2012年の終わりに

いよいよ今日をもって今年の雑感の更新も終わりだ。

昨年末の雑感に書いていた行動とまるっきり同じような感じで今年も終わろうとしている。

今日の午前中、今年最後の買い物に行き、帰りに今年最後のモスバーガーを食べて帰ってきたのも去年の30日と同じだ。

今回は薬で抑えこんで何とか回避してはいるが、『お買い物日記』 担当者が頭痛気味なのも去年と一緒なのであった。

いつもと代り映えのしない年末だが、去年より少し進んだこともある。

8月31日、焼肉屋さんに行ってきた。

この町に暮らし始めてもうすぐ丸5年、やっと2軒目の焼肉屋さんだ。

行ってみたい店はもう一軒あるのだが、そこで食事をするのは来年か、または 2年後、3年後か。

今年は年末の歯のチェックを終わらせることができている。

爺ちゃん先生に言われた通りに歯を磨いているので、今年は 『お買い物日記』 担当者と二人で合格点をもらうことができた。

そして、今年は少し早めに健康診断を受けたので最後の通院前に結果を受け取る事ができ、それを基に医者と話すこともできたので安心だ。

今年は去年と違って2度ほど朝マックしたが、それは 5月下旬なので半年以上も前のことであるし、散歩途中に行く本当の意味での朝食で利用したのは 1月27日のことなので実質的には一年前のことである。

そして、何年も前から計画しているホテルでのランチバイキング。

とうとう今年もそれは実現しなかった。

実は、あるクラブ会員になれば割引料金で食べられるということだったので、そこに入会までして準備していたのに結局は行かずじまいである。

仕事面では、Webページを作る意思表示を受けていながら一歩も先に進んでいないケースが 2件あり、何の進展もないまま年を越すことになってしまった。

いつも思うのだが、大阪と北海道では圧倒的にスピード感が異なる。

とにもかくにも北海道はのんびりしており、もう絶ち消えたと思っていた案件が忘れた頃に動き出したりするので戸惑うことも多い。

しかし、それがこちらのペースであり、大阪と同じスピードで結果を求めたり仕事を進めようとすると、うるさがられたり煙たがられたりすることもあるので注意が必要だ。

したがって、ずるずると先延ばしになっている 2件も時が来れば動き出すだろう。

年末になって決まり、来年 3月までに制作することになった Webページは少し大きめのプログラムを作成しなければならないので、年内は中途半端に手を付けないでおくことにした。

今年の北海道は 60何年ぶりの猛暑、観測史上初めての残暑、そうかと思えば数日前は 40何年ぶりの寒波、11月には何十年ぶりかの暴風で各地に大きな被害をもたらした吹雪は、知り合いの会社のネットワーク機器をも破壊し、データの損失という金額に換算できない被害までも引き起こした。

これらのことが地球温暖化の影響だとするならば、全世界が一丸となって食い止めなければ数十年の時を待たずとも数年後には大変なことになるかも知れない。

バラマキ過ぎて将来に負の遺産となってしまうのではないかと懸念されるほどの大型補正予算で景気浮揚を図る自民党安倍内閣の目論見通りに来年はデフレを脱却し、景気が回復することを願う。

そして、目標設定と舵取りを誤り、悪性のハイパーインフレにならないことを心から願いつつ、今年の雑感を終わろうと思う。

投票率

先週16日の衆院選は自民党の圧勝という結果に終わった。

国民の多くが自民党を選んだ結果なのでそれ自体に文句はない。

ただし、投票率は 59%台前半となり、過去最低となってしまった結果はいただけない。

残り 40%の人が国を思い、政治に関心を持って投票したらどんな結果になっていただろう。

結果的に自民党の圧勝に終わるかもしれないが、民主党がここまで惨敗することもなかったかもしれないし、維新の会などの第三極がもっと票を伸ばしたかも知れない。

投票率が 90%で、残り 10%の投票行動は大勢に影響がなく、結果が変わらないのなら問題はないが、40%ともなれば結果に大きく影響を及ぼす。

もしかすると違う結果になったかもしれないという選び方、国政選挙では意味がないのではないだろうか。

アメリカ大統領選挙のように国のリーダーを直接的に選べない選挙に興味はないという人がいるが、現在導入されている小選挙区比例代表連用制は事実上の首相選びと変わらない。

民意によって政権がひっくり返るのは前回の民主党の大勝、今回の自民党の圧勝を見ても明らかで、それぞれの党首が総理大臣になるのも既定路線なのであれば、選挙戦が開始された時点での各党の党首、代表が総理にふさわしいかを選ぶ投票でもある。

そんなダイナミックな戦いに決着をつけることができる権利を持つのは実に誇らしいことであり、それに参加しないのはもったいないことだと思う。

政治に無関心な層が多いのであれば、選挙を義務化すれば良い。

義務化とまではいかずとも、投票所入場整理券、いわゆる投票はがきにミシン目を付けて会場で証明印を押してもらい、半券を持って帰ることによって投票したことを証明できるようにして、それがなければ不利益になるようにしたら良いのではないだろうか。

大学生であれば単位が取れない、社会人であればボーナスに影響、失業中であれば就職に影響、専業主婦は夫の会社に提出、年金・社会保障金受給者であれば支給額の減額などのペナルティを課せば良い。

韓国のように平日を投票日に設定し、その日は臨時の休日にして投票を促すという方法もある。

とにかく投票率を上げるための施策を講じなければ選挙そのものに意味がなくなってしまう。

いつも多くの組織票を持つ政党が有利になってしまい、その政党と、政党を応援する組織だけが国を動かして利益を享受するという、中国や北朝鮮と変わらない国に成り下がってしまうのは確実だ。

そんな国にしてしまうことを甘受するかどうかは有権者の意識次第だ。

以前のように自民党しか選挙に勝てず、自民党員、その周辺の組織しか利益を得られない日本に戻るなら、迷わず他の国に移住したいと思う。

馬鹿親

久しぶりに怒髪天を衝く 10秒前からのカウントダウンで時間切れとなり、声を荒げて文句を言ってしまった。

12日の水曜日、『お買い物日記』 担当者が患者仲間を見舞うため札幌に行って帰宅が夜になることから、その日の晩御飯は外食で済ませることにした。

外食と言っても約一年ぶりのびっくりドンキーであり、格式張った店ではないので気兼ねなく闘病生活を続けている仲間の話しを聞きながら食事をすることができる。

料理を食べ始めたころ、母親と小学校高学年くらいの男の子が案内されて隣の席に着く。

最初は静かだったので気にも止めずに 『お買い物日記』 担当者と話しをしていたのだが、少しすると母親の携帯電話が鳴った。

【 16分前 】
席を立って話すかと思ったら、そのまま電話に出て話し始めた。

【 14分前 】
ということは、すぐに用件が終わって電話を切るのだろうと思っていたのだが、会話が終わらないどころかどんどん盛り上がってきて声まで大きくなってくる。

【 10分前 】
くだらない会話に腹を立てつつも 『お買い物日記』 担当者の話しを聞いたり、その日は自分も検診の日だったので結果を伝えたりしていたが、母親の声が耳障りで仕方がない。

【 08分前 】
隣の席に料理が運ばれてきたので通話も終わるだろうと思ったが、一向に会話が途切れる気配がなく、男の子が一人で食べ始める。

【 05分前 】
男の子が中学、高校となり、食事中もケータイやスマホを手放さず、家族の会話もないままメールなどをするようになったとしても、この母親には叱る資格などないと思ったりしながらもダラダラと終わらない会話への怒りが腹の底からブクブクと沸き上がってくるのを抑えることができない。

【 02分前 】
こともあろうか、母親は片手に電話を持ち、肘をついたまま目の前の料理を食べ始めたので、そんな姿を見せつけられている子供が可哀想に思えてきた。

【 53秒前 】
いよいよ会話が締めに入ったようなので、食事中の長電話も終わるだろう。

【 41秒前 】
先方が何かを言ったのか、終わりかけた会話が再び続く。

【 23秒前 】
また会話の締めに入ったので今度こそ終わるか。

【 10秒前 】
今度は母親の方が何かを言い、再び話しが続く。

【 03秒前 】
イライラしながら母親を睨んでいると、視線に気づいたのかチラッとこちらを見たが、すました顔をして横を向いた。

【 0・・・ 】
ついに我慢の限界に達し、
「うるせーぞ、こらぁ!」
と怒鳴ってしまった。

子供は肩をビクッとさせてこちらを見たが、母親は聞こえたのか聞こえないのかツラっとした顔で話し続けている。

あまりの腹立たしさに席を立って文句を言おうと思ったが、『お買い物日記』 担当者が必死に制するので深呼吸して怒りをおさえようとしたものの、血は沸騰したまま、またすぐに爆発しそうな気配だったので、すぐに店を出て自分の視界から馬鹿親の姿を消した。

あんな母親に育てられている息子の将来を思うと悪い意味で笑いが止まらないが、そんな馬鹿親を反面教師として立派に育ってほしいと願わずにもいられない。

そして、必要以上に大きな声で電話している客に店側も注意すべきだろう。

たぶん少し格調高い店では馬鹿親だって電話を遠慮すると思われるので、その店がナメられているのに他ならないのだから。

道産子 DNA

北海道に帰ってきてから 4度目の冬を迎える。

やはり道産子の DNAを受け継いでいるのか、除雪だけが憂鬱であるものの寒くて白い世界に閉ざされるのを嫌だと思ったことはない。

今日は朝からシンシンと雪が降り続いており、夕方には除雪をすることになったが、まだ始めたばかりなので少し楽しかったりする。

今までは降っては解けることを繰り返していたが、今回の雪はいよいよ根雪となって来年の春まで解けることはないだろう。

朝の散歩をしていても、あちらこちらの雪に犬の足跡があったりして楽しい。

まったく姿を見かけなくても多くの犬に会った気分になれる。

そして、やはり12月には雪が積もり、ホワイトクリスマスでなければ気分が盛り上がらない。

除夜の鐘を聞いて新年を迎えるのも雪景色でなければ調子が狂う。

大阪で暮らした十数年間は白くないクリスマス、雪のない正月で、どうにも違和感をぬぐい去ることができなかったものだ。

それというのも道産子 DNAをしっかり受け継いでいることと、生まれてからずっと経験してきたことと異なるため、何かしっくりこない感覚がつきまとったのだろう。

年齢とともに雪が嫌になると母親などは言っているが、今のところは冬が嫌でもないし、雪を毛嫌いするほどでもないのは若さの証拠か。

こんなことを言うもの何ではあるが、大阪の夏と北海道の冬のどちらが良いかと問われれば、一瞬の迷いもなく北海道の冬を選ぶ。

どんなに寒かろうと厚着、重ね着をすればしのげるし、暖房すれば部屋は暖かくなるが、大阪の夏は冷房にも限度があるし、薄着にも限度があるので対処法が限られ、あとはひたすら我慢するしかない。

寒さを我慢しても食欲不振にもならなければ汗疹で身体中が痒くなることもなく、脳の回転が鈍ることもないが、暑さを我慢すると肉体的にも精神的にも疲れ果ててしまう。

運や縁があって北海道に戻り、この町に住むことになったが、実際にはあと何年も大阪で暮らすことはできなかったと思う。

それは様々な事情もあるが、道産子 DNAの持ち主が生息する環境では決してなく、体力的にも精神的にも限界が近かったと思われるからだ。

近所の方々や知り合った方々には懇意にしていただいたし、大阪の人柄は好きなのだが、やはり根本的な違いに完全に順応するのは難しい。

住む場所が変わると様々なことに変化が起こることについて 『水が変わる』 と表現するが、まさに生存の根源である水の違いは受け入れ難いものがある。

ずいぶんと改善が進んだが、住み始めた当初は水道水から異臭がしてそのまま飲むことができなかったし、それを熱したシャワーを浴びると異臭が倍増して密閉空間であるバスルームからは一刻も早く逃げだしたくなるほどだった。

そして道頓堀を歩いていて流れる川から発せられる異臭にも驚かされた。

水の都であるはずの大阪がこんなことで良いのかと腹立たしささえ覚えたものである。

鮭が生まれた川に戻るように、道産子は北海道で暮らすのが一番良い。

どんなに過疎化が進んで不便な暮らしになろうと、北海道に骨を埋めたいと真剣に考えるようになった自分が今ここにいる。

アクシデント

何と・・・。

先程までスラスラと書いていた文章が・・・。

いや、落雷による停電とか、そんなことではなく・・・。

とにかく使い物にならなくなってしまったのである。

どうも変だとは思っていた。

やけにスラスラと筆(キー入力)が進み、次から次へと文章が浮かんでくる。

いつにないペースで雑感を書き続け、こんなことがあるのかと感じていた。

そして、ふと嫌な予感が胸をよぎる。

どこかで見たことのある文章だと。

慌てて過去の雑感を検索してみる。

・・・。

・・・あった。

今回の雑感に書こうとしていたものと同一の内容。

北海道に帰ってきてからの歯医者通いについてだ。

2009年 3月 28日に書いた 『歯医者五軒目』 と、ほぼ同内容のものを書いていた。

そして、それに気づかず危なく今日の夜に投稿するところだった。

すでに長文を書いたあとなので、今さら他の内容で書き直す気力はない。

12年続けてきて初めてのアクシデントを今回のネタとし、投稿することにする。

いや、今回が運良く気づいただけで、もしかすると過去に同じネタで投稿しており、いつも読んでいただいている奇特な人に陰ながら突っ込まれているかもしれないが・・・。