かなり以前の雑感で非常事態に備えた防災グッズの選定などしてみたが、案の定と言うか何と言うか、考えただけで何も準備していないのが現状だ。 『お買物日記』 担当者が多少は準備をしてくれているようだが、それがどこに置いてあるのかさえ知らない有様なので、いざという時に何の役にも立たないかもしれず、やはり着の身着のままでボ~っとしている可能性が高い。
昨夜の独り言に書いたように、このまま地球温暖化が続けば映画 『デイ・アフター・トゥモロー』 と同じになってしまうのではないかと本気で心配している。 大まかなストーリーは地球温暖化によって南極や北極の氷が融け、温度差のなくなった海水の潮流が止まり・・・なんじゃかんじゃとあって世界各地が前例のない異常気象に見舞われる。
巨大ハリケーンや、大津波が各地を襲い、大嵐の中央ではあらゆるものを凍結させるマイナス 100度のスーパー・フリーズ現象が発生して地球は 1万年前の氷河期になる。 書いているだけでも恐ろしいが、実際に映画ほどの急激さはないものの映画と同じ理論で、今後 10年単位で平均気温が 4度低下する恐れがあるとの見解を発表した科学者もいるので SF だと笑ってもいられない。
地震や異常気象などの天変地異だけではなく、北の将軍様が日本に核を打ち込んでくる可能性だってあるし、言われている新型インフルエンザが発生して世の中の機能が麻痺し、食料の調達が困難になったりライフラインが止まる可能性だってある。 そんな危うい状態なのだから、やはり防災グッズくらいは揃えておくのが先見の明というものではないだろうか。
総務省消防庁の Web ページに最低限のグッズが紹介されているが、新型インフルエンザが発生した場合は病院も患者であふれて治療もままならない状態になることが予想されるため、脱水症状になったときに必要な栄養素を補給できる粉末ポカリスエットなど、スポーツドリンク系のものや、点滴が受けられない事態に備えてブドウ糖を摂取できる果物の缶詰なども用意しておいた方が良いらしい。
さらには解熱剤、氷枕や保冷剤なども必要で、嘔吐物などを処理するための使い捨てゴム手袋などもあると便利なんだそうだ。 さらにさらに、カセット式のガスコンロ、非常用の食料などなど、ここまでくると非常持ち出し用というには大荷物になってしまう。 脱出というより引っ越しに近い感じだ。
それでも人からウィルスを貰わないため、逆に人にウィルスを感染させないためには家に閉じこもる必要があるので、買い物などしなくて済むように 1週間とか 10日くらいは生きられる分の食料などを備蓄すべきなのだという。
まったく話しは変わるが、以前に勤めていた会社では何万人が使用しているアプリケーションを開発していた。 市販品ではなかったため隠れたベストセラーと呼ばれ、世の人々のお役に立っていた訳だが、そのアプリケーションの新バージョンを開発しているときに検討したのが 2000年問題だ。 当時は 2000年になると日付を正確に認識できず、誤動作を引き起こすと騒がれていた。
それはまだ 1992年で、今後 8年間も使用される可能性があるとは思えなかったが、念のためと先見の明で対処しておこうということになったのである。 しかし、パソコン自体や他のアプリケーションが問題で不具合が発生する可能性もあり、自力で解決するのは困難というより不可能だという結論に達した。
そこで出た案が 1999年でアプリケーションの動作を強制的に停止させるというものだ。 当時はノストラダムスの大予言で 1999年の 7の月に人類が滅亡すると言われていたので、7月31日をもって全ての動作を停止するプログラムを入れようと話しが盛り上がったものだ。 結局は 2000年になると 「正常動作しない場合がある」 旨のメッセージを表示することになったが、その処理を入れておいて良かったと思う。
MS-DOS で動作するアプリケーションであったにも関わらず、そして Windows が広く普及したのにも関わらず、2000年を過ぎても多くの人が使っていたらしい。 そして多くの人が表示されるメッセージを鬱陶しく思っていたらしいが、何の予告もなく不具合が発生するよりマシである。
やはり 『備えあれば憂いなし』 ということで、食料の備蓄と最低限の防災グッズは準備しておくようにしなければと思ったりしているところである。