何もしたくない日

今日は午前中から法事のための来客があり、愛想笑いなんぞをしてみたり、とりとめのない話に耳を傾けたりしている段階で多少の疲れを覚えていたのだが、共にした昼食の席で同じ話しを何度も聞かされたり、さらなる愛想笑いで疲れが蓄積されたのに加え、日の高いうちからビールを勧められて飲んだりしたものだから雑感を書く気にならず、ボーっとパソコンの前に座ったりしていたが、せめて一行でも二行でも書いておこうと、やっとキーボードに手を置いたところである。

ここまで何もしたくないというのも珍しく、せめてテレビを見るとかゲームをするとか何かしらの暇つぶしにも興味は向かず、今はただ、床のジュウタンの模様の一箇所をただひたすら見つめながら思考のおもむくままにボーっとしていたい気分であり、何かを順序立てて考えたり構成を考えながら文章など書く能力も意志も完全に欠落している状態で、パソコン画面を見てはいるものの焦点が合っているんだか合っていないんだか、ときおり意識が 『はやぶさくん』 が行って来たイトカワの浮かぶ 23万km の彼方まですっ飛んでしまう。

おまけに昼に食べた蕎麦のつゆが家で食べるものより塩辛かったのが原因なのか、それともアルコールを摂取したからなのか、やたらとノドが乾くので何度も水を飲むのに立ち上がり、キッチンで料理の下準備をしている 『お買い物日記』 担当者と話をしてみたりするので余計に考えがまとまらず、さらには天ぷら蕎麦にしたのが悪かったらしく、なんだか胃もたれというか胸やけというかモヤモヤした状態が続いており、数年前だったらとっても美味しく食べていたはずなのに、一人前の天ぷらを口にしただけで胸やけしてしまうとは何とも情けないなどと意気消沈したりする。

そして今日は気温が上がって部屋の温度は 27度を超えており、北海道にしては暑いという領域に達しているので余計に思考が鈍っているものと思われ、普段であれば 『はやぶさくん』 とか 『参院選』 という 『お題』 さえ浮べば、人から 「長い!!」 と言われるほどダラダラと文章を書くことができるのに今日は考えるのすら面倒で、キッチンから香ってくるニンニクの臭いに胸やけも忘れて食欲をそそられたり、開け放った窓の外から聞こえてくる鳥の声に耳を傾けたりしてしまう。

という訳で、今日は何もしたくないので何を書こうかなぁ~と考えるまでを文章化してみたが、たまにはこんな日があっても良いのではないかと、相変わらずボーっとした頭で思ったりしているところである。