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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

老化現象 2006 老化現象 2006

  以前の雑感にも書いたが、あれから益々カタカナを覚えられなくなってきている。 最近は楽曲、アーティスト名ともカタカナだらけなので、FM 放送を聴いていても 2-3日経過すると誰の何という曲なのか見事なほどに忘れている。『お買物日記』 担当者と 「忘れるということは重要なことではないのだ」 などと、なぐさめ合ってきたが、そうも言っていられなくなってきた。

  最近になってカタカナではない漢字の名前すら怪しくなってきたのである。 人名を覚えるのは昔から苦手で、それがカタカナだと更に酷いことになる。 登場人物が複数になると名前を覚えられないというのが翻訳ものの小説を読まない理由だったりするのだが、日本の小説ですら登場人物の名を覚えられなくなってきた。 急な場面展開で何ページも前に登場した人が出てくると、慌てて前文を読む始末だ。

  パソコンには住所録があり、携帯電話にもメモリされているので、電話番号も覚えられなくなってきた。 若い頃は友人から仕事関係先まで何件もの番号を記憶していたのに、今となっては自宅と実家の番号が関の山で、よく話しをする仕事仲間の電話番号すら記憶していない。『お買物日記』 担当者の携帯電話はおろか、自分の携帯電話の番号すら分からないという体たらくだ。

  もしかしたら BSE (いわゆる狂牛病) 患者のように、脳がスポンジ状にスカスカになってきているのではないだろうか。『指先を動かすとボケない』 という説を信じるならば、毎日キーボードを打っているし、マウスだって操作している。 ゲーム機のコントローラだってテレビのリモコンだってピコピコと操作しているので、その運動量は十分なのではないかと思ったりしているのではある。

  しかし、「ボケても昔のことは良く覚えている」 とも聞く。 小学生、中学生時代の友達の家の電話番号だの、昔の業者の電話番号だったりを今でもしっかりと覚えているというのが妙に怪しい。 着々と脳のスポンジ化が進んで穴が大きくなり、スカスカどころかボワンボワン状態になっているのではないかと疑いたくもなってしまう。

  色々と不安は募るばかりであるが、よく考えてみると自分の場合は天然ボケの要素も多分にあるのではないかと予想される。

  以前の雑感にも書いたが、あお向けに寝転がってタバコを吸っていたのに大きなアクビをしたので火の点いたタバコが落下し、ノドを火傷しそうになったことがある。 ゲホゲホしながら慌てて起き上がり、口の中に指を入れて取り出したが、思いのほか奥まで入り込んだタバコを出すのは辛く苦しいもので、自分の指がノドの奥に入ってゲロゲロと吐きそうになってしまったことがある。

  何年も前の話になるが、自転車に乗っていたときにクシャミが出そうになった。 気合いとともに我慢すると一度は治まったのだが、余波が次から次に押し寄せてくる。 不思議なものでクシャミのパワーは蓄積されるのか、余波が来るごとにエネルギーが増していく。 そして、耐え切れなくなり、十分にパワーを充填した大きなクシャミが 「ぶ、ぶえっくしょ〜ん!」 と放出された。

  その衝撃で握っていたハンドルがガクガクとなり、まるでコントのようにユラユラと軌道を逸れた自分は電柱に激突し、そのままボテッと転んでしまったのである。 激走していた訳ではないので怪我などせずに済んだが、上述したタバコの時と同様に 「何たるアホか!」 と自分で自分を責めることになる。 もの凄い自己嫌悪に陥り、しばらくは立ち直れない気分になるのだ。

  昔から間抜けなことをやっているので、今さらながらに 「ボケが始まったのではないか」 と不安になることもないような気がするが、物覚えが悪くなった事実だけは否めない。 そして、様々なことを忘れながらも歳を重ねていくことになる事実も避けようがないのであろう。

2006 / 07 / 29 (土) ¦ 固定リンク


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