大阪府摂津市JR千里丘駅周辺密着情報!!

雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

トップページ
2003年 7月

阪神と猫の相関 阪神と猫の相関

  『管理人の独り言独り言』 でも頻繁に触れているが、今年の阪神は異常なくらいに強い。過去にも何度か書いたが、自分は特定の人物やチームに深い思い入れはなく、子供の頃から特定の芸能人や野球チームのファンになることがないのである。したがって、現在の心境は 「せっかく大阪で暮らしているのだから一度くらいは優勝の雰囲気を味わってみたい」 という感じだ。ただし、TV 画面に映し出される阪神ファンを観ているのはとても楽しい。

  阪神が勝つと試合が終っても帰らずに球場の中で大騒ぎをしている。楽しそうに騒ぎ、六甲おろしを合唱し、バンザイしているのを観ていると、本人達もストレスの解消になっているのだろうが、観ているこちらも気分がスッキリする。優勝することに慣れていないものだから応援団の人は 「優勝間違いなしですね」 とインタビューされても表情をこわばらせて 「まだまだ」 と謙虚に応えている。

  毎年のように 「今年こそ優勝や〜!」 と張り切っていても、ゴールデンウイークを過ぎたあたりから 「来年こそは」 という話になってしまっていたものだから、本当に優勝の二文字が見えてくるとマリッジブルー(marriage blue)と似たような精神状態になってしまう人もいるらしい。優勝、優勝と騒いでいたものの 「本当に優勝してしまうのだろうか?」「優勝しても良いのだろうか?」 という心境になってしまうとのことだ。

  中には弱い阪神を見て文句を言い、それによってストレスを発散し、もっと頑張れと励ますことに生きがいを感じていた人もいるだろう。そんな人達も阪神がここまで頑張ると 「・・・えっ?」 と戸惑ってしまうに違いない。同じ頑張るにしても勝率 7割の圧倒的な強さで勝ち進み続けるとは誰が予想したであろうか。それは夢のようであり、夢の絶頂が目前まで迫ってきているがため、不安を覚えたりするのかもしれない。

  しかし、球場にはどこから湧いて出てきたのかと思うくらいに阪神ファンが詰め掛けている。今までどこで息を潜めていたのかと不思議に感じるくらいである。TV を観ていても知り合いの中にも最近になって阪神が好きになった人も多い。”にわかファン” は良く思われないだろうし、中にはお祭り騒ぎに便乗したいだけの人がいるのも事実だろうが、阪神の場合は事情が少し違うように思う。

  一度でも阪神に興味を持つとそのままファンになってしまい、なかなかやめることができなくなってしまうらしいのである。巨人嫌いの人がある日突然巨人ファンになったという話はあまり聞かないが、今回の優勝騒ぎを別にしても昨日まで阪神に興味がなかった人が今日から阪神ファンになったという話は割と良く聞く。それはまるで犬と猫の話とそっくりである。

  犬嫌いの人は絶対に犬好きにはならない。犬嫌いを克服して触れるようにはなったとしても、犬好きにまではならないらしい。ところが猫嫌い、あるいは猫に興味がない人でも一度猫を飼うなりすると、とたんに猫が好きになってしまうことが多いのだそうだ。自分は犬も猫も好きだが猫は飼ったことがないので、どのような魅力や魔力が猫に備わっているのか分からないが、実に不思議なものである。

  そして、それはまさに巨人と阪神に置き換えることができる。阪神(虎)も同じ猫科であるという単純な理由であるはずはないが、阪神には猫にも劣らぬ不思議な魅力や魔力があるのかもしれない。そう考えると現在の ”にわかファン” は阪神の魅力に参ってしまい、来年からもファンであり続ける可能性が高い。こうやって阪神のことを気にしていると自分もファンになってしまうのではないかという不安すら覚えてしまう。

  生粋の阪神ファンの人達は ”にわかファン” を快く思っていないかもしれないが、まあ良いではないか。なにせそれは約 20年に一度しかないお祭りなのだから。

2003 / 07 / 27 (日) ¦ 固定リンク

犬や猫のいる風景 2003 夏 犬や猫のいる風景 2003 夏

  梅雨冷だったのか 2-3日前まで過ごしやすい日が続いていたが、いよいよ本格的な夏がやって来た。昨日まで気づかなかったセミの声も今朝から聞こえるようになった。夏休みに入った子供たちの元気な声も聞こえてくる。自分にとっては辛く苦しく長い夏の始まりだが、アウトドア派の人達にとっては海に山にリゾート地に海外にと楽しみが多い夏の始まりなのであろう。

  犬や猫は体に毛があるので暑い夏は大変そうである。去年見た犬は今年も扇風機を出してもらったのだろうか。猫たちは今年も涼しい場所を見つけることができただろうか。毎日同じことを書くのも気が引けるので 『管理人の独り言』 で多くは触れていないが、”お気に入り” の黒い犬とは毎日顔を合わせている。寒い時期には家の中に入れてもらっていることが多いが、温かくなると外に出ていることが多い。

  そして去年と同じようにペット用の蚊取線香を横に置いてもらっている。飼い主から愛情をたっぷりそそがれている ”箱入り娘” なのである。ところが最近は機嫌がよろしくない。原因は 『管理人の独り言』 にも書いた新入りの小型犬である。散歩のときも家に入るのも小型犬を優先してしまうため黒い犬は面白くないらしい。今ではすっかりいじけてしまい、いつもつまらなそうに眉間にシワを寄せている。

  人間であれば単に 「ヤキモチだ〜」 で済まされるが、犬の場合は事情が違う。犬はご主人様を筆頭に誰が何番目に偉いのか序列を決めており、飼い方によっては人間でさえも自分(犬)より下と見なす場合がある。黒い犬の家族にどのような序列があるのか分からないが、新入りの犬は年齢的にも体格的にみても明らかに自分より下と見なしているに違いない。

  ところが飼い主は、まだ子犬であるという理由で新入りの小型犬を可愛がり、エサを与えるのも小型犬が先で、散歩していても小型犬が行きたい方に進んでしまう。数日前の朝、ついに堪忍袋の緒が切れた黒い犬が小型犬に向かって牙を剥いた。犬にとっては立場を判らせるための教育的な行動だったと思われるのだが、飼い主はあわてて小型犬を抱きかかえてしまった。

  「家族は自分よりも小型犬の立場が上と考えている」 と判断したのか、それからというもの元気がなくなってしまい、今となっては門の前で小型犬が堂々と周りを見渡し、黒い犬はその後ろで困った顔をしながら丸くなったりしている。「こんな飼い方は良くないですよ」 と飼い主に言ってやりたい気もするが、そんことは余計なお世話だと分かっているので今は見守るしかなさそうである。

  ずっと空き地だった線路沿いの土地に家が建てられている。以前の雑感に書いた猫の親子が遊んでいた空き地である。「猫の遊び場がなくなっちゃうな〜」 と思っていたら、何日か前に建築資材の上で遊んでいる仔猫を見た。「相変わらず元気だな」 と見ていたのだが、どうもおかしい。去年の今ごろに仔猫だったものが、今年も仔猫であるはずがない。きっとそれは孫猫だったのであろう。親猫や爺さん婆さん猫の姿は見えなかったが、猫の一家は今でもどこかの家で生活を営んでいるに違いない。これからも曾孫、玄孫、来孫と続いていってほしいものである。

  いつも困った顔をしている猫は、困った顔をしたまま今でも元気である。その猫にも家族が増えて白い猫との間に生まれた薄い縞模様の子供や母親の遺伝子を完璧に受け継いだ毛の白い猫と共に暮らしている。2-3日前には夜になって冷えたアスファルトの上で一家がゴロゴロと寝そべっていた。道の真ん中で堂々と寝ている猫の横を歩いていると首だけ動かしてこちらを見ている。「じゃまだよ」 と言ってやったが、フン!と無視して目を閉じてしまった。「くっそ〜」 と思ったが、気持ち良さそうに寝ているのを起こすのも申しわけないので道の端をソロソロと歩いて帰宅したのであった。

  これからますます暑くなってくることだろうが、厳しい夏をみんな元気に過ごしてほしいと心から願ったりしている夏の初めなのである。

2003 / 07 / 20 (日) ¦ 固定リンク

ブランド ブランド

  いただき物なのか購入したものかは分からないが、我家で現在使用中の歯磨粉のラベルを見ると LG と印刷されている。LG といえばサムスン(SAMSUNG)と同じ韓国系財閥企業で電子機器や家電メーカだとばかり思っていた。ラベルをよく見ると 『LG 電子』 ではなく、『LG 生活健康』 とあるのでネットで調べてみると確かに LG 電子と同系列の会社でスキンケアからヘアケア、家庭用洗剤まで製造してる。

  えらく守備範囲が広いと感心してしまったのだが、ブランド・イメージというものを気にしないのだろうかと不思議にも思った。日本でいえば日立や三菱が歯磨粉を発売しているようなものである。世界的な流れとして企業は事業の選択と集中に向かっている時代を無視するかのような手広さに思わず笑いが込み上げてきてしまったが、歯ブラシを口の中に入れるときに少しドキドキしてしまったのも事実である。

  ブランドの持つイメージとかけ離れた製品を発売するときは、気が付かないくらい違う社名やブランド名にしていただきたいものだ。これから LG の生活用品部門がどの程度まで消費者に浸透していくのか楽しみだったり不安だったりするが、なにせ電子機器や家電のイメージが強すぎるため個人的には大きく伸びることはないように思う。ヒット商品に恵まれれば話は変わるが・・・。

  日本でも畑違いの商品がヒットした企業がある。それは言わずと知れた花王のエコナだ。花王という企業が持つイメージはビオレ、ニベア、ソフィーナを代表とするスキンケア系の商品、食器用のファミリーピュアや衣類用のアタックなどの洗剤系の商品である。その花王から食用油のエコナが発売されたときは、泡だちが良さそうで不気味な感じがしたが、健康ブームに乗って大ヒット商品となった。

  しかし、それなどは極めて稀な例で、やはりブランドの持つイメージというのは重要だと思う。魔法ビンで有名な象印が保温技術を応用して炊飯ジャーを製造するのは分かる。象の鼻は吸い込むイメージがあるので空気清浄機も違和感がない。その点から言えば、発売されてはいないが掃除機があっても許せる気がするし、保温技術という点においては冷蔵庫があっても許せる。

  しかし、同じ家電であっても象印のテレビや DVD などは買いたいと思わないだろうし、象印も発売する気がないに違いない。ソニーは AV 機器が主な商品で、映像や音、エンターテイメントに関わる部分が多いことからゲーム機、PC を発売していても違和感がないが、俗に白物家電と呼ばれる洗濯機や冷蔵庫などを発売しても売れるとは思えない。

  ソニー製のトースターなどはパンだけではなく CD や DVD まで焼けそうな気がしてしまう。やはり企業の持つイメージは重要であり、あまりにもイメージと違う商品を発売しても我々消費者はピンとこないため受け入れることが難しい。それを考えると AV 機器から PC、白物家電まで何でも手がけている松下やシャープ、東芝などの総合家電メーカはすごい。電気で動けば何でもありである。

  それでも松下は製品群によって松下、ナショナル、パナソニックとブランドを使い分けているのでイメージしやすいと思っていたのだが、今後数年をかけてナショナルブランドをやめてパナソニックに一本化する計画があるのだそうだ。パナソニックには AV 機器のイメージが強いので冷蔵庫やら洗濯機のブランド名を変えることが簡単にできるのだろうか。

  歯磨粉から出発して色々なことを考えてしまったが、各メーカさんもブランド・イメージを大切にして消費者を混乱させないようにしていただきたいものである。

2003 / 07 / 13 (日) ¦ 固定リンク

転勤の条件 転勤の条件

  06/22 の雑感の終わりでも少し触れたが、大阪に住むようになったのは仕事での転勤が原因だった。06/22 の繰り返しになってしまうが、転勤を打診された時は父が腎臓ガンのため入院中で、手術が不可能なほど増殖が進んでいた。そのガン細胞がリンパ腺に乗ってしまったため他の臓器への転移も早く年を越せるかどうかという状況だった。

  会社にはその旨を伝えて翌年の春まで転勤を待ってほしいと願い出たが、「本社は君の力を必要としている」 などとおだてられ、「来年になって必要なくなったらどうする」 と脅されてしまった。それでも固辞していると、相談役と呼ばれる ”長老” にまで 「命令を断るということは職を辞するということだ」 と脅しとも助言とも取れる最後通告を受けて転勤を決意した。

  10月から大阪での暮らしが始まり暮れも押し迫った 12月 26日、父が永眠した。・・・と、どよ〜んとした暗い話はここまでである。こちらの願いも空しく転勤を迫られてまで黙って素直に従う性格ではない。それからというものは半分は冗談、半分は本気で嫌がらせとも受け取れる 『転勤の条件』 を会社に突きつけてやった。こっちが無理をしてまで行くのだから、そっちも無理をしてくれという気分だったのである。

  条件を突きつけたといっても給料やボーナスを上げろとか、出世させろなどといった待遇のことではない。要求は住居に関することである。総務部から希望を聞かれたのでワープロ打ちで 100 の条件を作成した。これでは単なる嫌がらせだが、実際には 1 から 100 まで番号をふったものの、最初の 1 から 5 と 95 から 100 に条件を書いただけで 6 から 94 までは空欄だった。

  要求した条件は 『建物の最上階であること』 これは、以前住んでいたマンションで上の階の住人があまりにもうるさく、ほとほと困り果てた経験があったからである。以前の雑感にも書いたが、その住人はうるさいことこのうえない。普段の生活ですらうるさいのに尋常ではない夫婦喧嘩(と思われる)まで勃発する始末で、家にいても心穏やかにくつろげる状態ではなかった。そのため最上階を望んだのである。

  次の条件は 『南向きの窓』 これは贅沢でも何でもなく、普通に人が望むことだと思う。次は 『駅の近く』 以前は駅まで徒歩 2 分という場所に住んでいたため 「バスで駅まで行き、そこから乗り換えて」 などという生活は想像もできなかった。次には 『通勤時間 30分以内』 これも、それまで住んでいた街はそれほど大きくなかったため、東京や大阪の人が 1時間も 2時間もかけて通勤するのが信じられなかったからだ。

  次は 『買物に便利』 という条件だが、退社時間が不規則な仕事だったため、駅または自宅近くに遅くまで営業している店がなければ困ってしまうのだ。ここまでは順調に要求項目を埋めていったのだが、まだ 5項目しかない。冗談半分とはいえ、まだまだ厳しい条件を突きつけて会社を困らせてやらなければ気が収まらない。しかし、腕組みをして 「う〜む」 と考えはしたが頭には何も浮かばなかった。

  最後のささやかな抵抗としてモスバーガー、ケンタッキーフライドチキン、ミスタードーナツが近くにあることという 3 条件を書き加えた。今はそれほどではないが、当時は毎週のように食べていたので、やはり近くにあった方が便利だったのである。その他にも要求項目は書いたと思うが忘れてしまったので重要な条件ではなかったのであろう。

  書き終えたものを総務部に FAX すると担当者から電話があり 「全部の条件が必要ですか?」 と言ってきたので 「必要じゃ〜!」 と言ってやった。そして今、要求した条件のすべてが満たされたところに住んでいる。駅から徒歩で 10分以内の最上階で居間の窓が南側に面し、買い物にもファーストフード店にも恵まれた場所。総務部の人間や不動産屋さんは苦労したかもしれないが、現状に満足している。

  変わってしまったのは、中でも大好物だったモスバーガーがなくなってしまったことと、職場が変わって通勤に一時間もかかってしまうことくらいだろうか。それでもファーストフード店を利用する回数はめっきり少なくなったことだし、通勤は読書時間として適しているのでストレスは感じていない。現状に大きな不満はないので、これからも当分はここに住み続けることになると思う。

  そんなこんなで 『転勤の条件』 に合致した場所に住み、居心地が良いため今も居座っていたりするのであった。

2003 / 07 / 06 (日) ¦ 固定リンク

△ページのトップへ

Powerd by Bloq