真性雑感 第六版

真性雑感 ~目次~

この真性雑感と銘打つ時は、そう、ネタがない、思いつかない時である。

今週は久々にプログラミングを再開し、途中までは順調に進んでいたものの、最後の最後で行き詰まり、どうにもこうにも正常動作してくれないという事態に陥っていたため、とっても疲れたし世間の出来事に関心を示したり何かを思ったりする余裕がなかった。

そもそも、最近のニュースは好景気であることを伝える以外は実に腹立たしいことが多く、見ていて気分が悪いのでチャンネルを変えてしまうことが多い。

韓国がアメリカでロビー活動を激化させ、バージニア州で公立学校の教科書に 『日本海』 と韓国の呼び方である 『東海(トンヘ)』 を併記するよう定める法案が委員会で可決されたり、アメリカの各所に従軍慰安婦碑を建立したりしていることや、中国政府が北京などに駐在する外国メディア記者を対象に抗日戦争記念館を案内し、旧日本軍の残虐行為を宣伝・強調するプレスツアーを実施したりしているのを知らされると、
「中国も韓国もいいかげんにしなさいっ」

とツッコミのひとつも入れたくなるし、以前の雑感に書いたように最近になるまで抱くことのなかった差別意識や偏見が心の中で肥大化してくるのを抑えることが難しい。

竹島、尖閣問題にしても、有識者と呼ばれる人たちは対話こそ重要などと偉そうにぬかすが、海洋資源、海底資源までも含む領有権の争い、平たく言えば縄張り争いなのだから話し合って解決するはずがなかろう。

だからと言って戦争で解決することなどできるはずもないのだから、ここは国際的な審問機関である国際司法裁判所に判断を委ねるのが妥当なのだろうが、韓国も中国も現時点において委ねる気などさらさらなく、世界中でロビー活動を展開し、各国を味方につける根回しから始めて将来的な裁判を有利に進めることを目指している。

しかし、日本はどうもそういう外交が苦手だったり下手だったりするので、上述した教科書問題や慰安婦碑問題に関しても発覚するまで安穏としているばかりであり、事が起きてもうろたえるのが先に来て手も足も出ないという実に情けない国家だ。

そんなこんなで苛立たしさや腹立たしさが増すばかりなので最近はニュースも見たくない。

で、もっぱら海外ドラマを見たりスマホのゲームをしたりしながら過ごしているのだが、それというのも地上波のテレビ番組、ゲーム専用機のソフトがつまらなくなったからだ。

この雑感や独り言に何度も書いているように、最近のテレビは本当に面白くなく、録画してまで見たいと思うドラマやバラエティー番組は極めて少ない。

以前はアメリカに住む義兄に日本の番組を見せてやりたいということと、自分たちでも楽しんで見ていたこともあって週に何本もの番組を録画し、週末にそれを消化するのが大変だった。

それが今では数えるほどしか録画しておらず、その内容も政治・経済に関わる番組や情報番組ばかりでバラエティー番組が 1-2本、ドラマの録画は無しといった内容で、去年ブレイクした 「倍返しだっ!」 の半沢直樹も 「じぇじぇじぇ~」 のあまちゃんすらも見ていない。

その二本は別として最近の国内ドラマは医療モノと刑事モノで溢れているが、どれもこれも海外ドラマのマネ、悪く言えばパクリばかりでオリジナリティのカケラもないとネットの記事で読んだ。

そんなことばかりやっているから益々業界は衰退し、企画力も構成力も失われていくに違いなく、以前の雑感に書いたようにテレビ局が単なる電波の配信屋さん化していくのが顕著になって行くのは避けられないだろう。

ゲーム業界は業績の好調さにあぐらをかいているうちにスマホ業界に足をすくわれてしまった感が強く、よもやここまで急速にスマホが普及し、山のようにゲームが作られ、ゲーム専用機のソフトの 1/10くらいの価格で売られるとは思っていなかったに違いない。

CDや DVD、BDメディアの莫大な容量を好き放題に使える専用機のゲームと異なり、スマホのゲームは実にコンパクトに小さなプログラムで動作する。

そこには目を見張るようなコンピュータ・グラフィックスや映画さながらの動画はなく、単に面白く、アイデア勝負のコンセプトが詰まったゲームが数多くあり、低価格ながらも十分に楽しく、中には専用機を凌駕するような秀逸なゲームも存在する。

しかも、その価格が 80円とか 120円、高くても 250円であり、中には驚くほど良く出来たゲームが無料配信されたりしてる状況にあっては、いくら専用機にしかない魅力を強調されてもスマホと変わらない価格でゲーム機本体を購入し、月額のパケット代に匹敵する価格の面白いか面白く無いか分からないソフトを何本も購入するユーザーは今後もますます減る一方だろう。

以前まで世に出たゲーム機をすべて保有し、寝るのも忘れてゲームにのめり込んだ自分だが、もう 7-8年はゲーム機の電源すら入れていない。

時代も生活も多様化し、テレビの前に長時間座っていたり、時間を忘れてゲームすることが少なくなったのは確かだが、テレビ業界、ゲーム業界が時代を読み違えたのも確かだろう。

うかうかしていると、これから先 10年で時代はすっかり様変わりし、その変化について行けなくなったりするのではないかという若干の不安を自分でも感じつつ、今日のところはこれくらいで勘弁してやることにする。