結論から先に書くと禁煙している。 7月28日(月)から始めたので今日で 13日目だ。 2000年、2003年、2005年と 『絶対禁煙なんかしない宣言』 をしてきた。 医者から止められようがタバコ税が上がって 1,000円になろうが、かたくなに禁煙を拒否して人類最後の喫煙者になってやろうと心に決めていた。 自分のことだけだったら今でも気持ちは変わらない。
実は 『お買い物日記』 担当者も喫煙者であり、二人そろっての愛煙家であったので一方の喫煙によって健康被害を与えるとかそういう心配がなく、それぞれが自己責任でリスクを負っていた訳である。 ところが 『お買い物日記』 担当者にちょっとした事情があって 7月24日あたりからタバコを吸わなくなった。 ところが、ずっと我慢していたのに 26日に一本だけ火をつけた。
タバコを止める気などさらさらなかったが、喫煙の欲求に耐えている人の目の前でブカブカ煙を出すほど無神経ではない。 3mm 程度のデリカシーのカケラくらいは持ち合わせているのでタバコを吸うのが申し訳なく感じるようになり、一人で禁煙するのも辛かろうと、一緒に止めることにしたのである。
電車に乗っている 1-2時間、飛行機の乗っている 3時間、海外渡航の 10時間、あれほどタバコを我慢するのが辛かったのに、今回は思いのほか簡単にタバコ断ちができている。 以前の独り言に書いたように最近は喫煙量が激減し、依存度が低下していたので止めるのも楽なのか。
それでも中毒であった事実に変わりはなく、それを断ち切るにはそこそこの努力と精神的苦痛を伴う。「ガルルル」 と野性に返り、「タバコをくれ~」 と言うほどひどい禁断症状はないが、最初の 2-3日はついついタバコに手が伸びそうになった。 実は何が何でも絶対禁煙という強い意志で始めた訳ではないので灰皿もタバコもいつのも場所に置いたままにしていたのである。
辛くて耐えられなくなったらいつでも中止することが可能な、ゆる~い気持ちで始めたのが逆に良かったのか、変に気負うこともなく過度のプレッシャーを感じることもなく、それゆえにイライラすることもなく過ごすことができている。 気持ちが落ち着いているから喫煙の欲求も少ないという好循環になっているのかもしれない。
それでも始めた当初はたまに吸いたくなる気持ちを抑えるために、ボトル入りのガムを購入して朝から晩まで噛んでいた。 こんなに咀嚼運動をしたことがあっただろうかと思うくらいアゴを動かしていると、こめかみに近い変な部分が筋肉痛になってしまった。 そしてタバコの変わりにガム中毒になるのではないかと心配になるくらいガムに依存するようになった。
開始から 10日以上経過した今ではガムへの依存度も低下し、一日に一度くらい口に入れるかどうかというところである。 吸いたいと思う間隔もどんどん長くなり、当初は毎時間おきだったものが数時間おきになり、それが食後だけになり、今は何かのタイミングでふと気が緩んだときだけになった。 そて今日、「もう大丈夫だよね?」 と言いながら 『お買い物日記』 担当者が残っていたタバコを捨てた。
本当にもう大丈夫なのか分からないが、二人で叱咤激励しながら続ければ禁煙は成功するかもしれない。