嫌われる食べ物

両親共稼ぎだったため近所の年寄りに育てられたのが幸いしたのか、子供の頃から割りと好き嫌いがなく、普通の子供が嫌うものも平気で食べられたので給食も残すことなく先生に叱られることもなかった。

直近のものは見つからなかったが、2005年時点での子どもの嫌いな食べ物ランキングがあったので見てみると、10年前の 1995年と様変わりしている。

順位19952005
1ピーマンニガウリ
2ナスレバーなど
3ニンジンナス
4レバーなどピーマン
5セロリトマト
6トマト梅干し
7シイタケ肉の脂身
8タマネギアスパラガス
9グリーンピースセロリ
10ネギ、長ネギグリーンピース

ニガウリ(ゴーヤ)、ピーマンなどは苦味成分が多いので嫌われるのは仕方がない。

人間は良くできたもので、苦味、酸味は毒を持つ物、腐敗が進んだ物に多く含まれる成分であるため、子供のうちは本能的に拒絶するよう遺伝子に組み込まれているのだそうだ。

したがって、ある程度の年齢までは食べられなくて当然であり、それが自然なので無理に食べさせる必要はないのかも知れない。

それでも中学や高校になっても嫌いだと言っているのは考えものであり、大人になっても食べられないのは恥ずかしく、甘やかされて育ったのだと非難されても致し方無いだろう。

自分はといえば、なぜだか小さな頃からピーマンも平気だった。

今は美味しく食べているニガウリなど全国に流通し始めたのは近年のことであり、子供の頃は見たことも聞いたこともなかったが、あのゴジラの皮膚のような外見と強烈な苦味を持つ食材であることから、さすがに食べることができなかっただろうと思われる。

2005年の 2位にランクインしているレバーは大人になっても食べられない人が多いが、これも小さな頃から食べることができたし、割りと好きな食材だった。

3位のナスは 1995年も 2位にランクされているが、苦味も酸味もなく、強い香りもないのに安定的に子供たちから嫌われるのは何故なのだろう。

良く火を通せばトロトロに甘く、たまらない美味しさなのに不思議だ。

これも子供の頃から食べられたので嫌われる理由が分からない。

5位のトマトを最近になって食べられるようになったのは 『お買い物日記』 担当者だ。

嫌いと言うより子供の頃に食べ過ぎて見るのも嫌になっていたらしいのだが、最近は加熱しても生でも美味しそうに食べているので完全に克服したのだろう。

自分は小さな頃から何の問題もなく食べている。

6位の梅干しは前述した通り、子供の苦手な酸味を多く含むので嫌われても当然だが、自分は子供の頃から食べられた。

7位にランクインしている肉の脂身は、さすがの自分もちょっと苦手だった。

今となっては赤身だけの肉などモソモソしているだけで、適度に脂身がある肉のほうが美味しく食べられるが、子供の頃はあのブニュっとした歯ざわりと口の中にモワッと広がる味が好きではなく、まだ上手に使えない箸をグリグリさせながら脂身を分離させようとして親に叱られものである。

8位のアスパラも子供の頃から好きなので嫌われる理由が分からない。

苦味も酸味もないのにどうして食べるのが嫌なのだろう。

9位のセロリも割りと近年のものであり、子供の頃は近所の店でお目にかかれる野菜ではなかったが、あの独特の風味は受け付けなかったのではないかと思われる。

実際、セロリを食べるようになったのは約 5年前に北海道に帰ってきてからで、たまたま近所のスーパーの見切り品で安価に販売されていたものを、抵抗なく食べることができるか試しに買ってみたのが最初だ。

パスタやピザのソースにも使われているので、初めて食べるものではないだろうが、実際に買って生で食すのは生まれて初めてのことであり、かなりドキドキしたのを覚えている。

食べてみると実に美味しく、あの独特の風味もかえって好きなくらいであり、今は常備野菜としていつも冷蔵庫に保存されるようになった。

10位のグリーンピースも子供の頃から何の抵抗もなく食べているので過去から現在に至るまで、ずっと子供たちに嫌われている理由が今ひとつ分からない。

それにしても昔は嫌われ者の王道で、1995年当時も 8位、10位にランクインしているネギ類の姿が 2005年に消えたのはどうしてなのだろう。

品種改良で苦味や香りが抑えられたのか、そもそも好き嫌いの多い親世代が料理に使わなくなったのか。

何でも食べられるのは、それだけ楽しみも多く様々な味、食感、のどごしを経験できることであり、嫌いな食べ物が多い人より得をしているように思う。

幼少のころ、上手にしつけてくれて好き嫌いなく育ててくれた老夫婦に感謝したいと思う。

アクシデント2

何と・・・。

昨年の12/01(土)に続いてのアクシデントである。

前回とは異なるアクシデントではあるが・・・。

午後から草稿した雑感を保存していなかったようだ。

更新しようと原稿のファイルを見ると一行も書かれていない。

・・・。

まあ良い。

長いこと続けていればこんなこともあるだろう。

今週のネタは来週にまわすことにしようと思う。

自分解体新書 - 14 -

自分解体新書 ~目次~

■ 目 その2

視力の低下が著しい。

それは日々衰え、先月と今月では明らかに見え方が異なるほどだ。

以前にも書いたように距離によって見え方が異なるため、ひとつのメガネですべてを補うことができず、用途によって使い分けなければいけないという不便さに閉口している。

相変わらず相当な距離があれば遠くは見えるが少し離れたところは見えない、その乱視用のメガネではパソコン画面が見づらく、老眼のため手元も見づらい。

パソコン用のメガネでは遠くも手元も見えない。

したがって、テレビを見る用、パソコン画面を見る用、手元を見るための老眼鏡と 3種類も必要としている状況だ。

そして、視力の低下に伴ってパソコン用のメガネが合わなくなったので先週の木曜日に検眼と注文を済ませてきた。

一年に一度は眼科に行き、眼圧、眼底、その他もろもろの検査を受けているので緑内障、白内障の心配は今のところないが、目の老化は避けられない。

死ぬまで目は見える状態でいたいので大切に使わなければと思ってはいるものの、仕事がらパソコン画面を見ない訳にはいかないし、スマホのゲームも止められないし、海外ドラマを見るのも止めることができないのが困ったものだ。

■ 爪

以前から季節によって爪が伸びる速さが異なると感じており、それは 『お買い物日記』 担当者も同意見だったのだが、事実、夏場より冬は伸びが遅い。

夏は二週間に一度爪を切っているが、冬場は三週間に一度になる。

ネットで調べてみたところ、爪の伸びる速さは季節や食生活によって変動し、爪周りの皮膚に十分水分があって潤っていると速くなるとのことなので、冬の乾燥時期に指先もカサカサになっているのも伸びが遅くなる要因なのだろう。

個人差はあるが、通常は 1日 0.1ミリ程度伸び、夏季は 10%~15%伸びが早いのだそうだ。

実は昨年末、左手親指の爪の端が縦に割れ、それを放置していたら布に引っ掛けて一部が欠損し、血が流れ出てしまった。

それでも病院に行くことなく放置していると、欠けた部分から今度は横にヒビが入り、それがどんどん長くなってきて何かに引っ掛けると剥がれてしまいそうな怖さがある。

今も病院には行かず、絆創膏を貼って何かに引っかかるのを防止しているが、この冬場の伸びが遅い時期なので、横に入ったヒビが先端に来るまでは少し時間がかかりそうだ。

足の爪は必要か。

唐突ではあるが、たまにそう思うことがある。

歩いたり走ったりするために足の指自体は必要だと思うが、そこに爪がある必要性を感じないのは自分だけだろうか。

手の爪であれば細かな作業をする時、シールなどを剥がす時、人によっては楽器を演奏する時、女性が攻撃を加える際の武器として必要だが、足の爪に課せられた役目など皆無だろう。

むしろ切るのが面倒であるし、場合によっては水虫の温床となってしまうこともあるので無くなってしまったほうが人類のためなのではないだろうか。

新春

謹賀新年であって賀正であって迎春で Happy New Yearである。

そんな訳で今年最初の雑感だが、年の初めから世の中にブツブツ文句をいうのも何であるし、くどくどしたことを書くのも何なので、ここはユルっと始めて今年一年もダラダラと続けていこうと考えているところだ。

年末になっても実感がなく、大晦日になり紅白が始まってやっと年の終わりを実感したと思ったら新年になり、少しだけ正月気分を味わったと思ったら三箇日が終わってもう五日になってしまい、今年も残すところ 361日になった。

一日は神社に初詣をした以外は年末年始に録画したテレビ番組をひたすら観ており、たまに気分なおしに海外ドラマを観たりして時間が過ぎた。

二日は家から一歩も出ることなく、朝から晩まで録画したテレビ番組と海外ドラマをずっと見続け、やっと年末分まで消化完了。

三日は起床すると少し雪が積もっていたので除雪をしたが、外の空気を吸ったのはその時だけで、やはり新春特番の録画と海外ドラマを観て過ごす。

四日になって今年最初の買い物に出かけ、残りの休みを過ごせるだけの食材を調達して空になった冷蔵庫に詰める。

五日の今日は少し早く目覚めたので朝一番で除雪をし、そのままコンビニに行って朝食を調達。

我家の場合、朝はパン食なのだが、昨年の 29日からは夜更かし朝寝坊が続いていたので朝食を抜いており、実に一週間ぶりにパンを食べた。

テレビ番組の録画分は昨日の夜で見終わったので、今日は朝から海外ドラマを観て過ごし、午後からはこの雑感の草稿をしてから再び海外ドラマ鑑賞。

明日は普段と変わらない日曜日になると思われるので、ダラダラっと海外ドラマなど観て九連休が終わるだろう。

長い休みなので映画の 2-3本も消化できるかと思っていたが、まったくの手付かずで終わってしまいそうな感じだ。

2時間弱の短い映画であれば海外ドラマを 2話観るのと時間的には同じなのに、どうしても録画してある DVDに手が伸びないのはなぜだろう。

やはり続けて 2時間というのは多少なりとも気合が必要であり、心の準備が必要になるので躊躇してしまったり敬遠したりしてしまうのかもしれない。

四日の買い物の途中、今年はじめてスズメの姿を見たし、何匹かの顔見知りの犬にも会えたので、新年の挨拶をすることができた。

今朝も除雪の最中に顔見知りの犬と飼い主のお母さんが通りかかり、『お買い物日記』 担当者はお母さんと、自分は犬と新年の挨拶を交わす。

いつもは少しだけこちらの顔を見て通り過ぎる犬なのに、近づいてきたと思ったらちょこんと横に座わったので首筋をグリグリしてやった。

何のまとめも落ちもない雑感だが、我が家の正月などこんなもので、何をする訳でもなく時間が過ぎてゆく。

ただ、そんな時間を過ごせるのはとてもありがたく、実に大切なことだと心から思う。