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浅春の旅 二日目 浅春の旅 二日目

  2月12日。 前日の疲れは残っているものの、二日目は市内観光である。 長いこと大阪に住んでいながら観光スポットなどまったく知らないので、親類に聞くと 「飛行機から大阪城は見た」 と言うし、通天閣に行っても、ただ登って降りてくるだけなので、希望を聞き入れて 『海遊館』 に行くことにする。

  きっちりと計画をたてて行動するタイプではないので、「なんとなく 10:00くらい」 というアバウトな感じで千里丘駅から電車に乗り込む。 さすがに休日ということもあって、なかなかの混雑具合だ。 大阪駅で環状線に乗り換え、さらに地下鉄に乗り換えて、なぜか地上をひた走る。

  天保山マーケットプレースに着いたのは 11:00くらいだったが、ちょうど 『中華まん博覧会』 が開催されていたので、混雑する前に早めの昼食にする。 しばし館内をウロウロし、目的の中華まん売場へ。 少し人が並んでいたが、大混雑する前に中華まんをゲットできた。 全国の有名な中華まんが売られている中、それぞれ好みのものをむさぼり食う。

  腹も満たされたところで、いざ海遊館へ。 やはり休日だからか、すでに大勢人が集まっていてなかなかの賑わいだ。 とくに入口付近に人が多く、子供の歓声やら親の声やらで騒然としている。 長いエスカレータで最上階へ。 そこでも人、人、人で水槽を見るもの一苦労だ。 先に進むにつれて判明したのだが、建物の中心に巨大な水槽があり、それの周りをぐるぐる回りながら地上に向う仕組みなので、先を争って水槽を見なくても良いのである。

  そんなこととは知らず、オバチャンや子供に負けてなるものかと人込みに突進したりしていたものだから、入場してすぐに疲れてしまった。 海遊館のシンボルにもなっているジンベエザメはヌボ〜っと泳いでいるだけだし、マンボウの口はずっと 「ウ〜」 と言っているようだ。 アザラシやイルカなども人気があるが、水中で見ていると動きが速く、あっという間に目の前を通り過ぎてしまう。

  ペンギンの子供はボワボワした灰色の毛で覆われ、写真で見ると可愛いのだが大きさは親と同じくらい大きい。 親と違って毛がボワボワしている分だけ親よりも大きく感じる。 そしてボ〜っと立っているだけなので、実のところはあまり可愛いものではなかったりする。

kame  そんな人気者より、口がずっと 「ン〜」 と言っているようなウミガメを見ている方が楽しかった。 狭い人工の岩の間に何があるのか、体を縦にして無理矢理に入り込み、底の砂に顔を埋めて何やらゴソゴソしていた。 それに飽きると泳ぎだし、向こう側からこちらが見えているのか、単なる偶然か分からないが、何度かこちらに近づいてきて、お互いに見つめ合ったりして親交を深める。

  先にも書いたとおり、先に進むと水槽の前の人もまばらになり、好きなだけ魚たちを見ていられるのだが、そのころには疲れもピークに達してしまったので、少しおざなり気味に水槽を見ながら出口へと向う。

  疲労困憊になってしまったので、各自コーヒーやらビールやらソフトクリームを補給して英気を養う。 次に見えたのが大観覧車だ。 観覧車などは何年も乗っていないし、若いカップルや子供連れで賑わっているので躊躇したが、せっかくだからということでオッサンとオバチャンの軍団も列に並ぶ。

  乗り込む直前になって記念写真を勧められたのだが、必要ないと思ってボ〜っとしていたら親族がニコニコして整列しているではないか。 仕方なしに一緒に並び、パシャリと撮影してもらう。 さすがに世界最大級と銘打っているだけに、頂点に達すると高所恐怖症でもないのに下を見ると背中がゾワゾワしてしまう。 15分かけて一周し、降りてから出来あがった写真を受け取る。

  ・・・ その写真は衝撃的なものだった。 自分で認識しているより髪が白い。 日々、鏡くらいは見るが、洗面所の照明の加減なのか、白髪が群生している部分があることは認識していたが、これほど全体的に白くなっているとは思っていなかった。 すっかりへこんでしまった心を奮い立たせ、標高 4.53m という日本一低い山である天保山の初登頂に成功する。

  そして、全員がフラフラになりながら千里丘に戻り、前日と同様に 『くちコミ情報』 を頼りに居酒屋に入り、一同逆上気味に食らい、酒を流し込む。 そして、これも前日と同様に大声で笑ったり話したりしながら旅の二日目の夜は更けていったのであった。

2005 / 02 / 19 (土) ¦ 固定リンク


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