オリンピックが閉幕した。日本のメダルは金 5 銀 8 銅 5 の計 18 個という結果だった。みんなよく頑張ったとは思うが、アメリカと比べると歴然とした差がある。第一、日本の場合はメダリストになっても見返りが少ない。

　国によっては金メダルを取ろうものなら一生遊んで暮らせるだけの報酬があるらしい。日本ではメダリストになっても残されるものは”名声”が主で、その他の見返りがない。確かにスポーツに利害関係を持ち込むことは邪道なのかもしれないが、国によってあまりにも差があるのもどうかと思う。

　プロ野球、プロサッカー、プロゴルフなど、数億円プレイヤーが誕生している中、いくらアマチュアとはいえ、オリンピックのメダリストへの待遇はあまりにも低いと思う。一生に一度か二度のチャンス、しかも日常生活を犠牲にしてまで練習に練習を重ねてきているわけだから、もう少し報奨金を高くしても良いのではないかと考えるわけである。

　不況とはいえ、日本は豊かな国になってしまったため、俗に言われるハングリー精神が欠如しているのかもしれないが、18 というメダルの数は少し寂しいように感じる。メダリスト達への賛美の言葉、極度に美化された逸話よりも、誰もがうらやましいと思うような待遇を用意した方が結果的に金メダルを目指す人が増えるように思うのだが・・・。

　それにしてもメダル 18 個中、女子が 13 個というのが現在の日本を象徴しているようだ。スポーツとは関係ないが、芸能界を見ても、「モーニング娘。」「宇多田ヒカル」「倉木麻衣」「小柳ゆき」などなど、女性の活躍が目ざましい。男性にも「GLAY」「L'Arc-en-Ciel」「B'z」などはいるが、絶対多数は女性に軍配が上がるような気がする。年末恒例の紅白歌合戦にたとえるなら赤組の圧勝という感じだ。

　思想が男尊女卑というわけではないので、女性の活躍はすばらしい事だと思っているが、それに負けないように男性も奮起すれば単純計算でメダルの数は倍増するのである。大和撫子は絶滅してもかまわないが、日本男児は多少は生き残ってほしいと考えてしまう今日このごろである。

　今日（9/27）、海外から FedEx で送られてくる品物を関西空港まで荷受に行った。通常であれば明日（9/28）に配達される品物だが、緊急だったため 40分も電車にゆられて引き取りに行ったわけである。

　アメリカからの飛行機が 10：00 に到着するので、通関（税関を通過し、受け取り可能になること）は13：00 位だろうと予想し、関空に向かった。こちらの勝手な予定通り、13：00 に関空に到着し、通関の連絡を待つ。

　空港内をブラブラしているのも疲れるのでターミナルとは反対側のホテルだか、テナントビルだかよく解らない建物に向かい、適当なベンチを見つけて腰を落ち着ける。持参していた雑誌を読みながら待っていれば”通関完了”の知らせが入るだろうと、ふんでいたわけだ。

　座ったベンチが金網状だったのがいけなかったのか、やけに尻が痛い。足を左右交互に組んで尻の右、左に体重を移動させながら痛みに耐える・・・。やけに熟読できるなと思い時計を見ると、すでに14：30。勝手に 13：00 と予想したわけだが、飛行機が到着してから 4時間たっても税関を通過できないのはおかしい。

　いつまでもベンチに座っていると再起不能になるほど尻にダメージをくらうので、ダメモトで FedEx の受け取り場所に向かうことにする・・・。ところが、関空の敷地は予想以上に広く、いつも利用している空港からバスに乗って移動しなければならない。五つ目のバス停で下車し、FedEx の荷受場所に向かう。

　15：00 に現場に到着し、先方（アメリカ）からの送り状を提示すると、「税関が混雑しているため16：00〜17：00になります」との回答。

　貨物の集積場内をうろうろし、結果的に荷受できたのは 17：30 だった。なぜ通関に 7時間 30分もかかるんだ！と詰め寄ったところ、松茸の緊急輸入があり、生鮮食料品を最優先で通関させたため、その他の貨物は後回しになったとのお答え・・・。

　・・・。たしかに生鮮食料品は鮮度も大切だし、腐らせる訳にもいかないから・・・。緊急とはいってもアメリカを日本時間の前日に出発しているのであれば、生鮮食料品以外の貨物が遅れるのは分かっているだろうに・・・。

　長くなってしまったが、ようやく猛暑も終焉を迎え過ごしやすい季節になってきた。これから秋本番というわけで松茸の季節でもある。スーパーには中国産などの松茸が所狭しと並んでいる。アジア圏だけではなく、最近では様々な国から松茸が輸入されているようだ。

　近所のスーパーにはカナダ産もあるらしい・・・。！！そうか！このカナダ産の輸入で関空で 7時間も待たされたのか！尻は痛いし、後半 2時間 30分は立ちっぱなしだったため足も痛い！

　何はともあれ、輸入品といえども高価な松茸。腹いせにヤケクソ買いでもしてやろうかと思うくらい迷惑を被った憎っくき”きのこ”なのである。

　ど、どうしよう・・・。前回の勝手な分析があたってしまい、今日（9/24（日））にプロ野球、巨人の優勝が決定してしまった・・・。

　弁解する訳ではないが、本当に勝手な分析で・・・。九回裏で 0 対 4 からの大逆転さよならなんて・・・。同点の満塁 HR なんて・・・。劇的なさよなら HR なんて・・・。しかも、今世紀最後の東京ドームでの試合でなんて・・・。さらに視聴率の稼げるNHK オリンピック女子マラソンの放送の後なんて・・・。プロレス、ボクシング、国技である相撲にさえ八百長の噂は絶えない訳で・・・。

　・・・。マズイ。なんのフォローにもなっていない。実際に、ほろ酔い気分でこの<雑感>を書くことが多いため、前回の”勝手な分析”も酔いに任せて書いていた。巨人の足踏み状態があまりにも長かったため、何となく意地の悪いことでも書いてやろうかなという気分だった。まさか今日決まるとは。

　しかし、9回の表まで巨人のベンチは”どんより”しており、重苦しい雰囲気であった。本気で戦っている男達の一喜一憂を見ることができた。大の巨人ファンではないが、やはり、ここは素直におめでとうと言いたい。

　大阪府民にとっては面白くないことだが、プロ野球で巨人の優勝が間近である。　ところが、ここにきて足踏み状態が続いている。

　例によって勝手な分析をしてみるわけだが、オリンピックの逆相乗効果でプロ野球中継の視聴率も、観客の動員数も、少しお寒い状況が続いている。

　TV の視聴率が期待できないウィークデーに優勝が決定して、恒例のビールかけなんぞやっても中継はおろか深夜のスポーツニュース系番組も高視聴率は期待できないと想像できる。それならば、今度の土日（9/23 or 24）に優勝したほうが TV の視聴率も稼げるわけで。

　ただし、土曜日（9/23）はオリンピックのサッカー（日本チームの試合）中継があるから、日曜日（9/24）に優勝するのが TV局的にも視聴率が稼げるからとても嬉しい状況になる。ましてや中継が日テレ（大阪では10ch）で読売系列である。これはもう、日曜日に優勝を決定するしかない！という政治的な策略が見え隠れしていると想像するのは、あまりにも陰湿であろうか。

　くだらない予想はさておき、サッカーは頑張ってほしいし、巨人も優勝するならさっさと優勝を決めてもらいたい。

　ちなみに、優勝セールを開催していた「そごう」は経営再建中のため、今年の優勝セールは三越がやる。ただし、地元ファンに配慮して福岡、名古屋では自粛するそうだ。地元ファンへのアピールにはなるだろうが、地元主婦の反応やいかに！

「お買物日記」にもあるが”おばはん”のパワーはすごい！彼女たちが第二次世界大戦で戦ったら日本も負けなかったと思う。

　閉店間際のデパート地下食料品売り場、略してデパ地下なんぞは行くものじゃない。相当の精神力、体力を要求されるからである。

　売れ残るのがこわいのか、閉店間際は各テナントともダンピングの雨あられで、2割 3割は当たり前！状態。そこに目の色を変えた”おば様”達が大挙として訪れる。どうやら、目的の品をゲットするコツは「人の目を見ない」すなわち、人と目をあわさないことにあるらしい。

　目的の品を凝視したまま、人とぶつかろうが、かきわけようが、とにかくその商品から目を離さず、周りで”おば様”の体当たりをくらった被害者が「うっ！」とか「おぅ！」とか苦痛の声を発しても気にせず、ただひたすらに向かっていく。

　中途半端に目を合わせると「すみません」とか「ちょっといいですか」とか言わざるを得ないためか、とにかく目的物に向かって突進するのみのイノシシのようだ。

　とても怖かったが、いい経験にもなった（本当？）。次回、閉店間際のデパ地下に行くことがあるならば、”おば様”に負けない作戦をあみだすか、体力強化にはげまなくてはと心に誓うのであった。

　1000年代最後の・・・。というのが昨年の定番だったが、今年は「今世紀最後の・・・。」が定番になっている。というわけで、今世紀最後のオリンピックが開催になった。

　水泳で銀メダルをとった田島 寧子、「めっちゃくやしいですぅ〜」は素直な感想だったと思う。しかし、”寧子”で”やすこ”と読むのか・・・。名前（漢字）の説明で、「丁寧の”ねい”です」とか「大塚 寧々（女優）の”ね”です」とか言われても、「はぁ」としか言えず、正確な文字はきっと書けない。

　”YAWARA ちゃん”こと、田村 亮子も悲願の金メダル。素直に「よかったね」と言いたい。とくに、柔道に詳しいわけではなく、なおかつ、彼女のファンでもないが、本当に良かったと思う。オリンピックでの金メダルを目標にガンバって来た訳だし。彼女のおかげで柔道に興味もでてきた（見るだけだけど）。

　いくら、ポイントを稼いでも一本を決められるとそれで終わりなわけで、ボクシングとか K-1でノックアウトされるような感じで、見ていてとても緊張感があった。ポイントを稼いで”判定勝ち”に持ち込もうなんで姑息な考え方には厳しく、”注意”とかあたえられて”減点”されちゃうし。格闘技として強いのか、そうでもないのかは分からないけど、武術として厳しく、勇ましく、清いものだと感じた。男子の野村 忠宏もよっかったね。ついでみたいで申し訳ないけど・・・。もともと柔道には興味がないもんで・・・。

　サッカーも頑張っているみたいで、頑張れーー！とは思うけど・・・。特に民放！！アナウンサーうるさすぎ！！「ゴーーーーーーーーール！！！」「ゴール、ゴール、ゴール、ゴール、ゴール、ゴール、ゴール、ゴール、ゴール、ゴーーーーーール！」・・・・・・・・・・・。耳が痛い。いつから絶叫が定番になったのか。まぁ、淡々と実況されるより、臨場感があるというか盛り上がるのは確かだけど、そんなに連呼しなくても。ねぇ。

　とにもかくにも、スポーツの祭典は、まだ 15日間は続く。やるのは苦手だけど見るのは嫌いじゃない。頑張れ！ニッポン！

　今日、1年ぶりくらいに「料理バンザイ」を見た。たしか、雪印一社提供の番組だと思ったが、CMはすべて政府広告機構（AC）になっていた。やっぱり、あの件がマズかったのか。何となく気になってはいたが、まさか政府広告とは・・・。

　昭和天皇が崩御された時に3日間ほどTVは特番の嵐だったけど・・・。その時に目や耳に残って忘れることが出来なかった「ポイ捨てきんしーーー！」を思い出す。

　余計なお世話だとは思うけど、雪印は今後、どうなってしまうのか。イヤ、料理バンザイはどうなってしまうのか。新しいスポンサーを見つけることができるのか。

　ところで・・・。スポンサーがなくて、政府広告だけで番組ってやっていけるのだろうか？局側は、何を”なりわい”として番組を作成しているのであろうか？？？

　まさか、まさか！税金で番組作ってんじゃないだろーね！！！