足内で組み合わせを変えられて便利だと思い込んでいたからだ。しかし、そんな買い方をしていたため、一気に3足共にゆるゆるになってしまった。

輸入品が安かったので、売れた時代があった。しかし品質が伴わないと安いだけでは売れないという時期が来た。そして最近は、安かろう悪かろうに戻っている感じがしている。輸入会社が消費者をあまく見ているのかもしれないが、やはり国産が一番と実感しているこのごろである。