■ 肺
今日でちょうど禁煙してから丸四年が経過し、とうとう五年目に突入した。
すでに禁断症状もなく、体内、あるいは脳、潜在意識の奥深くから喫煙要求がブクブクと表面化することはなくなったので、余程のことがない限りは今後もタバコを吸う事はないだろう。
丸四年が経過すれば、そろそろ肺は綺麗になってきているような気もするが、医療関連のWebページを見るとタールが付着して汚れた肺は二度と元通りにはならないのだそうだ。
ただし、徐々にではあるが改善には向かうらしいので、今はまだ真っ黒かもしれない我が肺も禁煙を続ければ黒ずみが薄れてくるに違いない。
そして肺がんのリスクも徐々に減って健康な肺に戻るだろう。
以前、医者から禁煙を勧められた時は、まだ人類最後の喫煙者になる気満々だったので耳をかさなかったが、世の中にある病気の中で肺がんが最も悲惨なのだと言われた。
どんな病気も悲惨だが、肺がんの場合は苦しみがひどいのと、見た目がかなり汚いのだという。
肺がん末期の呼吸困難を通常の方法で取り除くのは難しく、その苦しみは意識がなくなるか呼吸が止まるまで続き、人によっては意識が残ったまま、数日以上苦しい状態のままということもあるのだそうだ。
吸っても吸っても肺に空気が入らないという生地獄を最低でも何時間か、長ければ数日間も味わうなど考えただけでも恐ろしい。
それを思えば誘惑に負けずこれからも禁煙を続けようという気になるというものだ。
■ 膀胱
これは老化現象なのだろうか。
必ずと言っていいほど夜中にトイレに起きるようになった。
ただでさえ寝付きが悪く、おまけに眠りが浅いのに夜中に目が覚めてしまうのはストレス以外の何物でもなく、できることなら朝まで眠っていたいのだが、1時くらいに眠りについて早ければ2時、多くは3時半前後に目が覚める。
タイミングが良ければトイレから帰ってきてすぐに眠れるが、大抵は再び眠りに落ちるまで15分くらいかかってしまう。
起床までもう少しというタイミング、6時前後に目覚めてしまった場合は眠るのを諦らめてそのまま起きてしまうこともしばしばだ。
常に寝不足を感じるので可能であれば目が覚めずに朝までぐっすり眠りたい。
そして、もう一つの現象はギリギリまで尿意をもよおさず、気づいた時にはすごくトイレに行きたいという困った症状である。
映画や海外ドラマを見ていて物語が佳境に入ったところで尿意を感じても、そこで中断しては集中して見ている 『お買い物日記』 担当者に申し訳ないとは思うのだが、そのあと10分、15分が我慢できない。
家でのことであれば中断もできるが映画館となればそうも行かず、きっと困ったことになると予想されるので劇場での映画鑑賞は避けたほうがよさそうである。
■ 腎臓
毎年の健康診断で腎臓の数値がイマイチなので、水分補給を心がけるよう医者から注意されている。
それほど悪いわけではなく、基準値を微妙に超えたあたりをウロウロしている状態なので薬に頼ることなく済ませたいものだ。
一般的に、医者の言う補給すべき水分というのは純粋な水のことであって、コーヒーや牛乳、ジュース類は含まないと聞いたことがあるので担当医に確認してみると、とにかく液体であれば酒以外なら何でも良いとの回答だった。
酒であれば 1リットルでも 2リットルでも呑めるのに実に残念なことである。
そこで、意識的に水分を補給するように心がけて生活することにした。
目覚めに 200cc、朝昼晩の食後に 200ccの水を飲むようにしたので累計 800cc、朝食のコーヒーと牛乳で 200ccくらいなので累計 1リットル、昼食の味噌汁その他、夕食の味噌汁その他で 600ccくらいなので累計 1600ccだ。
それ以外にコーヒー200cc、お茶などを600ccは飲んでいるので累計 2200ccとなる。
それを続けていたら前回の検査で基準値内に収まったので医者の言うとおり、水分補給を心がけていれば腎臓の健康を保つことができるらしい。
ただし、そんなに水分を摂取しているから夜中にトイレで目が覚めるのかもしれないが。