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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

新しがり 一人目 新しがり 一人目

  新しがり(あたらしがり) : 流行を追い、新しいことをいたずらにありがたがること。また、その人。

  世の中には新しがり、俗に言う新しモン好きがいるが、我が父がそういう人だった。 その恩恵を受けて、買ってほしいとせがまなくてもステレオだのラジカセだのを手に入れることができたので、子供である自分はむしろラッキーだったと言えるかも知れない。 何せ 「今度の新製品には、こんな凄い機能が搭載されているらしい」 と言えば、ほいほいと喜んで買ってくる。

  自分はと言えば少なからずメカに興味があったので古くなったものを分解しては、二度と元に戻すことができなくなり、一瞬にして廃棄物にしてしまったりしていた。 そのおかげもあって、今では機械類の調子が悪くなったときなどは分解して簡単な故障程度なら修理することもできるので、亡くなった父親には感謝すべきなのかも知れない。

  自分にとっては有り難かった父も、母親にとっては迷惑だったらしく、何かを買って嬉々として帰宅する父親を見てはため息をついていた。 最近になって普及が進んだ食洗器だが、業務用みたいに大きな自動食器洗い機が実家に導入されたのは今から 30年以上も前のことである。 母親は 「必要ない」 と頑なに反対したが、あれよあれよという間に購入することが決まった。

  現在のものとは違い、昔のは水道の蛇口部分に特殊な器具を取り付けたり、排水溝が必要になったりと、電化製品の設置というよりは工事に近いものがあった。 朝から業者の人が来て、あーでもない、こーでもないと言いながらセッティングし、終わったのは夕方近くだったと思う。 その日は疲れ果ててしまい、外食をしたので新兵器である食洗器が使われることはなかった。

  翌日になって初めて稼動させたところ、もの凄い轟音をたてて機械は動く。 子供だった自分は中で水が噴射したり泡がブクブク出てくるのが楽しくて、のぞき窓にへばり付くようにして見ていたが、その背後では 「こんなにうるさい機械は使えない」 と文句を言う母親と、「う〜む」 と腕組みをしたまま固まっている父親の姿があった。

  せっかく買ったのだからと、その後に 2-3度は使ったが結局は使わなくなってしまい、それからは高額な調理台として活躍することになってしまった食洗器だが、大勢の来客があったときなど、年に数回はンゴ〜ンゴ〜と食器を洗っていたようである。

2006 / 02 / 11 (土) ¦ 固定リンク


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