自分解体新書 - 23 -

自分解体新書 ~目次~

■ 毛髪 その4

白髪化の進行に歯止めがかからない。

そりゃあ、ここまで白髪頭になってから黒くなるなどとは思っていないが、加速度的に進行していて今は全体の 65%ほどが白いものと思われる。

後頭部は黒さをある程度は維持しており、それは前頭部から頭頂部に密集しているため、正面から見ると 80%以上が白髪という訳だ。

何カ月か前の事になるが、長兄夫妻と一緒に買い物にでかけ、屋外駐車場から店まで歩いている時、店舗の良く磨かれたガラスに映った自分の姿を見て愕然とした。

それは思っていた以上、自覚していた以上に髪が白く、それはすでに『真っ白』と言って過言ではないほど太陽光を見事に反射していたのである。

家の洗面所で見る鏡、散髪の際に見る店の鏡でも、そこまで白く見えてはいない。

屋内の照明の下で見え方と、屋外の太陽光に照らされた際の見え方がこんなに違うとは。

そして、白髪化によって余計に地肌が目立つということもあるが、確実に本数も減って薄毛化も進行中だ。

となりの店のお兄ちゃんは
「まだ大丈夫だよ」
と言ってくれるが、散髪後にシャンプーしてもらって濡れた頭を見ると、以前よりも確実に地肌が露出しているように思えてならない。

以前から、ハゲたら変に隠さず、思い切って短髪にしてやろうと思っており、それはお兄ちゃんにも伝えてある。

散髪中に
「そろそろ短くする?」
と、いつ言われるのかドキドキするお年頃になってしまった。

■ まつ毛 その7

白髪化はまつ毛でも進行している。

以前までは 3-4年に 1度くらいの割合で白いまつ毛が生えてきたが、それが年に 1本、数カ月に 1本と徐々に間隔が短くなり、今では常に生えるようになってしまった。

右目の端、左目の端、どういう訳か左右対称の同じような場所にそれぞれ 1本ずつある。

今のところは 1本だが、それが 2本、3本と増え、そのうちに頭髪と変わらぬ白さになるのではないかと思わないでもないが、まつ毛が真っ白な人など見たことがないので、そこまでには至らないであろうと信じているところだ。

■ 指 その3

以前にも書いた、硬くなってボコボコになっていた指だが、もう少しで完治というところまで改善してきた。

何にでも効くと信じてやまないオロナインH軟膏を塗り、綿手袋をして就寝してみても期待したほどの効果は得られなかったが、それならばと昨年の 5月に 『お買い物日記』 担当者が皮膚科に行って処方してもらった塗り薬を試してみたところ 2日目の朝には効果を実感でき、そのまま続けていたところ今は人差し指と中指の先の先、本当に極一部に硬さは残っているものの、それ以外は綺麗に治っている。

中途半端にしてぶり返すと困るので、このまま完全に治りきるまで薬を使い続けるつもりだ。

■ 脚

ここ数年、ずっと左足が痛い。

正確には左の腰から尻、太ももに膝裏、ふくらはぎの横を通って足先に至るまで、ピリッと電気が走るように痛いこともあればジンジンと鈍痛を感じることもある。

ぶつけた覚えもひねった覚えもなく、まして怪我をした覚えもないので加齢による現象だろうと放っておいたのだが、ある日テレビを見ているとファイザー製薬の CMで武田鉄矢氏が登場し、語り始めた症状がまさにピッタリだった。

同サイトによると、日本では『痛みを我慢するのが美徳』とされてきたが、我慢することで痛みが慢性化してしまうこともあれば、我慢できなくなるほど痛みが強くなってからの治療だと薬の量が多くなってしまうと書かれている。

しかし、痛みを感じはじめて早くも 2年、痛みが増しているかと言えばそうでもなく、変な意味で安定的な痛みが続いているので悪化はしていないのではないだろうか。

それだけに、病院で診てもらうほどのことなのか判断が難しかったりするのであった。