野球シーズンが終わってしまい、何だか力が抜けた毎日だ。 ちょっとヒマな時、テレビで見たい番組がない時、例え興味のある球団の試合じゃなくても、ぼんやりと画面を眺めていることができたが、今はテレビのスイッチを OFF にするしかない。 ケーブルテレビや CS 放送でも受信していればスポーツ専用チャンネルを楽しめるのだろうが、そこまでするほどスポーツに興味はない。
そんな訳で少し寂しい季節になってしまったが、今年の日本シリーズでは、
10/26 の独り言に書いたように、陰ながら応援している日ハムが、心底嫌いな中日を倒してくれたので実に気分が良い。 過去の独り言から何度も中日が嫌いだと書いているが、あのチームが嫌いなことに確たる理由がある訳ではなく、最初は何となく好きになれないという程度だった。
そこに現役時代から嫌いだった落合氏が監督として就任したため、嫌いな度合いが倍増し、心底いやになった訳である。 落合氏が嫌いな理由はいくつかあるが、現役時代の言動に腹が立ったり呆れたりしたのが一番の原因だ。 一流選手で、素晴らしい成績をおさめたことは知っている。 その実績は尊敬すべきものかも知れないが人間として尊敬できない。
彼がバッティング練習しているところにテレビの取材があったとき、カメラマンに向って 「そこは危ないよ」 と言っていた。 それは彼の姿を真正面というか真横というか、ピッチャーから見た角度ではなく、それとは直角の位置、つまり落合氏の体の正面で首は横を向いている状態だ。 普通に打てば球は前方に飛ぶのだから、真横のカメラが危ないはずがない。
ところが、落合氏はボールをカットして真横に飛ばし、カメラを直撃した。 そして 「だから危ないって言っただろ」 的なことを言いながらニヤニヤしている。 テレビ局の人は 「わざと狙ったに違いない。 すごい技術だ」 と誉めていたが、そんなはずはなかろう。 確かに方向的にはカメラマン側を狙ったのだろうが、カメラのレンズをピンポイントで狙えるはずがない。
そんな技術があれば三冠王や首位打者などという次元ではなく、年間打率 8割以上だって可能なはずだ。 カメラマンを驚かせてやろうと方向的には狙ったのだろうが、カメラのレンズに当たったのは偶然に過ぎないはずだ。 それなのにアホみたいに称えるレポーターに対して否定もせず、さも最初から狙ってました的な受け答えをして自慢気な顔をしている。
何年のことだったか忘れてしまったが、オールスター戦に出場した落合氏。 確かに難しい球をホームランにした。 それ自体は素晴らしいプレーだが、その後のインタビューがいけない。 レポーターが 「難しい球を素晴らしいホームランでした」 と水を向けると、彼は 「あれは俺だから打てるのであって、若い選手は真似をしてはいけない。 あの打ち方をすると体がバラバラになってしまう」 などとぬかす。
漫画 『巨人の星』 で大リーグボール 1号を打った後の花形満じゃあるまいし、どんな打ち方をすれば体がバラバラになるのか教えてもらいたいものだ。 そして、どうして彼なら体がバラバラにならないのか納得のいくように合理的な説明をしていただきたい。 そんな打法が世の中に存在するはずがなかろう。 口から出任せに適当な話を付け加えてまで自慢してほしくない。
大きくは、これらの二点で彼の言動に信憑性などなく、結果に対して適当な肉付けをしてまで自慢する嫌な性格の持ち主であると思い、大嫌いな選手となった。 そうなれば容姿から何からすべて気持悪く見えてくる。 それらに関しては 『管理人の独り言』 に書き散らかしたので割愛するが、本当に彼の姿を見るのもおぞましい。
もともと好きではなかった中日に、そんな彼が監督として就任したのが、あのチームを蛇蠍のように忌み嫌うことになった最大の理由なのである。