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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

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2001年 1月

○○違い ○○違い

 人間の間違いには聞き違い、言い違い、人違い、勘違いなど色々あり、シャレにならない間違いから笑って済むような間違いまで、そのランクも様々なわけである。

 若い頃に住んでいたボロアパートではシャレにならない間違いが発生した。そのアパートは隣家と密接しており、当時の悪友達がアパートと隣の壁に両手両足をつき、忍者のように二階にある我家までよじ登って来ることがよくあった。深夜、明けがたに関わらず悪友の襲撃をうけるので、玄関をノックされてもチャイムを鳴らされても無視していたら寝室の窓から侵入してくるようになったわけだ。

 そんなある日に”事件”は発生した。いつもの通り、悪友が忍者方式で壁を登り窓をガラっと開けると、そこは隣に住む女子大生の部屋だった。惰眠を貪っていた時に突然聞こえる女子大生の悲鳴。そのすぐ後に聞こえるドスンという落下音。何ごとかと窓を開けると悪友が壁の間にあお向けに倒れている。隣室からは驚きのあまりにすすり泣く女子大生の声。すぐに事情を察したので隣の部屋に謝りに行ったため警察沙汰にはならなかったが、悪友は「う〜ん」と苦しそうにうなっているわ、女子大生はヒックヒックとしゃくりあげて泣いているわの大騒ぎだった。

 あとで事情を聞いてみると、よじ登るスタート地点は確かに当時の部屋の真下だったのだが、忍者方式で壁を登るのは難しく、体のバランスをとっているうちに少しずつ軌道がそれて隣の部屋に到達したらしい。そこでろくに確認もせずに思いっきり窓を開けたため大騒ぎになってしまったらしいのだ。

 同じ間違いでもあとで笑って済まされることもよくある。以前の雑感にも書いたとおり、昔はマージャン三昧の生活を送っていた。マージャンが始まると夜を徹して続けることが多く、気がつくと外が明るくなっていることなど日常茶飯事だった。

 その時も朝方にマージャンが終了し、ずっと座りっぱなしだったため各人がそれぞれ疲れを癒そうと、大きな伸びをしたり立ち上がって体をほぐす運動をしたりしていた。「あ〜あ」と言いながら横になろうとした、マージャンのメンバーを見たもう一人が「寝たら寝てしまってそのまま寝てしまうぞ」とのたまった。・・・一同「??」となってしまったが、どうやら「横になったら」「眠ってしまって」「そのまま起きることができない」と言いたかったらしい。

 その他、最近では会社帰りに JR大阪駅で、いきなり女の子が腕を組んできた。一瞬驚いたが、会社の女の子が悪ふざけをしているに違いないと思い、平静を装ってそのまま歩いていた。その女の子が何ごとかを楽しそうに話しているので「一体誰なんだろう?」と顔も見ずに必死に声を聞き分けようとしていた。そのまま1-20m くらい進んだところで「何しとんねん!」という男の子の声が聞こえた。

 その瞬間、腕を組んできた女の子は「えっ!?」と言ったので、あわてて顔を確認すると、まったく見覚えのない子だった。どうやら彼氏と間違って腕を組んできたらしいのだ。その子は「す、す、すみません!」と顔を真っ赤にして言ったので、こちらも「ど、どういたしまして」と言った。なにが「どういたしまして」なのかよくわからないが、そんな言葉しか思いつかなかったのだ。

 再び昔の話になるが、当時の悪友が同じく当時彼女だった子に「明日(夜の)7時から(酒を)飲みにくぞ!」と言ったところ、彼女はニッコリして「うん!」と答えた。その彼女は翌朝の 7時に浮き袋を持って玄関に立っていたという話がある。その子は「明日(朝の)7時から(泳ぎに)海に行くぞ!」と聞き違えたらしい・・・。本人は「嘘だ!」と強く否定していたが、あの性格からも実話に違いないと今でも信じている。

 当然のことながら、これ以外にも色々な間違いを目撃もしたし、自分自身も間違いは多々あった。人間である以上は間違いがあって当然だと思うし、これからも間違いをくり返しながら生きていくのであろうが、これから年をとって間違いでは済まされず、「ボケた」と言われないように気をつけなければと考える今日このごろである。

2001 / 01 / 28 (日) ¦ 固定リンク

嗚呼日本人 嗚呼日本人

 普段はとくに意識していないが、「ああ、日本人でよかったな〜」と思うことがある。日本人であることが恥ずかしいことも多いが生まれも育ちも日本である事実は変えようがない。

 日本人で恥ずかしいと思うのは”ブランド好き”が大挙として海外の専門店に押し寄せる姿を目にした時。ヨーロッパ旅行の経験はないが、ルイヴィトンやグッチ、カルティエなどの専門店は若者から爺、婆まで日本人で埋め尽くされていると聞く。現地の人にとっては子供みたいな”ネーチャン”が高額商品を買い漁っている姿をうさんくさそうに見ているらしい。

 格調高い店内でギャーギャー騒ぐだけでも迷惑な話だが、店内や出入り口で”記念写真”を撮るバカモノまでいると聞いている。それなりのブランドは、それなりの人格や経験を備えた人が身に付けるべきであって、「みんなが〜持っているから〜」程度の感覚で買われた日にはブランドの価値が下がってしまうと思う。実際に、価格は別として、賢くなさそうなヤツが身に付けているとユニクロでも GAP でもヴィトンやプラダであろうと、すべて大衆品に見えてしまう。

 自分自身がとても恥ずかしかったのは、ツアーに参加してアメリカに渡航したときである。日本の旅行代理店が組んだ予定に無理があったのか、アバウトなアメリカの交通事情が原因したのかは定かではないが、飛行機の乗り継ぎ時間があまりにも短かったため、ファースト・フード店で飲み物とピザを受け取り、全員それを持ったまま次の飛行機に乗り込んだ。

 片手に飲み物、もう片手にはピザをもった日本人が何十人も乗り込んできたものだから、当然のことながら機内に乗り合わせたアメリカ人は、ただでさえ大きな目をさらに大きくして驚いていたり、クスクス笑っていたりした。そんなことをさせた添乗員にも腹が立ったが、それを拒むことをせずに団体行動をしてしまう自分にも腹が立ったものである。

 愛国心が強いほうではないが、海外から帰って来て日本食を口にした時、醤油や味噌の風味や味に触れた時は「ああ、日本人でよかったな〜」と心から思う。子供の頃はあまり喜ばなかった食べ物が、最近ではとても美味しく感じたりすることが多い。以前はハンバーガーやピザ、フライドチキンなどを主食のように食べていたが、最近では 3-4週間に 1回程度になってきた。やはり体内に受け継がれた DNA は日本食を求めているらしいのである。

 食事以外に「日本人で良かった」と思うのは国民性に関してである。1/17は阪神淡路大震災が発生した日で、先日の TV ではその後の神戸などを放送していた。そこでコメンテーターが、「あれだけ壊滅的な被害を受け、消防、警察の機能が完全にマヒした状態で略奪行為や暴動が起きなかったのは世界的に見て奇跡的なこと」と言っていた。

 ・・・この言葉には心から納得してしまった。日本は治安が良いと言われているが、それには秩序正しく善良な国民性が前提にあるからだと思われる。「このスキに金を盗む」と考える人もなく、「腹が減ったから人のいない店から食料を盗む」などというのは生存本能に近い次元だと思うのだが、皆が空腹に耐えながら励ましあっていた。このような国民性は世界に誇れることだと思うし、こういう国民だから自動販売機などの文化も育つのだと思われる。海外で自動販売機など設置すると、一夜にして破壊されてしまうに違いない。

 なにはともあれ、日本には日本の良いところもたくさんあるということを、あらためて感じさせてもらった言葉で、日本人も捨てたものではないと感じることができたのであった。

2001 / 01 / 20 (土) ¦ 固定リンク

不眠症 不眠症

 タイトルに選んだ不眠症という言葉は適切ではないかもしれない。眠りが浅いのは生まれつきで自分自身の特性であるらしいからだ。

 親によれば、赤ん坊の頃から眠りが浅く、新聞を読むのにも気を使ったらしい。乱暴にページをめくると、その音で飛び起きてしまい火が着いたように泣きだしたそうだ。その上、寝つきも悪く、フトンに入ってから寝付くまでが長いため、親のほうが根負けして先に寝てしまうことも多かったと聞く。

 そのような個体差は一生ものらしく、青年期から現在にいたるまで全く変わっていない。社会人になってからは「明日の仕事に差し支えるから」と思い、可能な限り早い時間にフトンに入って寝ようとするのだが最速でも 30分は眠る事ができない。時には 2-3時間たっても眠れないこともある。

 やっとウトウトし始めた時にかぎって車やバイクが寝室のすぐ下の道路を走り、その音で”スッキリ”と目がさえてしまったり、酔っ払いおやじの大声で安眠を妨害されたりする。ひどい時には隣の部屋の時計の音が気になって寝つけないこともある。

 決して言い訳ではないが、安眠を求めて「酒」の力を借りることが多い。中途半端に飲むと神経が冴えてよけいに眠れなくなるので、ついつい量が多くなってしまう。一時期は「アル中」になったら困るので酒を飲まない日を設けていたが、どうしても短時間で眠る事ができないので”薬”に頼ることになってしまう。

 薬といっても”ヤバイ”ものではなく、アメリカ直輸入(輸出先は義兄)の睡眠誘発剤なわけで、睡眠薬より効き目はないが、「睡眠」を「誘発」する「薬」を「飲んだ」という安心感があるためか、1時間以内には眠りにつけるような気がして多用していた。

 しかし、クスリを多用するのと酒を飲みつづけるのと、どちらが体に悪いかを検討した結果、「どっちにしても体に良いはずはない」という結論に達し、今は「酒」を選択している。どうしても眠れそうにない日は「酒・クスリ」の時間差攻撃に頼っている。

 こんなことではいけない!酒にもクスリにも頼らずに寝なければ!と思うこともあるのだが、寝つきが悪い、眠りが浅いのは生まれつきなので簡単には克服できるものではなさそうだ。

 しかし最近はお買物日記の担当者が気を使ってアロマオイルなどを購入してくれたり、照明を白色(蛍光色)から電球色に変えてくれたりしたおかげで、フトンに入ってから寝付くまでの時間は短くなったように感じている。物音で目がさめてしまうのは自分自身の特性なわけなので、あきらめるしかない。

 生活習慣が大幅に変化し、日本は 24時間眠らない国であるのは認めるが、寝つきが悪く、眠りが浅い人種にとっては住みにくい世の中になってしまったと感じてしまうのは・・・・・きっと身勝手なのであろう。

2001 / 01 / 14 (日) ¦ 固定リンク

年末年始 年末年始

 ・・・。21世紀の初頭に当たって暗い始まりもなんであるが、年末年始の外出は本当に疲れてしまった。以前の雑感でも触れたが、やはり 21世紀も女性。それも”おばちゃん”に牽引されていく事をまざまざと実感させられた訳である。

 出不精かつ、人混みが嫌いな性格なため、ふだんは積極的に買い物に出たり、混雑した場所にあえて行くことはないが、年末の買い出しということもあって意を決して出陣した。ところが、予想通りを通り越して各店は”予想以上”の人でごったがえしていた。

 買物をした店は普段でも混み合っており、その面積も狭いため、必然的に秩序ができあがっている。入り口から時計と反対回り。つまり、右手を基準に壁づたいに人が流れている。当然のことながら、その秩序に逆らうことなく流れに身を任せて全く興味のない食材も 「なるほどね」などと言いながら眺めつつ進んでいた。何が なるほどね」なのか良く解らないが、無理にでも納得しながらその流れに乗っていたわけである。

 店内を一巡するその流れの第三コーナーにさしかかった所で、一人の”おばちゃん”が買い物カゴを前に持ち、後ろ向きに歩いてくる。それも一人で何ごとかを話しながらバックしてくるのである。てっきり他の人と話しているのだと思っていたが、その”おばちゃん”の話に参加している人は見当たらない。そしてその”おばちゃん”は一定の秩序がある流れに逆らい、何かを話しながら尻を人の間に入れ、クイックイッとひねりながら列に割り込んでしまった。

 ・・・。間違いなく、新しい「技」である。あたかも、前後の人と知り合いのように一方的に話し、当然のように列に割り込む。恐るべき「技」なのである。それ以外にも”例”の技、以前の雑感にも書いた、人の目を見ないで突進したり、三段腹でグイグイ押しつけてくる恐怖の必殺技を多用したりして、その店はまさに修羅場と化していた。自分は”おばちゃん”と争う根性は持ち合わせていないので、早々に戦線離脱し、店外で買い物が終わるのを待っている始末だった。

 新年が明けて会社に顔を出しに行った時、普段の駅の姿とは全く異なる異様な世界がそこにあった。通勤通学になれている人々は、やはりそれなりの秩序をもっている。駅員にアナウンスされるまでもなく、乗車口は 2列に並び、降りる人を待ってから電車に乗り込むのが正常であり、日常なわけである。

 ところがそこに、日常ではない”おばちゃん”が参加すると、とたんに秩序が乱れる。電車を待つホームはどこが乗車口か解らないほど横に広がり、電車のドアが開くと降りる人を掻き分けて乗り込もうとする。車内では不必要な大声での会話が繰り広げられ、読書も何もあったものではない。”おばちゃん”が 3人以上集まると、パチンコ屋の閉店よりもやかましい。三半規管に相当なダメージをくらいつつも、じっと耐えている自分の姿がそこにあった。

 そんなこんなで 21世紀も女性、とくに”おばちゃん”は元気なわけで・・・。リストラによる人員削減に怯える中年男性、就職難に困り果てる若者に頼る事なく、経済の牽引役として”おばちゃん”には日本国民を先導していただきたいと願ったりするのである。

2001 / 01 / 07 (日) ¦ 固定リンク

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