余計な心配

いよいよプロ野球も開幕し、今年も熱い戦いが繰り広げられることが期待しているが、大阪と北海道では事情が大きく異なり、阪神タイガースの情報がネットでしか入ってこない。

大阪に住んでいれば望む望まないに関わらずタイガースの情報は NHKのローカルニュースですら試合結果を報じ、タイガース中心のテレビ番組では選手の好不調から二軍にいる選手の情報まで知らされ、その他の情報番組でも必ずタイガースのコーナーがあったりして情報が洪水のように浴びせられ、いやが応にも頭に入ってきたものである。

しかし北海道に住む今、それらの情報はすべて遮断されて何も入ってこない。

その代わり北海道日本ハムファイターズの情報はちまたに溢れており、テレビ、新聞などのすべては大阪での阪神タイガース的あつかいと同等だと思って差し支えない。

朝から晩までファイターズ。

子供から大人、爺さん婆さんまでファイターズ。

妊婦さんまでファイターズなので腹の中の子供もファイターズ。

まだ歴史は浅いが、もう少ししたら生まれる前からのファイターズファンという人も現れるだろう。

で、長かった大阪生活ですっかりタイガースファンに染め上げられた 『お買い物日記』 担当者だが、北海道に帰ってきてから少し様子がおかしい。

もちろん、まだタイガースのことは気にしているが、入ってくる情報量があまりにも少ないので寂しそうでもあり、興味が薄れつつあるようでもあり。

昨年は大きな病気の発覚、手術、治療と忙しく、振り返ってみてもほとんど記憶がない状態なのでプロ野球のことなど眼中になかったと言っても過言ではない。

その治療も二月で終わり、今年は落ち着いて野球観戦もできるが、肝心のタイガースの試合の中継は皆無に近い状況であり、かろうじて対巨人戦の時に放送はされるものの、最近は視聴率の低迷から試合が終わるまで中継してくれることがない。

大阪でのタイガースと同様、日ハムの試合はゴールデンタイムに放送されるし、夜中に 1回から 9回まで完全放送もしている。

これだけの情報を洪水のように浴びせられたなら・・・。

周りからの影響を受けやすい 『お買い物日記』 担当者のことなので・・・。

当然のことながら最近は日ハムのことも気になってきているようだ。

とにかく、ことほどさように大阪と北海道では環境が異なる訳で、去年までタイガースと日ハムへの関心の度合いが 7:3 であったとしても、今年は 6:4、来年は 5:5 と、だんだん日ハムの占める割合が多くなってくるに違いない。

目下のところ我が家の最大の心配事はタイガースと日ハム、それぞれリーグ優勝して日本シリーズで激突することになったら、どちらを応援したら良いものか悩みに悩んでしまうであろうことだ。

しかし、その確率は極めて小さいと思われるので典型的な余計な心配ということかも知れない。