大阪府摂津市JR千里丘駅周辺密着情報!!

雑感 なんとなく感じたこと雑感 なんとなく感じたこと

真実真実

最近は特に実感する。

あ~歳をとってしまったな~と。



若いころ、いや、もっと前の子供のころ、近所のおじさんやらおばさん、母親や父親が言っていたことが身にしみてよく分かるようになってきた。



「いやぁ~ちょっと見ない間に大きくなってぇ~」

・・・そんなはずなかろう。

そんなにちょっとの間にびっくりするくらい大きくなるはずがない。

まして、ちょっと見ない間などと言っているが、前回会ったのは一年も前で 「ちょっと」 などという単位ではない。

一年も経てば背が伸びていて当然であり、何をいい加減なことを言っているのかと思っていた。

ところがである。

歳をとると一年などあっという間で、子供はその一年でびっくりするくらい背が伸びている。

大人の言うことに嘘はなかった訳である。



「大人になると一年なんてあっという間なんだからね」

・・・そんなはずなかろう。

子供にとっても大人にとっても一年は一年であり、多くの場合は 365日と決まっている。

大人の一年が 200日などということがあるはずがない。

ところがである。

上述したように一年などあっという間で、それは年齢とともに恐ろしいスピードで流れていく。



「そんな暗いところで本読んでて字が見えるの?」

・・・なに言ってんだか。

十分な明るさがあって字を読むのなんか困らない。

ところが最近は夕方になって薄暗くなってくるともうだめだ。

照明を点けなければ文字なんか読めたものではない。



「今年で何年生になった?」

あほか!去年会った時 5年生だったんだから今年は 6年生に決まってるだろ。

・・・歳をとると去年の会話なんて覚えていない。

それどころか昨日の夜に何を食べたのかすら思い出すのに時間がかかる。



「え~と、ほら、あのドラマに出てた人」

・・・有名人の名前を忘れるか!?

ああ、忘れるとも。

誰かを思い出そうと、その人が歌っていた曲を伝えようとすると、それが思い出せないし、出演していた映画やドラマのタイトルすら忘れており、結果的に
「ほら、あの映画にも出てて、あれを歌っていた、メガネのあいつ」
などとなり、唯一の情報がメガネということになってしまう。



「大人になると美味しく感じるの」

人間の味覚や好き嫌いなんぞ簡単に変わってたまるか。

いや、確かに変わる。

もともと好き嫌いはなかったが、好んでは食べなかった山菜類やキノコ類、セロリに春菊などの香味野菜が死ぬほどうまい。

キノコやセロリを一週間以上も食べない日はない。



「あ~やっと春が来たね」

そう、春が待ち遠しい。

そして草花も木々も色づき、虫や動物、鳥たち姿を見ると生命を感じることができる。



大人が言っていることは、すべて真実だったのだ。

自分がある程度の年齢に達し、今になってやっと実感することができる。

気配り気配り

今日の午前中、買い物をしたスーパーでレジを担当していた女性が、あまりにも仕事のできる人なので深い感動すら覚えてしまった。

近くにイオン系のスーパーができたために客足が減り、なかなか黒字化できないそのスーパーは普段から割りと空いていてレジが混雑している場面に遭遇したことがあまりない。

ところが今日は新聞折込チラシが入っており、その特売が魅力的だったのか、足を踏み入れたことがない土曜の午前中はいつもこんな感じなのか定かではないが、複数台あるレジはどこも混雑しており、すべてにお客さんが並んでいる。

最初、『お買い物日記』 担当者と二人で 2番のレジに並んで順番が来るのを待っていたのだが、どうもレジ係の人の動きがどんくさい。

知り合いなのか、お客さんと話をしたり笑ったりしていたのだが、バーコードのない商品をパネルから入力する際、なかなか対象の品物を見つけられず人差し指がパネルの上を行ったり来たりしている。

それが一つや二つならまだしも、バーコードのない商品を手にするたびに同じことを繰り返す。

そして、やっと会計が終わって次の人の順番になったとき、マニュアル通りの
「お待たせしました」
としか言わず、自分がどんくさいがために他より時間がかかって申し訳ないという謝罪がない。

見ているとイライラしてきたので、1番のレジに移動して列に並びなおした。

そのレジの女性は 2番の人と違ってとても手際が良く、次から次へとバーコードを読み込ませ、それがない商品もパネルから素早く見つけて入力を済ませる。

名ドラマーのように右手と左手が別の生き物のように違う動きをして、その流れるような動作は芸術のようでもある。

その途中、二つ隣の 3番のレジから
「両替お願いしま~す」
という声がした。

目の前の 1番レジの人もそれを聞き取っていたのだろう。

少し時間が経っても 3番レジが両替できていないことを察すると
「3番の両替をお願いしま~す」
と大きな声で叫んだ。

その声に反応して少し遠くにいた男性が 3番レジに近づいて行く。

驚いたことに、彼女は一度たりとも 3番の方に目をやっていないのである。

気配とか音だけでまだ両替されていないことを察して、困っているであろう 3番レジの人を助けているのだ。

その時、最初に自分たちが並んでいた、どんくさい 2番レジの人がとうとうパネルから見つけられない商品があったらしく、レジを離れて売り場まで値段を見に行っていた。

いったいこの差は何だろう。

1番レジの人はお客さんの精算を済ませ、次の人の番になったとき
「誠に申し訳ありませんが少々お待ちください」
と言ったかと思うと、ダッシュしてサービスカウンターに行き、何やら黒いカバンを持って 3番レジに行き、そこで両替の作業をして再びサービスカウンターにカバンを運び、猛スピードで 1番レジに帰ってきた。

どうやら先ほど 3番レジに寄って行った男性では役に立たず、両替が終わっていなかったらしいのである。

そして、今回もその状況を見ることなく背中で感じて迅速な行動にでたことに驚かされる。

さらに、どうして男性社員が役に立たず、サービスカウンターの中にいる女性社員も気を利かせて両替してあげないのか不思議でならず、腹立たしさすら覚えてしまった。

飛んで帰ってきた 1番レジの人は
「お待たせして申し訳ありませんでした」
と心からお客さんに詫びて再びレジの作業を続ける。

自分たちの前のお客さんは高齢の方で、買った物を自宅へ配達するこを希望されていたのだが、それを聞くやいなや手早くレジの横から受付の伝票を取り出し、お客さんに書いてもらっている間に精算の作業を続けるという要領の良さだ。

自分たちが買ったものも手際よく精算を済ませてくれて、クレジットカードの扱いも見事にこなしてくれた。

その店は最新の機器が導入されていないので、カード払いにすると伝票発行したりサインを求めたりと、現金を扱うより手間がかかる。

しかし、その一連の作業も彼女の手にかかればスイスイ進み、後ろに並んでいる人に迷惑をかけない時間で処理してくれた。

最初に並んでいた 2番レジではやっと二人目に並んでいた人の番になり、相変わらず何か話して笑いながらモタモタと作業している。

この店において 1番レジの彼女の能力は秀でており、他の店員の要領の悪さや気配りのなさが逆に際立ってしまうのは幸か不幸か。

それほど彼女の仕事ぶりは光っていた。

あまりの手際の良さと気配りの見事さに感動し、店を出てからも 『お買い物日記』 担当者と二人、彼女を褒め称えながら家路に着いたのであった。

「はい」 で終わり「はい」 で終わり

先週の続きのようになってしまうが、季節は春となってスポーツ花盛りだ。

プロ野球の 『お立ち台』、ゴルフの優勝者、その他、フィギュアスケートでも水泳でも格闘技でも何でも勝利者へのインタビューというものがあるが、それを受ける選手が答え、最後に 「はい」 と付けるのが流行の兆し。

質問に答えて 「~ですね、はい。」 「~ですよ、はい。」 「これからも頑張ります、はい。」

この語尾に 「はい」 を付けるのは女子プロゴルファーの宮里藍から始まったように思う。

最初は口癖なのかと思っていたのだが、それが徐々に広まって今では多くのスポーツ選手の語尾に 「はい」 が付く。

頭の悪いアナウンサーの質問に答えるのが鬱陶しくて早く終わりにしたいのか、最後に 「はい」 を付けることによって 「これで終わり」、「この件で追加質問するな」 的な雰囲気がビシビシ伝わってくる。

たしかに野球のヒーローインタビューを聞いてても、おかしな質問の仕方が多い

「三回裏のチャンスで見事なヒットが出ました」

・・・・・。

「あの場面、2ストライクと追い込まれていました」

・・・・・。

・・・・・。

はあぁ!? でぇ!? それから先はどうしたぁ!? それが質問かぁ!?

最初の質問の場合、
「見事なヒットが出ましたが、チームを勝利に導いたご気分はいかがでしょうか?」
とか、
「あのヒットは狙い球を絞っていたんでしょうか?」
と、何が聞きたいのかをハッキリさせなければ答えようがないではないか。

次の質問だって
「あの場面、2ストライクと追い込まれていましたが、焦りはありませんでしたか?」
とか、選手が答えやすいように質問するのがプロというものだろう。

訳の分からない聞き方をするから選手が答えに困ったり、考え考えしゃべらなくてはならない。

阪神タイガースの下柳投手のようにインタビューを断るか、受けたとしても適当な返事しかしないという思い切った行動がとれるならまだしも、そうもできない人はなんとか面倒なことを早く終わらせたいと思うはずだ。

そこで登場したのが語尾に 「はい」 なのではないか。

何を聞かれても適当に返事をして早く切り上げたい雰囲気を前面に押し出す。

「三回裏のチャンスで見事なヒットが出ました」
「ええ、でましたね。 ありがとうございます。 はい。」 (つぎ、つぎ、次の質問は?)

「あの場面、2ストライクと追い込まれていました」
「ええ、追い込まれていましたね。 はい。」 (終わっていい?まだ聞くか?)

インタビューするのは話すことを職業にしている話しのプロなのだろう。

せっかくヒーロー、ヒロインになったのだから、もっと気分良く受け答えできるように気を使って質問をしたらいかがだろうか。

余計な心配余計な心配

いよいよプロ野球も開幕し、今年も熱い戦いが繰り広げられることが期待しているが、大阪と北海道では事情が大きく異なり、阪神タイガースの情報がネットでしか入ってこない。

大阪に住んでいれば望む望まないに関わらずタイガースの情報は NHKのローカルニュースですら試合結果を報じ、タイガース中心のテレビ番組では選手の好不調から二軍にいる選手の情報まで知らされ、その他の情報番組でも必ずタイガースのコーナーがあったりして情報が洪水のように浴びせられ、いやが応にも頭に入ってきたものである。

しかし北海道に住む今、それらの情報はすべて遮断されて何も入ってこない。

その代わり北海道日本ハムファイターズの情報はちまたに溢れており、テレビ、新聞などのすべては大阪での阪神タイガース的あつかいと同等だと思って差し支えない。

朝から晩までファイターズ。

子供から大人、爺さん婆さんまでファイターズ。

妊婦さんまでファイターズなので腹の中の子供もファイターズ。

まだ歴史は浅いが、もう少ししたら生まれる前からのファイターズファンという人も現れるだろう。

で、長かった大阪生活ですっかりタイガースファンに染め上げられた 『お買い物日記』 担当者だが、北海道に帰ってきてから少し様子がおかしい。

もちろん、まだタイガースのことは気にしているが、入ってくる情報量があまりにも少ないので寂しそうでもあり、興味が薄れつつあるようでもあり。

昨年は大きな病気の発覚、手術、治療と忙しく、振り返ってみてもほとんど記憶がない状態なのでプロ野球のことなど眼中になかったと言っても過言ではない。

その治療も二月で終わり、今年は落ち着いて野球観戦もできるが、肝心のタイガースの試合の中継は皆無に近い状況であり、かろうじて対巨人戦の時に放送はされるものの、最近は視聴率の低迷から試合が終わるまで中継してくれることがない。

大阪でのタイガースと同様、日ハムの試合はゴールデンタイムに放送されるし、夜中に 1回から 9回まで完全放送もしている。

これだけの情報を洪水のように浴びせられたなら・・・。

周りからの影響を受けやすい 『お買い物日記』 担当者のことなので・・・。

当然のことながら最近は日ハムのことも気になってきているようだ。

とにかく、ことほどさように大阪と北海道では環境が異なる訳で、去年までタイガースと日ハムへの関心の度合いが 7:3 であったとしても、今年は 6:4、来年は 5:5 と、だんだん日ハムの占める割合が多くなってくるに違いない。

目下のところ我が家の最大の心配事はタイガースと日ハム、それぞれリーグ優勝して日本シリーズで激突することになったら、どちらを応援したら良いものか悩みに悩んでしまうであろうことだ。

しかし、その確率は極めて小さいと思われるので典型的な余計な心配ということかも知れない。

犬のいる風景犬のいる風景

04/03 朝の犬が・・・

早朝、カラスが周りにてもカーカー鳴いても身動きひとつしなかった犬。

自分の毛をくわえたカラスまでいるのに。

それはとても見ていられない光景で、心苦しさはあったが散歩を続けるため再び歩き出した。



この一年、いつも見ていた姿が思い出される。

お買い物日記』 担当者は散歩中も涙を流していた。

そして寂しげに 「あの犬はこれからもあそこにいるよね」 と言う。

そう、犬はとても家族に可愛がられていた。

春には庭に花が咲き、その畑の中で寝ていても叱られなかった。

夏の暑い時期、敷地の奥にある車庫の前面を開放して風通しを良くし、日陰になっている入り口近くにつながれていた。

冬の寒い時期には小屋の中に毛布を敷いてもらい、風が強くても犬小屋の中に吹き込まないように囲いまで作ってもらっていた。

血統書つきの純血種ではく、単なる雑種の毛の長い大型犬だがその姿は愛嬌にとんでいて、とても親しみやすい。

最初の頃はこちらの姿を見るたびに 「ぼふっ」 と吠えて番犬の役目を果たしていたが、最近は見慣れたのか吠えることもなくなっていた。

まだ尻尾をふってくれたりする訳ではないが、立ち止まって手を振ってやると不思議そうな顔をしてこちらを見たりしていた。

その毎日のように顔を合わせていた犬に異変が起こったことは少なからずショックで、いつものように景色を楽しんだりしながら散歩をすることができなかった。



そして昨日、昼近くに外出した際、あのお宅の前を通った。

春の陽気だというのに、やけに空気が重く感じる。

あの場所、いつも犬が姿を見せてくれた場所、この一年間ずっと犬を見守った場所がゆっくりと近づいてくる。

さらに近づいたとき、飼い主である家のご主人が外にいるのが見えた。

花壇に向かって何かしている。

さらに進んで犬小屋が見える場所まで近づいたその時、ご主人がスコップを手にしているのが目に入った。

そして、そのスコップで花壇の横を掘っているのが見えた。

(え?どうして?) とか (やはり・・・) とか様々な感情が胸をよぎる。

ご主人は、ただ無表情に手を動かして穴を掘り続けている。

そして、そのご主人のかたわらには、犬の姿が・・・

・・・。



犬は穴を掘るご主人をボ~っと見ている。

・・・。

全速力で駆け寄って耳を引っぱり、その耳元で腹の底から
「おい!」
と突っ込んでやりたい気分だった。

なんと犬はピンピンしており、すっくと立ち上がってその大きな体を四本の足でしっかりと支えているではないか。

どうやら今朝は周りでカラスがカーカー鳴こうが、すぐそばをウロウロしようが相手にしていられないほど眠かっただけらしい・・・



もの凄く心配して損した。

そしてほっとしたり安心したのを通り越して腹が立ってきた。

そりゃあ勝手に早やとちりして心を痛めたのは自分だ。

勝手に悲しんで涙まで流したのは 『お買い物日記』 担当者だ。

しかし、いくら眠いからといって耳元でカラスがガーガー鳴き、自分の毛までくわえられているのに目を覚まさない犬がどこにいる!

野生のカケラもなく、本能もどこかに置き忘れてきたのか!



実に腹立たしいが、犬の動いている姿を見て本当に嬉しかった。

『お買い物日記』 担当者と二人、「も~っ!」 とか 「腹立つ~!」 などと言いながらもお互いに笑いが止まらなかった。

老犬なのでこれから何年も生きられるはずはないが、今後もできるだけ長生きして目を楽しませていただきたい。

そして、二度とこのような心配をさせないでいただきたいと願っている。

歯医者五軒目歯医者五軒目

過去に通った歯医者

大阪を出てこの町に移り住み、やっぱり問題になるのは歯医者選びだった。

古くから住む人達にリサーチしてみる。

実はこの家から徒歩 3分のところに一軒の歯医者さんがあり、それは 『お買い物日記』 担当者が子供の頃から存在するので言わば老舗的なところだ。

歯科医の過当競争が激しさを増して弱肉強食のごとき生き残りかけた争いが繰り広げられる時代にあって、淘汰の波にさらわれずに続けていられるのは、医師は相当に腕が良く、固定客が数多くいるのではないかと予想される。

当然のことながら評判も上々なのではないかと聞いてみたところ、これが予想に反して微妙な反応なのである。

みんなが共通して言うのは
「先生が怖い」
ということだ。

なんでも
「すぐ怒る」
とか
「しょっちゅう叱られる」
のだそうで、なかには
「もの凄く怖いから絶対に行きたくない」
という人まで現れる始末だ。

ただし、話を総合すると腕は決して悪くないらしい。

いくら腕が良くてもそんなに恐ろしい歯医者をわざわざ選択することもなかろうと、結局はどこに行くのか決めあぐねていた。

例年であれば 6月と 12月に何もなくても検査を受けに行っていたのだが、昨年は急な引越しをしたこともあったり、『お買い物日記』 担当者が大病を患ったり、歯医者をどこにするかグズグズと迷ったりしているうちに日が経って行きそびれてしまった。

そんなこんなで過ごしていた 2008年の 10月、以前から何度もとれている差し歯が食事中にポロリと抜け落ちてしまった。

そうなったらグズグズしていられない。

「行くとしたらここかな?」
という程度には目星をつけていた歯医者での治療となった。

その歯医者は妙に空いていた。

受付を終わらせ、待合室に行っても誰も居ない。

奥からは治療中である歯医者特有の音も聞こえてこない。

当日のことは 『管理人の独り言』 にも書いたように、先生が少々荒っぽい感じはしたものの、大きな問題があるとは思わなかった。

しかし冷静に考えてみると、ちょっと腑に落ちないことがある。

大阪では何度だって入れなおしてくれた差し歯なのに、形状が合っていないから作り直したほうが良い的なことを言ってくる。

大阪では抜こうとせず、食べ物が挟まらないようにしてくれていた親知らずも抜いたほうが良い的なことを言ってくる。

そして歯の検査をしてもらったところ、多くの歯で歯周病が進んでいるから治療したほうが良い的なことを言ってくる。

10カ月前に大阪で検査してもらったときは歯周病の“し”の字も言われなかったのに、そんなに急速に進行するのだろうか。

最後に歯石を除去してもらったのだが、その際に感じた歯茎全体の痛みは半月ほど癒えることがなかった。

そして何よりも、あんなにスカスカに空いているのは人気がない証ではないのか。

「また 3-4カ月したら歯周病の検査に来てください」
と言われたが、もう二度とその歯医者に行くことはなかった。

そして、他に良い歯医者はないものかとリサーチを続ける日々が再び続いたのである。

歯医者

猛省猛省

結論から先に書くと、昨日の夕方に発生したネット回線の不通の原因は我が家にあったことは間違いなく、IT業界の端っこに身をおく者として、あるまじき失態をさらしたばかりか NTTのオペレーターに対して嫌味たっぷりな態度をとってしまったことを深く反省し、どこのどなたかに不快感を与えてしまったことも猛省するとともに陳謝する次第である。

数週間前、同じくネット接続できなくなる状態になったことがあった。

同時に使用している IPフォンも不通になったことから、これは間違いなく NTTかプロバイダでトラブルが発生したものと思われ、もし長引くようであれば原因を究明しなければいけないと考えているうちに、小一時間ほどして復旧した。

その後、NTTのサイトを見ても、プロバイダのサイトを見ても障害の報告はなく、いったい原因はどこにあるのか不明なまま時が過ぎてしまったことが今回の件に関しても業者に不信感を持ってしまったことが根底にある。

昨日の夕方、『お買い物日記』 担当者が
「ネットが繋がらないみたい」
と言い、
「ブラウザを再起動してもダメ」
と救いを求めてきた。

自分のパソコンから試してみても繋がらない状態だったので、
「回線かプロバイダかもね」
と答え、
「一時間くらいしたら復旧するんじゃないかな?」
と伝えておいた。

前述したように、数週間前にも不通になることがあったので
「またか」
という程度にしか考えていなかったのである。

ところがその一時間後、パソコンを操作しても繋がらない。

それでも、長く不通になることはないだろうと考え放置を決め込んでいた。

晩御飯を食べ、テレビを見たり何だかんだと時間が過ぎた 21時、やっぱりネットは繋がらない。

前回の経験と同様に IPフォンも不通のままだ。

ためしにパソコンからルータの設定を確認すると、外部とのコネクションが 『切断』 状態のままになっている。

手動で接続を試みるも、何度トライしようが繋がらない。

そこでついに NTTへの接触を試みる。

その時の状況は 『管理人の独り言』 にある通り。

原因は NTTに違いないと信じ込んでしまっている自分は 113が 24時間対応ではないことに不満を持ち、116でも状況を打破できないことに腹を立て、ついついオペレーターのお姉さんに嫌味たっぷりな口をきいてしまった。

それでも就寝までに繋がるかもしれないとのん気にかまえていたが 22時になっても復旧しないので、この雑感の更新を諦め、パソコンの電源を切り、他で運用しているブログや管理人の独り言を携帯電話から更新した。

文字入力する親指に限界を感じ、そこそこで切り上げたのが 23:30。

そろそろ就寝しようかと立ち上がり、ルーターに目をやると光っている LEDの数も少なく、まだ繋がっていないことを物語っている。

次に何とはなしに光回線終端装置に目をやると、一切のライトに光が灯っていない。

・・・・・。

「NTTに問題があるんじゃなくて機器の故障か?」

・・・・・。

装置を手に取り、調べようとしたその時!!

電源コードがコンセントから抜けていて、ズルリと動く。

・・・・・・・・・・。

手にとってみると、間抜けにプランプラン揺れている。

・・・・・・・・・・。

愕然と、そして呆然と、さらには唖然としてしまい、宙を見つめたまま少しの間かたまっていた。

そして脳裏によぎる取説の文字。

============================================
故障かな?と思ったら
コンセントに正しく接続されていますか?
============================================

「そんな奴いないだろ!?」
と馬鹿にしていたものだが、その馬鹿がここにいた。

116のオペレーターを思い、天に向かって泣きながら謝ってみたが、その声が届くはずなどない。

あの時の
「申し訳ありませんが・・・」
という悲しそうな声。

その声を思い出しながら、当分は猛省の日々を送ろうと思う。

歯医者四軒目-後編-歯医者四軒目-後編-

過去に通った歯医者

先週の雑感に書いたように差し歯の一本がグラグラになっており、レントゲンを撮った結果、土台となっている自分の歯が割れてしまっていることが判明した。

土台がダメなのであれば何度歯を入れ直しても無駄というものであろうし、安定せずにグラグラした状態のままでは気になって前歯を使うこともできない。

もう 「かまわねぇ、ずっぽりと抜いてくんな」 的な江戸っ子ばりの覚悟をしたが、問題となっている歯を左右の歯に固定して支えるという技を駆使して治療する方針が示された。

こちらとしても痛い思いをして抜かれるより少しでも楽な方法があるのであれば大歓迎であるので、その方針に素直に従い、結果的に歯が抜かれることはなく治療が終わった。


前の歯医者では親知らずを三本も抜いていたが、とうとう左下に最後の一本が姿を現した。

そいつがとてもひねくれた奴で、もの凄く斜めに生えてきたものだから途中で奥歯と接触して進路を阻まれ、中途半端に顔を出したまま成長を阻害されている。

またその角度が微妙な具合で、とても高い確率で食べ物が挟まってしまい、食事のたびに爪楊枝のお世話にならなければならず、相当なストレスを感じていたのだが、親知らずなんていうものは生えてきたら抜かれることが多く、ましてや変な生え方をしているのだから当然の事ながら抜かれるものと思われた。

今度こそは 「かまわねぇ、ずっぽりと抜いてくんな」 と覚悟して相談したが、食べ物が挟まる場所を埋めることで対処し、やっぱり抜かれることはなかった。

その治療方針は自分としても精神的苦痛、外的苦痛を受けることがないので好感が持てたが、実は先生が血を見るのが嫌いだったのではないかとちょっと疑ったりしている。

真相がたとえどうであれ、歯を抜かれることもなく、そして以降に何の問題もないのであればわざわざ痛い思いをしてまで抜歯してもらう必要などないだろう。


お買い物日記』 担当者に歯医者さんがとても優しく、あえて大規模工事のような治療をせず、必要最低限の治療をしてくれることを伝え、それからは二人で通うようになった。

『お買い物日記』 担当者も先生のことが気に入り、その的確な治療方法、すぐに抜くことはしない治療方針を二人で褒め称え、紹介してくれたご近所さんに感謝したものだ。

それからは二人で半年に一度、何も問題が起きていなくても検査を受けに行くことにしていた。

自分では気づかない小さな虫歯ができていないか、歯石がついていないかなどを診てもらい、最後に歯をクリーニングしてもらう。

たまに極々小さな虫歯が発見されることもあったが、本当の初期であるため簡単な治療で終わるので何度も通う必要がなく、また、痛い思いをするほどの治療にもならない。


医者と患者の良好な関係を保ちつつ長年お世話になった歯医者さんだったが、遥か北の大地に引越しすることになっては二度と通うことができない。

大阪を旅立つ日、JRの駅に向かう途中で歯医者さんを訪ねて長年お世話になったお礼を言い、引越しする旨を告げてから千里丘を後にしたのであった。

歯医者

歯医者四軒目-前編-歯医者四軒目-前編-

過去に通った歯医者

久々に歯の治療を始め、以前はボロボロになって歯が抜けようと折れようと歯医者さんに行かずに放置しておいたところ、口内が荒れ放題に荒れた廃屋のごとき状態になってしまったことを思い出している。

以前勤めていた会社の社長に脅され、なだめすかされて、やっと治療に行った歯医者さんが最悪で・・・というのが前回までの流れだった。

もう二度と歯医者さんで怖い思いをするのは嫌だったので、それからの自分は生まれ変わったように定期的に検査を受け、ちょっとでも悪くなっていれば早目に治療してもらうように心がけるようになったのである。


先週の雑感にも書いたが医者と患者には縁とか相性というものがあり、いくら腕が良くても人柄が好きになれなかったりしたら長くは続かない。

何回か通っておこなう治療にしても、何年間にもわたって定期的に訪れて検査をしてもらうにしても、相性がよくて信頼関係が構築されていなければ難しいだろう。


だれでも同じだと思うが、大阪に行って最初に歯医者さんに行く必要に迫られたとき、近所の人とかに評判を聞いて回ったものである。

当時は今ほどネットが普及していなかったことと、掲示板やブログなどで情報収集する手段を持ち合わせていなかったこともあり、頼れるのは土地に古くから住んでおられる人達によるフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションで得られる情報のみだ。

中でも向かいに住んでおられたお年寄り夫婦とそのご子息、さらにはその子供という親子三代にわたって通っているという歯医者さんに魅力を感じ、近くの商店街にあるその歯医者さんに通うことに決定した。


最後に治療を受けた歯医者さんがとんでもないところで、さらには引越し前の突貫工事が災いしたのか、あるいは極端に腕が悪かったのか、入れてもらった差し歯がポロリと抜け、次に別の前歯も抜け、それからは年に一度くらいの割合で右や左の歯がポロリポロリと抜けていた。

そのたびに歯医者さんに行って治してもらっていたのだが、その先生は一度たりとも以前通っていた歯医者さんを悪く言わなかった。

よく抜ける一本は型が合っておらず、中に空間ができているので噛む圧力によって微妙に動き、せっかくセメントで固定しても少しずつ弱くなって抜けてしまう。

同じく抜けやすいもう一本は、土台となる本物の歯を削りすぎて薄くなっていたために噛む力に耐え切れず、割れてしまっていて何度入れなおそうと固定させるのは難しい。

いわば前回の歯医者さんの技術が劣っていたと言えるだろうが、決してそのことは口にしない。

営業職でも同じことが言えるが、他社(他者)を悪く言って自社(自分)を良く見せようというのは最低の手法であるにも関わらず、その手を使ってしまう人が実に多い。

しかし、その先生はそういうことを口にせず、作り直したほうが良いとも言わず、抜けた差し歯を何度も持って行ったが、その度に淡々と治療してくれた。


その人柄に加え、とてもおだやかな口調で話してくれたり説明してくれるところが好きで、大阪に住んでいる間は最後までお世話になることになったのである。


~ つづく ~

歯医者

闘いの終焉闘いの終焉

2月13日、医師の口からガン細胞の転移がないことが告げられた。

半年間に及ぶ病魔との闘いに終りがきた瞬間だ。

お買い物日記』 担当者と二人、いままでで一番深いため息をついた。

あまり深くは触れていなかったが、その始まりは深く、そして重いものだった。

病気が発覚してから治療を終えるまで、『お買い物日記』 担当者はどれくらい泣いただろう。

長くは生きられないと思い込んでしまった絶望の涙。

その恐怖に負けそうな苦しみの涙。

人生が終わってしまうかもしれない悲しみの涙。

手術だけでガン細胞を取りきれず、治療が必要だと知って流した涙。

女性の象徴である髪が抜け落ちてしまって流した涙。

退院できた時、完治したと分かった時、入院中にお世話になった看護師さんに挨拶に行った時。

要所要所で流れた涙はペットボトル 2本分くらいになったかもしれない。



病気のことを知らされた去年の夏。

ガンの疑いがあるというより、ほぼガンであろうという医師のみたて。

それからやっと落ち着くことができた先週の土曜日までを一気に駆け抜けた気分だ。



今回のことでつくづく良かった感じたことが何点かある。

一点目は自分は一人暮らしの経験が長く、炊事、洗濯など家事がさほど苦にならなかったこと。

『お買い物日記』 担当者の病気仲間の話では、それぞれの旦那さんは何かと苦労している。

ちゃんと毎日炊事をしているか、証拠写真を撮って携帯電話のメールで報告することを義務付けられたりして必死に頑張っている人もいた。



二点目は自分がサラリーマンではなかったこと。

最初は知り合いもおらず、心細そうにしている 『お買い物日記』 担当者を毎日見舞うこともできたし、洗濯物だなんだと世話をしてやることもできた。

これが勤め人だとそうはいかず、病気をした本人が苦労するか、親戚縁者の世話になってものすごく気を使うことになってしまっただろう。



三点目はしっかりと生命保険に加入していたこと。

かなりの長期間かつ高額な医療費になるので国(社保庁)の高額療養費制度を受けられるが、それでも保険金を得られるのは精神的にも大きく安心できる。

保険に関しては 『お買い物日記』 担当者にすべてを一任しているので偉そうにはいえないが、やはり良い保険を選び、良い担当者に付いてもらったほうが良い。

こちらはあくまでもお客さんなので、気が合い、仕事のできるしっかりした担当者にめぐり会うまで安易に契約しないことだ。

病院で携帯電話が使えるエリアに座っていると、日に何度も保険会社に電話し、もの凄い剣幕でまくし立てている人がいた。

きっとうまく連絡がつかなかったり、保険の手続きがスムーズに進まなかったり、しまいには保険金が出るか出ないかで大もめにもめていたのだろう。

その点、我が家では数回の E-mail 送受信、一度の電話による直接会話だけで手続きはスムーズに進行した。

誰しも入院してまでストレスを感じたり神経をすり減らしたり、もめ事を起こしたくなく、治療や療養に専念したいものである。

そういう意味からも保険には加入すべきだと思うし、しっかりした担当者を見つけるべきだと思う。



そして最後に、やはり病院(医師)に恵まれたこと。

いくら最新の設備が整っていようと、腕が良いと評判であっても、長期入院と治療をする場合は医師と患者、病院と患者の相性が大切だ。

『お買い物日記』 担当者の場合、もちろん治療には副作用もともなうので辛かったと思うが、病院に行くこと自体、入院すること自体は苦にしておらず、むしろ仲間もできて楽しく過ごすことができたのではないかと思う。

看護師さんも良い人ばかりで嫌な人などおらず、担当医は沈着冷静、淡々としたなかにも人情味のある人だった。

今は昔と違い、複数の医者に診断してもらうセカンド・オピニオンも定着してきているので、複数の病院で診てもらい、自分と相性の良い病院、医師を見つけるのも重要なのではないだろうか。



とにかく我が家における病気との闘いは終わった。



一度発症してしまった以上、また、遺伝学的にも新たなガンを発症するリスクは残念ながら普通の人より高い。

それでも早期発見、早期治療をすれば現代におけるガンは不治の病ではないことを身を持って知った。

もし万が一にでも発症することがあったとしても、その都度やっつけてやれば良い。



これからも定期的な検査を怠らず、真面目に病院通いさせようと思う。