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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

進化論外 進化論外

  ニワトリが先か、卵が先か・・・の命題に結論が出たようだ。 英国の遺伝子専門家と哲学者、養鶏家の 3人が出した結論は・・・卵が先。 「生物が生きている間に遺伝物質が変化することはなく、ニワトリ以外の鳥が途中でニワトリになることはあり得ない。このためニワトリ以外の鳥が産んだ卵が、突然変異でニワトリの特性を備えた卵になった。」 ということらしい。

  言われてみれば確かにその通りである。 進化は突然変異で起こるものであるから、飼っている鳥がある日突然ニワトリに変貌を遂げるはずがない。 遺伝子を受け継ぐ過程で DNA の配列に変化が起こる訳だから、受精して細胞分裂を繰り返している途中で何かが起こり、そのままニワトリが生まれる卵となったことになる。 そして孵化したのがニワトリの第一号だ。

  そこまで考えると、とても不思議で納得できないことがある。 種の保存をするためには同種のものが沢山なくてはいけない。 つまり、突然変異で生まれたニワトリも一羽だけであれば、その一羽でニワトリという種は滅びてしまう。 その種を維持できたり繁栄させたりできるということは、同時期に複数のニワトリが必要になるが、そんなに都合よくニワトリが誕生するのだろうか。

  何もニワトリに限った話しではなく、人間だって同じだ。 いつどこで猿と枝分かれしたのか分からないが、生まれてくる猿が少しずつ人間に近づき、それが同時多発的に生まれたから人間という種が現存している訳である。 何らかの理由で環境が大きく変わり、その環境に適応するために今のような姿になったのだろうか。

  子供の頃、進化論の説明を受けるときに 「キリンさんは高いところにある餌を食べるために首が長くなりました」 とか 「象さんは手のように便利に使うために鼻が長くなりました」 などと聞かされ、それは正しいことなのだろうが、あまりにも純粋に話を受け止めていた。 しかし、疑り深いオッサンになると 「本当にそうなのだろうか?」 と思ってしまう。 そんな理由だけで進化などするのだろうか。

  キリンは首が長くなったのではなく、最初から首が長いから高いところにある餌を食べるのが楽なのではないだろうか。 象だって、たまたま鼻が長かったから、それを手のように使っているだけではないだろうか。 同じような外見のサイだって鼻が長ければ便利に使いたいはずである。 どんな動物だって猿や人間のように自由に手が使えれば嬉しいはずである。

  それなのに何千年、何万年が経過しても大きな変化が見られないのはどうしてだろう。 「まぁいいや」 と現状に満足し、進化を止めてしまったのだろうか。 ここ数万年の間に人間だけが劇的な進化を遂げたのはなぜだろう。 二足歩行し、体毛が減り、言語を操り、火を使い、道具を使い、地球の外にまで飛び出せるようになったのはなぜだろう。 人間と同じくらいに進化する生物がいないのはなぜだろう。

  ダーウィンさんの説はきっと正しいのだろうが、心からは賛同できない。 誰か矛盾を感じることがないくらい合理的に説明してくれないだろうか。 このままだと夜も眠れなくなってしまうかもしれない。

2006 / 06 / 03 (土) ¦ 固定リンク


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