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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

不眠症 不眠症

 タイトルに選んだ不眠症という言葉は適切ではないかもしれない。眠りが浅いのは生まれつきで自分自身の特性であるらしいからだ。

 親によれば、赤ん坊の頃から眠りが浅く、新聞を読むのにも気を使ったらしい。乱暴にページをめくると、その音で飛び起きてしまい火が着いたように泣きだしたそうだ。その上、寝つきも悪く、フトンに入ってから寝付くまでが長いため、親のほうが根負けして先に寝てしまうことも多かったと聞く。

 そのような個体差は一生ものらしく、青年期から現在にいたるまで全く変わっていない。社会人になってからは「明日の仕事に差し支えるから」と思い、可能な限り早い時間にフトンに入って寝ようとするのだが最速でも 30分は眠る事ができない。時には 2-3時間たっても眠れないこともある。

 やっとウトウトし始めた時にかぎって車やバイクが寝室のすぐ下の道路を走り、その音で”スッキリ”と目がさえてしまったり、酔っ払いおやじの大声で安眠を妨害されたりする。ひどい時には隣の部屋の時計の音が気になって寝つけないこともある。

 決して言い訳ではないが、安眠を求めて「酒」の力を借りることが多い。中途半端に飲むと神経が冴えてよけいに眠れなくなるので、ついつい量が多くなってしまう。一時期は「アル中」になったら困るので酒を飲まない日を設けていたが、どうしても短時間で眠る事ができないので”薬”に頼ることになってしまう。

 薬といっても”ヤバイ”ものではなく、アメリカ直輸入(輸出先は義兄)の睡眠誘発剤なわけで、睡眠薬より効き目はないが、「睡眠」を「誘発」する「薬」を「飲んだ」という安心感があるためか、1時間以内には眠りにつけるような気がして多用していた。

 しかし、クスリを多用するのと酒を飲みつづけるのと、どちらが体に悪いかを検討した結果、「どっちにしても体に良いはずはない」という結論に達し、今は「酒」を選択している。どうしても眠れそうにない日は「酒・クスリ」の時間差攻撃に頼っている。

 こんなことではいけない!酒にもクスリにも頼らずに寝なければ!と思うこともあるのだが、寝つきが悪い、眠りが浅いのは生まれつきなので簡単には克服できるものではなさそうだ。

 しかし最近はお買物日記の担当者が気を使ってアロマオイルなどを購入してくれたり、照明を白色(蛍光色)から電球色に変えてくれたりしたおかげで、フトンに入ってから寝付くまでの時間は短くなったように感じている。物音で目がさめてしまうのは自分自身の特性なわけなので、あきらめるしかない。

 生活習慣が大幅に変化し、日本は 24時間眠らない国であるのは認めるが、寝つきが悪く、眠りが浅い人種にとっては住みにくい世の中になってしまったと感じてしまうのは・・・・・きっと身勝手なのであろう。

2001 / 01 / 14 (日) ¦ 固定リンク


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