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浅春の旅 余話 浅春の旅 余話

  今回の集まりで重要な任務となっていたものに、1/16 の独り言に書いた移植手術後のビデオテープの再生がある。 恐る恐るビデオデッキに挿入し、再生を開始してみたところ、テープは順調に回転を始めた。 その日は 2/9の平常日だったので自分は仕事をしていたので所々しか観ていないが、一部で画像や音声が乱れたものの、最後まで見ることができたようである。

  ただし、テープの巻き込みや切断を回避するために早送りなどの操作はすることができない。 通常であれば CM などは早送りでパスしてしまうのだが、その間も見続けなければならないというのが欠点である。 180分テープに 3倍速で録画していたので合計 540分、つまり 9時間分もある。 最初の部分は観終えていたとはいえ、7-8時間もの間、義兄はじーっとテレビの前に座っていた。

  もうひとつの重要な任務は 『書籍探し』 である。 アメリカに住む義兄は猫を飼っているのだが、来日している間の世話は知人に頼んでおり、その知人の依頼で日本で販売されている本を買わなければならない。 そして、その本と言うのが 『冬のソナタ』 関連なのである。

  そこからも分かるとおり、知人というのは女性なのだが、義兄は 「単なる友達だ」 と言い、「ふ〜ん」 という応えに 「ほ、本当だって」 と応戦し、こちらも薄ら笑いで 「へ〜」 と応える。 ・・・ いいオッチャンやオバチャンになっているくせに、まるで高校生のような会話である。 実のところは単に仲の良い友達らしいのだが、猫の世話をしていくれているお礼に、頼まれた本の大捜索が始まった。

  大捜索というのも、本屋さんに行ったら安易に入手可能であろうと思っていた 『冬ソナ』 の関連本がすっかり姿を消していたからである。 以前の独り言に書いたように、熱しやすく冷めやすい DNA を保有する日本人は、一部を除いて完全に 『冬ソナ』 のことなど忘れているようだ。 これにはヨン様もびっくりだろう。 しかし、これほど入手が困難になっているとは予想もしていなかった。

  千里丘駅周辺の本屋さんは全滅。 一時期はコーナーまで設けて大量に売られていた本が、どこにも見当たらない。 それならばと、法事で行った京都でも本屋さんを物色。 しかし、割と大きな本屋さんであるにもかかわらず目的の本が見つからない。

  翌日、市内観光の帰りに梅田周辺を探し回る。 まずは大阪駅構内の大きな本屋さんに寄るが収穫はなかった。 次に疲れた足をひきずりながら、どんな本でも売っている旭屋書店に行ってみたが、ここでも収穫なし。 その向いにある巨大な本屋さんでも目的の本は見つからない。 足は鉛の靴をはいているように重く、朝から遊んでいたので疲労も限界に達しようとしていた。

  「ここまで探しても見つからないのだから・・・」 と諦めかけたとき、国内から来阪し、茨木市のホテルに宿泊していた親類が 「茨木駅近くの本屋さんで見たような気がする」 と言い出した。 気力、体力ともに限界を越えつつあったが、最後の望みを託してオッチャン、オバチャン軍団は一路 JR 茨木駅を目指した。 その夜も千里丘で食事をすることになっていたが、千里丘駅を通り越して茨木駅へ。

  全員が改札を出る必要はないということで、そこで二手に分かれる。 そして、待つこと数十分。 なんと茨木の本屋さんには 『冬ソナ』 関連本のコーナーも健在で、目的の本数冊をそろえることができた。 人間、努力すれば報われるものである。 その夜は、あまりにも疲れていて空腹感もそれほどではなかったが、『くちコミ情報』 を頼りに行った店では凱歌を揚げ、野生に帰って山のように食べて飲んだ。

  元々は法事だったのだが、今回の大阪での集まりは、ある意味で有意義なものだった。 しかし、京都、大阪市内、本屋巡りと、普段以上に足も使い、毎日の散歩で鍛えているとは言え、翌日から数日間は筋肉痛になってしまったのは言うまでもない。

2005 / 02 / 26 (土) ¦ 固定リンク


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