きのこ鍋

少し前に、スーパーで初めて見るきのこがあった。形はえのき茸と同じようだが、色は茶色で「山茶茸」というものだった。

その山茶茸の前に立ち止まって見ていると、おばちゃんが寄って来て「初めて見るね。」と話かけてきた。「そうですね。」と答えて、お互いに袋を手に取って見ていると、近くにいた別のおばちゃんも寄って来た。「食べたことある?どんな風にして食べたらいいのかね・・・」と言って来たが、2人とも「食べたことは無いです。」「初めて見たねぇ。」と答えるしかなかった。結局 3人とも、よく分からないねぇなどと言いながら、山茶茸の前を去った。

そんな事があったことは忘れかけていたが、先日メニューは「きのこ鍋」と決め、何でもいいから特売のきのこをメインにしようと思って売場へ向かった。とりあえず、舞茸・ぶなしめじを選び、ふと横を見ると、あの「山茶茸」があった。再び手に取り、しばし考えたが、値段が高い訳でもなかったので買ってみた。野生の「えのき茸」に近い種類という事らしいが、味も「えのき茸」より少し濃い感じがした。

鍋には、きのこ類のほかに白菜や豆腐、生鮭を入れ、みそ味にしてみた。きのこはカロリーは低いが、さすがに2人で3種類(3パック)も食べるとお腹がいっぱいになってしまった。次回からは腹八分目となるように、きのこは2種類にすることにした。