大阪府摂津市JR千里丘駅周辺密着情報!!

雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

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2002年11月

権利と立場 権利と立場

  来月(12月2日)から千里丘駅に停車する JRにも女性専用車両が登場する。いつも通勤に利用している車両が対象だったらどうしようと不安に思っていたが、大阪側に一両だけズレていたので同じ車両をこれからも利用することができる。大きな理由はないが、いつもと同じ車両に乗らなければなんとなく落ち着かないのである。

  案内を良く読んでみると専用車両は始発から 9:00までと、17:00から 21:00までのラッシュ時に限られるようだが、出勤時も退勤時も該当の時間帯に当ってしまう。ということは、今まで同じ車両に乗っていた女性が隣りに移動し、隣りに乗っていた男性が同じ車両を利用することになる確率が高い。

  あらかじめ宣言しておくが、チカン行為を働く気などない。が、しかしである。電車内では本を読んでいるので女性を観察することもあまりない。でも、である。”おっさん” だらけの車両に乗り合わせるのは正直言って鬱陶しい。これからの年末年始、酒の臭いが充満した電車に乗るだけでも嫌なのに、それが ”おっさん” だらけで 「ガハガハ」 という笑い声が溢れているのかと思うと、想像しただけでおぞましい。

  他人から見れば自分も 100% ”おっさん” であろうから、他の ”おっさん” と同化していれば良いと言われそうだが、それでも嫌なものは嫌なのである。そもそも、そういう事態になってしまったのはチカンがいるから悪いのである。正義漢ぶる気はないが、チカンは女性にとって許せない行為であろうし、そもそも犯罪である以上はやってはいけないことなのである。

  だいたい嫌がる女性の体を触って何が楽しいのだろうと不思議に思ってしまう。そういう輩がいるから専用車両が登場してしまうのである。JRが実施したアンケートによると男性も女性専用車両に賛成する人が多い。チカン行為をしてもいないのに女性からあらぬ疑いをかけられたり、変な目で見られるよりは専用車両を設けた方がマシということなのだろう。

  地下鉄の御堂筋線では 11月11日から女性専用車両がすでに実施されているが、こちらを利用するのはギリギリで 9:00を過ぎていることが多く専用車両が解除になっているため、変に気を使わずに済んでいる。それにしても、くどいようだが、”おっさん” だらけの車両に乗るのは気が重い。女性と共に 「チカンのバカヤロ〜!」 と叫びたい気分である。

  最近は逆差別ではないかと思えるくらい女性に対して気が使われているように思う。女性専用車両などは女性を守る意味からも必要だとは思うが、テレビやラジオの CMでは過剰なほど神経を使っている。仕事場では FMラジオを流しているのだが、そこから聞えてくる多くの CMには ”強い女性” と ”情けない男” が登場する。

  料理や掃除の CMに女性を起用すると女性の権利を主張する団体から抗議が殺到することもあるという。「料理や掃除は女性だけの仕事ではない」 ということなのだろうが、それに屈して男性が料理して女性に食べてもらったり、男性が風呂やトイレの掃除をしているシーンをよく見かける。別にどちらが料理しようが、掃除をしようが ”どーでもいい” ことなのだから、神経を使いすぎるのはどうかと思う。

  そこまで男性を卑下しなければならないのかと思えるような CMがラジオには多い。情けない男を登場させて女性からの失笑をかっていれば抗議も来なくて安全なのかもしれないが、男女が同権なのであれば情けない男が登場しようと情けない女が登場しようが構わないはずなのに、女性からの反応だけを恐れて安易に CMを制作しているように思う。

  まあ、日本の家庭でサイフのヒモを握っているのは女性である場合が多く、購入の決定権も女性が有している場合が多いので、メーカや販売店は女性の機嫌を損ねない方が無難なのであろう。そう考えると昨今の CM事情も致し方がないことなのもしれない。

  百貨店の下着売場でも男性の立ち入りを禁止しているところがあるらしい。別に売場に入りたいとは思わないし、買物について行っても下着売場には入らず、通路をウロウロして待っているので自分としては立ち入りを禁止されても構わないのだが、そういう方面を趣味としている人は困ってしまうだろう。いや、そういう趣味の人がいて女性に迷惑だから立ち入りが禁止されたのかもしれない。

  本当に困るのは他社の品物や動向を偵察している下着メーカの男性社員かもしれないが、これからは女性社員がその仕事を担うのかもしれない。いずれにせよ、これから何年後かは 「男が住みにくい世の中になるんだろうな〜」 と、諦め半分で覚悟したりしているのである。

2002 / 11 / 24 (日) ¦ 固定リンク

外見 Episode II 外見 Episode II

  かなり以前の雑感でも触れたが、とあるメーカのシャンプーが体質に合わず頭皮がただれてしまったことがある。第一の目的は頭皮が剥げ落ちてくるのを防止するため。第二には邪魔な前髪を固定されるのを目的に Depで髪をオールバックに固めていた。

  それに加えて考えごとをすると眉間にシワを寄せる癖があるので、その外見から他人に必要以上の警戒心を与えてしまっていたらしい。それに輪をかけて ”元不良” だったものだから歩き方がだらしない。さらにさらに、若い頃は神経も尖っており、目つきも以前の雑感に書いた通り決して良くはない。それらすべてが相乗効果を発揮し合い、どう見ても ”あやしい人物” と判断されていたようだ。

  実際には小心者で心優しいのだが、他人からはそのように見られない。まだ大阪に住んでいない頃の話だが、勤めていた会社の本社が大阪だったため、何度か出張で訪れたことがある。仕事が終わって食事がてらに ”ミナミ” に繰り出すときは、ホテルに寄ってチェックインを済ませることが常だったが、ワイシャツにネクタイ姿のままでは堅苦しいので黒い Tシャツの上にスーツを着て外出する。

  オールバック、悪い目つき、眉間にシワ、ガラの悪い歩き方、黒い Tシャツにスーツ姿、これで悪条件がすべて揃ってしまうことになる。人からどのように見られているかなど気にしない性質なので、平気な顔をして ”ミナミ” を闊歩していると前から歩いてくる人が道を譲ってくれる。「大阪の人たちは親切だなぁ〜」 と思い込んでいたのだが、「どうやらそうではないらしい」 と気付いたのは、だいぶ後になってからである。

  当時の勤務先では皆が慣れていたので、外見が恐いとか言われなかったが、大阪に転勤して来た当初は怯えた目で見られることが多かった。若い社員の間では恐れられていたらしく、社内を歩いていても皆が怯えている。転勤後に勤務していたのは大きなビルで、その 1フロアすべてを会社が借りていたため、端から端まで移動するには相当な距離ある。

  当時所属していた部署はフロアの端にあり、よく話をしなければならない他部署の長は反対側の端に席があった。一日に何度もフロアの中央を端から端まで移動することになるのだが、自分が歩いていると通路で談笑していた若い社員がササ〜っと避けていく。まるで映画の十戒でモーゼが海を割って進んでいく姿のようだ。

  談笑していた顔が明らかに引きつった顔に変わり、まだ気が付いていない人の袖を引いてまで逃げるように通路をあけるのである。最初は 「何もそんなに怯えなくても・・・」 と思っていたが、そうされるのにも慣れてしまったのと、別に怒っている訳ではないことを説明するのも面倒なので放って置くことにした。

  イライラしているときなどは通路にいる若い社員に軽くではあるが蹴りを入れたりチョップしたりして遊んでいた。そんなことをするものだから余計に恐がられもしたが、しまいには皆も慣れたらしく、キックしたりチョップしたりすると 「わぁ〜!」 と言いながら死んだふりなどして遊んでくれていたのである。

  毎日の事であれば回りも慣れてくれるので助かるが、初対面の人には外見で判断されるので困ったことも多かった。転勤してくる前の話だが、大阪本社から大至急の荷物が送られてきたことがある。あまりにも時間がないため、航空便で送られて来た荷物を空港で受け取ることになった。

  その時の季節は冬で、黒い光沢のあるコートを着ていた。それも普通のデザインのものではなく、まるでナチス軍のゲシュタボのようで、オールバック、悪い目つき、眉間にシワ、ガラの悪い歩き方にガラの悪いコートが加わったものだから、外見は ”あやしい度 MAX” なわけである。

  空港のカウンタで荷物を受け取り、封をビリビリと破って中身を確認した。中から出てきたのは基盤や電子部品、配線などが剥き出しになった一般人にとっては ”怪しい機械” である。移動中に配線が外れていないかを確認し、大丈夫だったので 「ふむふむ」 とうなずきながら機械をポケットに突っ込み、それが入れてあった封筒ををゴミ箱に 「ガン!」 と捨てて歩き出した。

  その時、警備の制服を着た空港の関係者と目が合ったのだが、怪訝そうな顔をしてこちらを見ている。「ふんっ」 と無視して電車のホームに向かったのだが、気になって後ろを振り向くと警備の人が四人に増え、なにやら無線で交信しながら後を付けて来ていた。怪しげな人物が怪しげな機械を持って空港内をウロウロしていたので非常警戒態勢に入ったのだろう。

  その話をすると皆に笑われるのだが、自分にとっては外見だけで警戒された悲しい思い出なのである。

2002 / 11 / 17 (日) ¦ 固定リンク

外見 Episode I 外見 Episode I

  『人は見かけによらない』 とか 『外見で判断してはいけない』 などと過去の雑感に何度か書いてきたのだが、初めて会った人は内面が分からないものだから第一印象は外見で判断せざるを得ない。一度決定付けられてしまった印象は余程のことがない限りは変わることがない。

  異性に対しては綺麗、可愛い、カッコイイなどの好印象から、不細工、気持ち悪いなどの悪印象まで様々だが、外見が美しくても内面が美しくない人や、外見が美しくなくても内面が美しい人もいるので外見だけで判断してはいけないのである。しかし、人に悪印象を与えない方が良いに決まっているから人は外見に気を使う。

  女性も男性も着飾って美しく見せようとするし、化粧もする。しかし 「どう見てもそれは間違っているだろう」 と言いたくなる人もたまに見かける。本来、化粧というものは美しく見せるためにするものであるはずなのだが、笑いを取ろうとしているとしか思えないような化粧をしている人もいる。

  最近も大阪駅で頬に赤い化粧をしている人がいた。まるでコントに出てくるような感じでクッキリと丸が描かれている。可愛らしい顔立ちの女の子なのに 「なぜ?」 と問いかけたくなってしまった。最近は絶滅したようだが、数年前まで通称 『ヤマンバ』 と言われる化粧が女子高生の間で流行していた。顔を黒くしてマブタや唇が白い ”あれ” である。

  オッサンである自分はその感性について行くことができず、ただ 「なんなのだ、なんなのだ」 と通り行く女子高生を眺めていた。若いうちは何もしなくても可愛らしいのに、何故に不細工に見える化粧をしなければいけないのか不思議でならなかった。しかし、どのような化粧法であれ自分を飾ろうとする意識があるだけ ”マシ” なのかもしれない。

  以前読んだ本には 『どうして女性は何もしなくても可愛い時に化粧をしたり着飾ったりし、少し考えた方が良い年齢になると何もしなくなるのだろう』 と書いてあったが、それには共感をおぼえてしまう。何もしなくたって若さという最強の武器を持っており、肌もツヤツヤな時期に 「これでもか!」 というくらい化粧を塗りたくっている。

  最近の流行なのかもしれないが目の周りを 「どこまでが目なんだぁ!?」 と問い詰めたくなるほど黒々と塗ったりして、顔の原型がまるで想像できない。まるで絵画のように化粧を塗りたくった顔でツンとすまして歩いているのを見ると、「そんなに化粧をしなくても・・・」 とトホホな気分になってしまう。

  ダイエットだってそうである。若い頃は誰だってパンパンに、はち切れんばかりの体をしていて当り前なのだが、食事制限などして無理に痩せようとする。海外から個人輸入したダイエット薬を服用して死亡事故まで発生している。食べすぎが原因で太ってしまったのなら食事制限も必要なのかもしれないが、それほど太っているわけでもなく、細く見える子までダイエットに励んでいる。

  ところが、ある程度の年齢になると努力と無縁になってしまう女性が多い。太ったら太りっぱなし、外出のときも口紅をつけるくらいなもので、髪型も服装にも頓着しない。女性ばかりではなく男性も年齢とともに服装などに無頓着になってくる。すでに欠点をカバーしていた若さがないのにである。

  すべてではないが、これは日本特有の現象のように思う。若い時に親の金でブランド品など身分不相応なものを買い漁り、身奇麗にすべき親には金がない。こんなことで良いのだろうか。繰り返しになるが、若い頃は何もしなくたって美しいのだから、ジーンズに Tシャツ、薄化粧で体が必要とするエネルギー源である食べ物をバクバク食べていれば良いのである。

  親は悲しい格好で我慢するのではなく、自分のために金を使えばよいのである。また、そうしなければ若い頃より確実に見劣りする外見を補うことなどできないではないか。今の日本は何かが間違っているいると思えてならない。

  外見のことを偉そうに書いてはいるが、とやかく言う自分は身なりをあまり気にしない。近所に出かける程度であれば室内着のままで済ませたい。ボッカ〜ンと寝グセが付いたままで外出するのは、はばかられるので髪を撫でつけるくらいのことはするが、短時間の外出でいちいち着替えるのは面倒なのである。

  若い頃も、あまり品の良い格好をしていなかったので人からは外見だけで恐がられたこともある。そんな ”悲しい?” エピソードは次回までにまとめておくことにする。

2002 / 11 / 10 (日) ¦ 固定リンク

私的漫遊記 その四 私的漫遊記 その四

  前の会社に勤めていたころは出張も多く、飛行機の利用回数も多かったので空港のシステムに疑問を感じたり、変な人を目撃することが何度かあった。自分が常識人であるとは思っていないが、どう考えても不思議なことや納得できないことが多々ある。

  まずは人の迷惑を考えない奴が多いのに腹が立つ。飛行機に搭乗するときは皆が一斉に乗り込むわけだから後ろから来る人を気遣えば良いのに、上の棚にノロノロと荷物を入れたり上着を脱いで、それを綺麗にたたんで棚に入れたりと通路でモチャクチャしている奴がいる。そこで人がつかえて大行列になっているのに自分のことしか考えていない。

  そういうアホはどこにでもいるので仕方ないのだが、航空各社も飛行機の後ろの座席の人から搭乗させるとか対策を講じれば良さそうなものである。そうすれば搭乗に費やす時間も短くて済むのだから結果的に効率化を図れると思うのだが、そうしていないところを見ると何か事情があるのかもしれない。

  腹の立つことが多いのだが、度が過ぎると笑ってしまうこともある。かなり以前の話になるが、空港のゲートを通過する時に受ける手荷物検査で何やら係員ともめているオバチャン軍団に遭遇した。あのゲートも人が並んでいるわけだから、なるべく後ろの人の迷惑にならないように、さっさと通過すべきところなのに長い時間をかけて言い争っている。

  何事かと話を聞いてみると、機内に果物ナイフを持ち込もうとしているのである。誰がどう考えてもナイフなど持ち込めるはずもないし、そんなものを持ってはいけないのであるが、オバチャン軍団は係員の言うことを聞こうとしない。「私達はハイジャックなどしない!」 と、だから 「持ち込んでも心配ない」 と係員を説得しようとしている。

  いくら説得工作を図ってみたところで持ち込めるはずがないという常識をオバチャン軍団は持ち合わせいないようだ。「規則ですから」 と言う係員に向かって発せられた言葉は 「じゃあ、このリンゴの皮はどうやって剥くの」 という質問だった。その言葉を聞いたときは後ろで長時間待たされてイライラしている怒りを忘れて笑ってしまった。

  すっかり旅なれてしまい、一泊の出張程度であれば替えの下着と靴下をスーツの内ポケットに入れ、手ぶらで飛行機に乗るという大胆不敵な態度だったので、機内で放映される非常時のビデオなどろくに見もしなくなってしまったが、以前に見た人生において初めて飛行機に乗ったと思われる親子連れは真剣そのものでビデオを食い入るように観ていた。

  母親と中学生くらいの男の子は、シートベルトの説明を観ると自分のベルトをカチャカチャと付けたり外したりして確認し、救命胴衣の説明を観ると座席の下に手を突っ込んで 「あるある」 と確認している。今にも取り出さんばかりの勢いだったので見ていてドキドキしたが、確認作業だけだったので少し安心した。

  酸素マスクの説明を観ると天井を指差し確認しながら 「ここだ、ここだ」 と言っている。非常口(扉)の説明を観ると、それも扉の場所を指さし確認している。最後の 「座席の前にある冊子を見ておくように」 という説明にも素直に従い、二人で真剣に読んでいた。

  非常時のことを一通り確認し終わった親子は、冊子に載っている機内放送に興味を持ったらしく、肘掛にあるスイッチ類をあれこれ言いながら触っていた。その放送を聞いてみようという事になり、イヤホンを袋から取り出して装着したのだが、普通はお医者さんの聴診器のように耳から下にぶら下げるべきところを頭の上から装着してしまった。

  頭の上からコードがピョコンと出ているものだから、とても邪魔くさそうにしている。そのままの目を閉じて音楽に聞き入っている親子の姿を見て、失礼だとは思ったがこらえきれずに吹き出してしまった。誰にでも初体験というものはあり、当然のことながら知らないこともあるわけだから、そんな姿をみて笑ってはいけないと分かってはいたのだが、その可笑しさをこらえることができなかった。

  旅行をすると疲れてしまうと分かってはいるが、このところの雑感を書いているうちに少しだけ遠出をしてみたい気分になってきた。しかし、仕事でやっている訳でもないのに 「ホームページの更新を休むわけには・・・」 という妙な責任感が頭をもたげてしまう。

  ・・・というのは単なる言い訳で、アウトドアよりも家でコチョコチョと地味な作業をしている方が性にあっていたりすのであった。

2002 / 11 / 03 (日) ¦ 固定リンク

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