化学の味わい

『お買い物日記』 担当者の入院によって一時期はコンビニ弁当中心の食生活になってしまった。

すでに入院期間は 20日間を越えたが、弁当を食べ続けることができたのは最初の一週間くらいだ。

揚げ物中心のおかずと化学調味料の味を体が受け付けなくなり、腹が減っているのに箸が進まなくなってしまった。

若い頃は例外なく毎日、昼も夜もコンビニ弁当か外食という生活を何年も続けることができたのに今はそれが続かない。

口に入れた化学調味料と油まみれの食べ物をなかなか飲み込むことができず、弁当ひとつ食べるのに一時間もかかってしまう。

ここ数年というもの揚げ物どころか動物性脂肪の摂取すら 『お買い物日記』 担当者の手によって控えられていたので、食べたそばから胃にもたれるやら胸やけするやらの大騒ぎであり、どんどん食欲が失せてくる。

それなら揚げ物が極力少なく、あっさりした弁当を選択すればよろしいのではないかと、きのこの炊き込み御飯などという誠に季節感漂う弁当を買ってみたが、その御飯が化学の風味バリバリで、とても食べられたものではない。

それでも米は捨てられず、海苔を千切って入れるなどしてやっとの思いで胃に収めた。

気分を変えてスーパーの惣菜

… 携帯電話の限界
データ送信時に切れたようだ。
面倒なのでこのまま放置