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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

2006 年の終わりに 2006 年の終わりに

  いよいよ明日で今年も終わりである。 過去の雑感から、指にタコができるほど何度も何度もキーを打ち続けている文章ではあるが、加齢とともに時間の経過が早く感じられ、一年など 「あっ!」 と言う間に過ぎてしまう。 それはもう加速度的であり、「誰か助けてー!!」 と富士山の頂上から日本中に届く声で叫びたい気分だ。

  不思議なもので、一年が短く感じる割には世の中で起こったことが遠い昔に感じることがある。 あれだけ世間を騒がせたライブドアの元社長である堀江氏が逮捕されたのは今年 1月 23日のことだが、すでに数年が経過しているような錯覚に陥る。

  民主党、永田議員が端緒となった偽メール問題で国会が騒然となったり、トリノオリンピックで荒川静香選手が金メダルを獲得し、日本中が 「イナバウワー!」 と叫んだのは 2月のことだ。 イナバウワーは、まだ新しい感じがするが、偽メール問題など遠い過去のような気がしてならない。

  一般の人は興味が薄いだろうが、3月 31日でニフティのパソコン通信サービスが終了した件に関しては感慨深いものがある。 すでに知らない人の方が多いと思うが、ニフティと言う狭い世界の中に様々な会議室と呼ばれる場所があり、会員が議題に対して 「あーでもない、こーでもない」 と意見を書き込む内容であり、利用者の絶対数は違えど現代における掲示板の集積場所である 『2ちゃんねる』 のような世界だった。

  当時から、その仮想空間内でやり玉にあげられる人がいたり、訳の分からない意見を書き込んで周りから総攻撃を受けたりする人がいたが、現在の掲示板より一定の秩序が保たれていた。 それは匿名であっても会員制であったため、「死ね」 だとか 「ウザイ」 だのという過激な書き込みが抑制されていたからだろう。

  そういう意味では今年流行した mixi(ミクシィ) に近いかもしれない。 しかし、mixi も最近は 2ちゃんねる化が進み、かなり荒んだ世界になりつつあるようだ。 会員数が少ないうちは秩序が保たれているだろうが、それが膨大な数になると様々な人が入り込み、暗黙の了解も含めた秩序というものが乱されるのも当然だ。

  久々に注目された IT 企業の株式公開で、投資家が mixi 株をこぞって購入したが、個人的には決して明るい未来だと思えない。 すでに脱会者が増え始め、会員登録しているものの利用していないユーザも数多くいる。 そして、SNS (ソーシャルネットワーキングサービス) の本家であるアメリカが続々と日本でサービスを開始しようとしている。

  さらには SNS より爆発的な人気になりつつある 『セカンドライフ』 の日本上陸も近い。 常に進化を続け、多様化するネットの世界で高業績をあげ続けることは困難だと思われる。 絶対的優位を保っていたニフティも時代の変化でその役目を終えたように、mixi のサービスが必要なくなる日は遠からず来るだろう。

  コンピュータ業界に身を置く者としては、時代の先端を走ることを夢見ないではないが、やはり昨年末の雑感に書いたように地道にコツコツと、なすべき事を処理していきたいと考えている。 そして、劇的に楽しいことなどなくても良いから劇的な不幸も来てほしくはないというのも変わらぬ考えだ。

  来年も平凡な日常で構わないから、年末には 「良い年だった」 と言える一年であってほしいと願いつつ、今年の雑感を終わろうと思う。

2006 / 12 / 30 (土) ¦ 固定リンク


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