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雑感何となく感じたこと雑感何となく感じたこと

私的見解 私的見解

  子どもの睡眠時間が短いと脳や精神の発達に支障があることが、最新の研究であきらかになってきたという。 夜の街や居酒屋などに子ども連れで来ている家族を見かけるたびに不思議な感じがしていた。 自分が子どものころは夜 8 時になると 「寝なさい」 と言われていたし、少しでもモタモタしていると 「早く寝ろー!」 と叱られたものである。

  8 時過ぎまで起きているのを許されたのは 『8 時だヨ!全員集合』 の放送がある土曜日と、大晦日くらいなものだったが、それが当然だと思っていたし、同級生も同じようなものだった。 ところが最近では夜遅くまで子どもを連れ回し、夜の 10 時や 11 時でも居酒屋で酒を飲んだりしている家族も見る。 子どもがギャーギャー騒いで周りのお客さんに迷惑をかけていても平気なようだ。

  そんなデリカシーのない親だから遅い時間まで子どもを起こしておいても平気なのかもしれないが、実際には他人に迷惑をかけるだけではなく、子どもの健全な成育にも重大な影を落としている可能性もあるかもしれない。 最近増えてきた 『キレる子ども』 『不登校』 と、短い睡眠時間や夜更かしなどで起きる ”生活サイクルの乱れ” が関係していることも最新の研究で明らかになってきたらしい。

  昔は研究が進んでいなくても、データがなくても 「子どもは早く寝かせた方がよろしい」 と分かっていて実践していたのだろう。 やはり先人の知恵から学ぶことは多いようだ。 自分の子どもが不登校児になったり、キレて他人に危害を加えたり、家庭内暴力に走ったり、ましてや自分の子どもに殺されたくなかったら早寝早起きを習慣づけた方が良いだろう。

  確かに共働きで帰宅時間が遅く、やむにやまれぬ事情で早く寝かしつけられない事情もあるだろう。 最近は育児休暇を導入する企業も増えているが、子どもが小学校低学年くらいまでは仕事量を調整して残業をさせないなどの配慮も必要なのかもしれない。 育児環境が整わなければ益々少子化が進み、高齢化や労働人口不足が加速してしまっては企業にとってもマイナスでしかないはずだ。

  しかし、結婚しない、子どもを作らない女性が増えているのはそれだけが要因ではない。 ある企業が女性に対するアンケート調査で結婚しない理由、子どもを作らない理由をそれぞれ聞いたところ、「自由な時間を奪われたくない」 「生活水準を下げたくない」 という回答が最も多く、子育ての環境が悪いという回答は少数派でしかなかった。 つまりは遊び足りなく、金も自由に使いたいということなのであろう。

  そういう意識の人が多いのだから、政治家や学者が社会問題として取り上げたり、女性運動家が社会を批判しても何を主張しても少子化に歯止めはかからないということになる。 特に女性運動家は以前の日本に根付いていた男尊女卑、男社会を非難するが、過去のことを責められても男としては 「すみませんでしたね」 と言うしかなく、先の問題解決にはならない。

  利己主義的な考えの持ち主だけではなく、子どもがほしくても環境がそれを許さないという立場の女性だって確実にいる訳だから、その点は改善しなければいけないのは当然である。 それを実現する手立てを真剣に議論してこそ、男女平等や女性の地位向上につながると思うのだが、感情論を抜きにして論理的に議論ができる運動家が少ないのが困ったものである。

  とくに元参院議員の田嶋陽子氏は感情を前面に出し、男が女性に対して、いかにひどいことをしてきたかをまくしたてるだけで、未来につながる発言は皆無である。 あまりにもヒステリックに話をされると、売り言葉に買い言葉で、野生の頃からの DNA が組み込まれているのだから仕方ないだろうと言ってやりたくなる。男女男と書いて嬲(なぶる)という字があると怒っているが、女男女と書いて嫐(なぶる)という字だってあるのを知らないのか。

  あれが女性の代表だと思われては困ってしまう人もいるだろう。 本当に男女平等や女性の地位向上を目指すのであれば、彼女は発言しない方がよろしい。

2005 / 01 / 08 (土) ¦ 固定リンク


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