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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

嗜好の変遷 嗜好の変遷

  鳥インフルエンザ騒ぎは治まる気配がない。 発端となった業者の会長が自ら命を絶つという悲しい事態になってしまったが、従業員の話や各社の報道を見ていると、責められるべきは社長の方である。 政府は業者に対する刑事告発を決めたようだが、これだけ被害を拡大させたのだから当然のことだ。 願わくば、取調べに対して、責任を故人に押し付けることなく素直に応じていただきたいものである。

  先週の続きになってしまうが、肉や卵、揚げ物などの食べ物を断っていても、それほどストレスを感じずにいられるのは、年齢とともに食の好みが変化したのも一因だと思われる。 若い頃は、揚げ物と肉ばかり食べていた。 一人暮らしが長く、自炊など面倒だったため、主食はおのずとコンビニ弁当、惣菜、外食などに頼ることになる。 数ある中でも選択するのは、どうしても好きな食べ物に偏ってしまう。

  若い頃は栄養のバランスなど気にしていないし、日本人自体が、今ほど健康に気を使っていた時代でもなかった。 そうなると、どうしても同じようなものばかりを食べ続けてしまう。 それでも当時は、若さが勝ってコレステロールや脂肪として体に蓄積されることなく、ある程度の体内バランスが保たれていたのであろう。 いや、血液中の酵素は先天性のものだから、自覚症状がなかっただけなのだろうか。

  いずれにせよ、そういった食べ物に飽き飽きしていたこともあり、今となっては食卓に並ばなくても何の不満もない。 むしろ、野菜や魚などを食べて、しみじみと (美味しいな〜) と感じる。 子供の頃は、野菜や油揚げを煮〆たものや納豆、沢庵(たくあん)、焼き魚、味噌汁などが食卓に並んでいても、食卓全体がブラウン系の色で華々しさがなく、いまひとつ気分が盛り上がらなかったが、今となっては、そういう食事の方が嬉しかったりする。

  海藻などの酢の物や、佃煮、酢味噌を使った和えものなど、(何が美味しいんだか) と思っていた。 食べなければ親に叱られるので、上目使いに顔色をうかがいながらボソボソと口に運んでいたが、今では美味しくパクパクと食べるようになった。 本当に嗜好というものは年月の経過とともに変化するものであるが、それが幸いして、今の食事生活にストレスを感じずに済んでいるのである。

  ただし、過去に好きだった食べ物が嫌いになったり、興味がなくなった訳ではない。 今でもモスバーガーは大好物なので、半年に一度は買って食べる。 お好み焼きも大好きだが、卵を使用しているため、こちらは年に一度くらいの割合で食べている。 牛や豚はそれほどでもないが、鶏(もも肉)は我慢できずに一カ月に一度くらいは食べる。

  その他、ピザも好きだが年に一度くらい、卵料理も好きだが半年に一度くらいだろうか。 卵料理と言えば、この歳になって恥ずかしいのだが、オムライスが大好物なのである。 普段は意識していないが、時々、無性にオムライスが食べたくなってしまうことがある。 しかし、卵は安易に口にできないため、このときばかりは少々のストレスを感じてしまう。

  子供の頃から変わっていないと言えば、昔も今もイチゴは大好きだ。 果物そのものではなくても、クリームやシロップなどでイチゴの風味がすると幸せな気分になってしまう。 最近もイチゴ味のカルピスを購入し、牛乳に混ぜて飲んで幸せな気分に浸っている。 今回のタイトルは 『嗜好の変遷』 としたが、ぜんぜん移り変わっていないではないか。

  以前の雑感に書いた子供の頃に育ててもらった ”ばあちゃん” が、ジャガイモやカボチャを潰して片栗粉を混ぜ、団子を焼いてくれたのを好きで良く食べていたのだが、最近になってそれを思い出し、土曜の夜は酒のつまみ、夜食をかねて毎週のように食べている。

  やはり、そうは簡単に好みは変わらないらしい・・・。

2004 / 03 / 13 (土) ¦ 固定リンク


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