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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

油抜き生活 油抜き生活

  先週から引き続き、鳥インフルエンザ騒ぎが治まらない。 発端となった業者の対応も信頼を損ねることばかりだ。 こんなに近くで発生すると、やはり不安は広がる。 鶏肉や卵を食べても感染しないことは分かっているが、豚などを介しての感染や、ウイルスの突然変異による人→人感染にまで事態が進まないことを祈るばかりである。

  業者も、やっと事の重大さに気づいたのか、昨日は平身低頭して謝っていたが、これだけ悪感情を持ってしまった後では遅すぎる。 農水省も 「補助金は国民感情を考慮したうえで・・・」 と言っているし、告訴も辞さない構えだ。 それもこれも、すべて自業自得というやつである。 行政や消費者に対して、これだけ不信感を植え付けてしまったのだから、自助努力で信頼を回復させるべきである。

  先週の雑感の終わりにも書いたが、肉や卵が好きな人は困るだろうし、商売をされている人にとっては死活問題だろうが、現在は肉も卵も断っているので、店頭から牛肉や鶏肉、卵が姿を消しても個人的には大きな問題ではない。

  そもそも、何ゆえに食事制限をしているのかといえば、医者に止められたからだ。 体の調子が悪く、診てもらったところ、コレステロール値が高かったのが原因だ。 特に油っこいものを好んで食べていたわけではなく、毎日の食事も、それなりのバランスは保たれていたのにである。 医者の説明によると、血液中に含まれるコレステロールを作り出す酵素が、人よりも多いのだそうだ。

  これは先天性のものであり、治療の施しようがないらしい。 つまり、常人と同じコレステロール値を保つには、動物性タンパク質、油脂などを人よりも少なく摂取しなければならないということであり、そのためには肉や卵、油などを控えなければいけない。 最初にその話を聞いた時は、目の前が暗くなってしまった。 回数は多くないにせよ、肉や卵料理が大好きだったからだ。

  往生際わるく、「週に一度くらいは・・・」 とか 「少しなら・・・」 などと医者にすがりついたが、「ダメ」 と言われてしまった。 そして、2003年の 1月から ”油抜き生活” が始まった。 初めの頃は、焼肉の匂いにクラクラしたり、スーパーの惣菜コーナーにある揚げ物の匂いにフラフラと吸い寄せられたりしてしまったが、今となっては食べたいと思わなくなってしまった。

  むしろ、天ぷらやフライなどは食べることを想像するだけで胸焼けがしてしまう。 人間、必要に迫られると変われるものである。 コレステロールにはストレスも良くないと言われたので、無理に我慢することなく、鳥のササミやヒレ肉などは、月に一度くらいは口にしているし、肉、卵、油の三拍子揃ったカツ丼も半年に一度くらいは食べている。

  しかし、そこまでやっても血液検査をすると、常人より少し高目の値までしか下がっていない。 血液中の酵素くんが余計なことをしてくれている状態は変わらないようだ。 このまま一生、人並みの食事はできないらしい。 それでも、今となっては 「我慢する」 というほど体が要求しなくなったし、それによるストレスも感じていないので、それはそれで構わないと思っている。

  むしろ、この一年で体重が 5kg 以上も減り、体脂肪率も 20%以下になったこともあり、勝手にダイエットになっているので 「まあいいや」 と、お気楽に構えることにしているのである。

2004 / 03 / 06 (土) ¦ 固定リンク


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