自転車新調

昨日の独り言で 『お買い物日記』 担当者が書いているが、二人そろって自転車を購入した。

大阪で暮らしている時、いずれは北海道に帰るのだから数年しか乗らないだろうと今は無きレンタサイクルのマイケルにて中古で購入したものだが、そのまま 10年ほど経過し、さらには北海道まで連れて来られた働き者の二台とは実に長い付き合いだった。

一昨年あたりから 『お買い物日記』 担当者の自転車がキコキコと異音を発するようになったり、自分の自転車は後輪のベアリングが欠けたようで、たまにチェーンの噛み合わせがおかしくなったりし始めたので近所の自転車屋さんに見てもらったところ、耐久年数を越えた経年劣化なので仕方がなく、部品をまるごと交換するしかないという。

それにはそれなりの金額を要するとも言われたので、新しく買ったほうが結果的に安く済むのか尋ねたところ、古い自転車でも元々は立派なものであり、最近になって広く出回っている海外生産の安物とは比べ物にならないくらい高品質なので、同等の乗り心地を得ようと思えば 5-6万円はするのだそうだ。

そんなに良い物であれば安易に手放すのもどうかと思い、だましだまし乗ってはいたが、いくら国産の高級品であれ経過年数にはかなわず、やはり使用には限界なのではないかと思わるようになってきた。

そんなとき、近所の大型スーパーの会員特典で国産のものが安く売られることを知り、いよいよ買い替えの時期がやって来たと判断したのである。

メーカーがブリジストンではあるが、今の時代だと部品製造から組立まですべて中国かベトナム、タイあたりでやっているだろうから今まで乗っていた自転車と同等の品質、乗り心地は期待できないかもしれないと思いつつも、せっかくの機会をのがすこともあるまい。

一応はネット通販で同等製品の価格を調べたが、どこよりも低価格だったので購入を決定した。

それが入荷したと一昨日の午後に連絡があったので、昨日になって受け取りに行き、それまでの自転車を引き取ってもらってきたのである。

さすがにチェーンも車輪のベアリングも新しいのでベダルを踏むと軽々と進み、足への負担が少なく、そろそろ体力も落ちている我が身にとって小さな力で大きな動力を得られる省エネ的乗り物は実にありがたかったりする。

それにしても以前の自転車は色々とがんばってくれた。

とくに 『お買い物日記』 担当者は、毎日の買い物、町内会の仕事で近所を走りまわっていたので足となって一緒に働いた自転車への思い入れも深いだろう。

夏の炎天下、冬の木枯らしが吹く中、早く遠くまで運んでくれたものだ。

この周辺情報でカバーしているエリアのすべてをかけ回り、それ以外にも今はイオンとなっている旧マイカル、万博公園を目の前にした毎日放送学園町のユニクロなどにも行った。

JR岸辺駅など近いもので、月に一度くらいのペースで吹田のモスバーガーまで行ったりもしていたものである。

色々と思い出深い自転車だったが、老朽化には勝てない。

以前の持ち主と合わせると 20年くらいは働いたと思うので、今はゆっくり休んでいただきたいと心から願っているところだ。