関西地方も 「梅雨入りしたらしい」 という、ゆる〜い発表がなされた。
以前の雑感にも書いたように、気象庁が 『梅雨入り宣言』 するのを止めてから久しいが、やはり梅雨入りしたのならハッキリと宣言していただきたいものである。 「らしい」 などと表現しても、天気予報では 「気象庁が・・・」 と伝えるのだから、実質の宣言と大きな差はないではないか。
土日は朝の散歩をパスしているが、明後日からの散歩は傘をさしながらということになりそうだ。 太陽の下をテクテクと歩くのが気持ち良いのであって、傘をさしながトボトボ歩いてもイマイチ気分が盛り上がらないのではないかと少し心配になったりしている。 しかし、せっかく半年以上も続けていることなので、梅雨時だろうと夏の暑い盛りだろうと何とか続けたいと考えている。
以前の独り言に 『風邪をひかなくなった』 と書いたが、これは散歩効果もあるのだそうだ。 近所に住む方が話しておられたのだが、散歩をしているときは体調も良かったのだが、ある事情で散歩をしなくなったら体調は悪いわ、風邪はひくわで、病院通いの日が続いているという。 適度な運動と、日の光を浴びて ”光合成” するのは健康のためにも必要なのかもしれない。
散歩を実践していた人が言うのだから信憑性が高いし、その人は医師ではないにせよ病院勤めをされていた人なので余計に話しが信頼できる。 それならば 「雨に濡れる」 とか 「暑い」 などという理由だけで散歩を中止する訳にはいかない。 無理なく続ける手段を検討しておいたほうが良さそうだ。
それはそれとしても、やはり梅雨時は気分もパッとせず、なかなか鬱陶しいものである。 軽〜い ”ひきこもり” である、プチこもり生活をしているので仕事以外で外出することも少なく、先週の雑感に書いたように昼間もカーテンを閉め切っているので外が晴れていようが雨が降っていようが大差はないようであるが、やはり気分はスカッとしない。
先週までは気温が高くても湿度が低かったので、窓を開けて風を通せばサラサラと気持ちが良かったが梅雨時は窓を開けても、どよんどよんした気持ちの悪い空気が循環するだけである。 第一、雨が降っていては窓すら開けることができない。 かなり以前に通販で除湿機を購入したことがあるが、使用を開始すると室温が 40度になるくらい空気を熱することが判明したので返品してやった。
それ以前に購入した松下製の除湿機は空気を加熱することもなく快適に除湿してくれたので、同じ効果を期待したのだが、やはり知らない会社が製造したものは品質というか方式が良くないのか、使い物にならなかったのである。 以前と同じ松下製の除湿機を Web ページで探してみたが、製造中止になっていたのか新製品に切り換わってしまったのか、すでに販売されていなかった。
エアコンのスイッチを入れるのには時期が早すぎるような気もするし、乾燥剤として知られるシリカゲルでも部屋中にばら撒いてやりたい気分である。 毎年のことなのに梅雨というのが、どの程度の期間であるのか覚えていないが、これから少しの間は鬱陶しさと戦う日々が続きそうだ。
梅雨時のことではないが、小学校の同級生の女の子で、夏休みに雨が降ると嬉しくてたまらないという子がいた。 友達と 「変なヤツ」 と言ってからかっていたのだが、よく話しを聞くと彼女の父上は大工さんをしており、雨が降ると仕事が休みになるので遊んでもらえるのだと言う。 「遊びに連れて行ってもらえるのは雨の日ばっかりだけど」 と、嬉しいような寂しいような顔をして笑っていた姿を思い出す。
梅雨がなければ水不足にもなるだろうし、彼女のように雨を喜んでいる人だっているかもしれない。 この雨も誰かの役に立っているかもしれないと、少しだけ優しい気持ちで梅雨時を過ごそうかと思ったりしている今日この頃である。