6月の日記で書いた冷凍ほうれん草の回収について、最近になってある記事を読んだ。
元々は生鮮野菜について残留農薬検査が行われていたが、唐突に冷凍ほうれん草も同じ基準値を適用する事が決定し、抜き取り検査が始まったそうだ。
葉物野菜でも、小松菜はクロピリポスの基準値は2ppm、ほうれん草は0.01ppmでその200分の1であるという。ほうれん草ばかりが回収騒動になったのは、厳しい基準値が設定されていたからだ。
これまでは基準値の改定には1年間の周知期間があったのに、今回は基準が突然決まったので、次から次へと回収になっていたようだ。食べても健康に問題はないとされていたのは、ほうれん草の残留農薬が基準の100倍だったとしても、小松菜の2分の1でしかない。
今回の騒動は、安全性に名を借りた、輸入ほうれん草を排除するかのようなセーフガードとも疑われるものだ、と記事ではまとめていた。