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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

疑問 answer 1 疑問 answer 1

  すでに十分オッサンなのに、今でも 「なぜ?どうして?」 と疑問に思うことが多い。 何にでも興味を示す子供のようなものであるのと同時に、学生時代にしっかり勉強しなかったのが原因なのだろう。 しっかり勉強してきた人にとって当り前のことでも不勉強な者にとっては理解できないことが多いのである。ところがネットの発達によって疑問が次々に解明した。

  以前の雑感にも書いたように、『地震』 がなぜ 『じしん』 と読むのか、どうして 『ぢしん』 ではないのか理解できずにいたがネットで情報を集めてみると、昭和 21年に 『現代仮名遣い』 で 『ジ・ズ』 と発音するものは原則として 『じ・ず』 を使うと定められたのだそうだ。

  例外として、縮む(ちぢむ)、鼓(つづみ)、続く(つづく)、綴る(つづる)など、同音が続く場合と、鼻血(はな-ぢ)、間近(ま-ぢか)、底力(そこ-ぢから)、三日月(みか-づき)、手綱(た-づな)、小遣(こ-づかい)、小包(こ-づつみ)など、二つの言葉の連合である場合がある。 そして、『世界中:せかいじ(ぢ)ゅう』 のように、二つの言葉の連合である意識が現在では薄くなっているものは、『づ・ぢ』 『ず・じ』 のどちらで書いても良いことになっているらしい。

  現代仮名遣いの基本は表音であり、歴史的仮名遣いのような背後の知識をなるべく避けたい、というのが目的で、こうした目的を考えると、『地』 を 『ぢ』 と書くようにすると、書き手に漢字音の知識を要求することになってしまい、現代仮名遣いの趣旨から外れてしまうことになるわけだ。 結局は難しく考える必要はなく、意味を考えないで、こう読んでねっ! という適当なことらしいのである。

  毎日かかさず牛乳を飲んでいるのだが、その牛乳を見てふと疑問に思った。「日本人はいつから牛肉を食べ、牛乳を飲んでいるのだろう?」 そこでネットサーフィンである。 で、調べた結果、江戸時代以前の日本では、仏教の教えに基づいて、肉食が避けられてきたが、まったく肉を食べていなかったわけではないようで、家畜牛を連れて日本にやってきた渡来人たちは、牛肉を食べるという文化も同時に日本に持ち込んだらしい。

  その文化が浸透したと考えられる 7世紀ごろ、仏教の教えに基づいた肉食禁止の動きがあらわれたが、その後、すべての秩序が壊される戦国時代には、肉食は一般化したとのことだ。 また、江戸時代には、“薬喰い(くすりぐい)” つまり、健康回復や病人の養生のために肉を食べるという大義名分で、肉を食べていたらしい。

  そして牛乳だが、初めて牛が日本に登場したのは平安時代。 インド、中国、朝鮮を経て輸入されたそうだ。 牛乳は、やはり薬として扱われ、飲むと体が元気になり、皮膚のつやを増してなめらかにする効果があるといわれていたらしい。

  江戸時代の中頃、徳川八代将軍吉宗は、インドから白牛を輸入して牧場を作り、牛乳を普及させようとしたそうだが、一般市民にはあまり受けなかったようで、本格的に牛乳が普及したのは、明治を迎えてからのこと。 未開地であった北海道の開拓がはじめられ、そこに洋式農法の一つである酪農をとりいれられてからのことなのだそうだ。

  なるほど。 それで 『明治乳業』 という会社があったりするのか。 などと、妙な感心をしながらも疑問に思っていたことがネットのおかげで少しずつ解明していっている。 まだ疑問に思っていることもあるので、もう少しネットの中をウロウロしてみることにしよう。

2005 / 01 / 22 (土) ¦ 固定リンク


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