2010年の始まりに2009年を思う

先週、勢いだけで雑感を書き、草稿を書き終えたと思った瞬間に気づいた。

それが 2009年最後の雑感であることを。

2001年の終わりから02年03年04年05年06年07年08年と、その年の最後の雑感は 『20xx年の終わりに』 というタイトルで締めくくってきたのにコロッと忘れて普通のネタにしてしまったのである。

で、今になって去年を振り返ってみようと思っているのであるが、個人的にはそれほど大きな出来事などなく、どちらかと言えば世の中の動きのほうが激しくて、それについて行くのがやっとという感じだったように思う。

年の始めの 1月、そして 2月まで 『お買い物日記』 担当者の病気治療は続いており、そのための入退院を繰り返していたので何となく落ち着かない日々だったのは確かだが、それも今となっては思い出になりつつある。

それでも 2009年の出足として興味深かったのはアメリカでオバマ氏が大統領に就任したことで、白人以外の大統領が誕生するなんてソ連とかドイツの社会主義国が崩壊したのと同じくらいのインパクトがあった。

3月の思い出は何と言ってもワールドベースボールクラシック(WBC)で日本が二連覇したこと。

4月は SMAPの草なぎ剛氏が逮捕された件で、当時の報道では警察はやりすぎだとの批判もあったが、昨今の芸能界麻薬汚染を思うと当時から何らかの情報がもたらされていたための神経質な捜査、対処になったような気がしないでもない。

そして、今も尾を引く新型インフルエンザがメキシコ、アメリカで感染者数を増やし始めたのもこの 4月だった。

5月は当時の自民党政権が景気対策の一環として始めた 1000円高速道路の影響で大渋滞が発生したことと裁判員制度がスタートしたこと、そして新型インフルエンザ感染者が国内で初めて確認されたのが印象深い。

個人的にはこの 5月にビジネス上の新しいブレーンと知り合い、仕事の幅が少し広がった喜ばしい月でもあり、好きだった忌野清志郎氏が亡くなって悲しい月でもあった。

6月はアメリカ自動車最大手の GMが破綻したのに驚かされ、マイケル・ジャクソンが急死したことにも驚かされた。

7月にはやっとのことで麻生政権が解散し、総選挙への号砲が打ち鳴らされたのと日本では 46年ぶりに皆既日食が観測されたことが強く心に残っている。

8月は何と言っても衆院選での民主党の圧勝で、このインパクトはあまりにも大きく、世の中が大きく変る分岐点となったはずで、なかなか成果が見えないとか何とか結論を急ぎがちの日本人やマスコミではあるが、来年度からの政治、日本の経済、世の中は恐ろしい速度で変わっていくに違いなく、時代に取り残されないようにしようと思う。

もう一つ忘れられないのは薬物関連で押尾学氏や酒井法子氏が相次いで逮捕されたこと。

少し前に相撲界の大麻汚染が問題になっただけに世の中どうなっているのかと呆れたものだ。

9月は民主党政権になって揺れ動く八ツ場ダムの話題に持ち切りで、なぜ八ツ場を 「やんば」 と読むのかというでっかいクエスチョンマークは頭上に浮かびっ放しだったが、イチローが 9年連続 200安打というメジャー新記録を樹立してくれてモヤモヤした気分が吹き飛ぶ。

10月は先の衆院選で落選した中川昭一氏の急死に驚かされ、北海道日本ハムファイターズがプロ野球パ・リーグ優勝を決めてくれて喜び、三遊亭円楽氏の死去に悲しむという忙しい月。

11月は何と言っても整形してまで逃亡を続けていた市橋容疑者の逮捕劇と、民主党政権が公開ではじめた 『事業仕分け』 での蓮舫氏の張り切りが目を引いた。

そして 12月は政治がガタガタし始め、鳩山の由紀夫ちゃん邦夫ちゃんともママから浮世離れしたお小遣い貰って非難の的になったかと思えば小沢氏の元金庫番が在宅起訴されたりと忙しく、いろいろあった事件や事故のニュースがかすんでしまった感がある。

個人的にはこの 12月にもビジネス上の新しいブレーンと知り合い、仕事の幅が一段と広がったという実に喜ばしい月になった。

そして年が明けて 2010年。

今年がどんな年になるのかまだ 2日目なので何とも言い難いが、この歳になるととにかく健康が一番だというのが真っ先に頭に浮かぶ。

朝の散歩、例の体操も続け、毎日一歩ずつ進んでいこうと思う。

仕事も私生活も着実に一歩ずつだ。