鶏肉に下味をつけようと思ったら、料理酒が無かった。鶏モモ肉に酒・塩・黒コショウで味を付け、オーブントースターで焼き、最後に少量のケチャップとスライスチーズをのせて出来上がりというシンプルな料理な為、お酒抜きで作ることは出来ないと思われる。
「お酒が無い!」という私の声を聞き、雑感担当者は「日本酒は?ワインは?」と言ってくれたが、我家にはアルコールは料理酒とジンしか無い。
「無い・・・・」
「他にアルコールは無いの?もしかして、あとは・・・・ジン?」
「うん・・・・でもニオイが付かないかな?」
「ものは試しだ!ジンでやってみよう!」
貴重なジンを使っても良いと雑感担当者が決断してくれたので、鶏肉の下味にはジンを使った。焼き上がるとジンのニオイはまったくしなかったので、結果として料理酒の代用品として、ジンは使えるということがわかった。今回は雑感担当者が大好きな料理だったため、何とかジンを料理に使うことを許してもらえたようだ。
翌日の日曜日、晩ご飯のおかずは酢豚。支度を始めようとしたが「お酒買うのを忘れた!」という私の声に、雑感担当者は敏感に反応した。「今回も少しだけジンちょうだい。」と言ったが、「今日は買い物に行ったのに、忘れたの?酢豚の肉には下味が必要なの?」さすがに2日続けてとなると素直にいいとは言ってくれない。「少しだけちょうだい。ホントにちょっとだけ!」雑感担当者の返事を待たずに、使ってしまった。
晩ご飯が終わり、晩酌のジンを飲もうとした雑感担当者は、「ジンの在庫はあと2本・・・」と言っていた。
先月、従来から飲んでいるジンのボトルが新タイプ(味も変わっている)に切り替わり始めていたので、周辺のお店の在庫をすべて買い占めた。その後はお店に行っていないので店頭にどのタイプが並んでいるのかわからない。そろそろ一通りのお店に行ってみようと思っている。