今年は元日が土曜日なので、この雑感を書く日でもあったりする。 元旦くらいは休もうかとも考えていたのだが、ヒマな時間ができたので PC に向かってしまった。 習慣とは恐ろしいものである。 4年以上も続けてきたことなので、この文章を書くのもさほど苦にはならないのも要因ではあるが。
元旦早々から暗い話題も何であるが、昨年は本当に暗い話題が多かった。 唯一の明るい話題といえばスポーツ関連で、イチローがメジャーで世界記録を樹立したり、アテネオリンピックで日本勢が金メダルラッシュに沸いたことくらいだろう。 日本のプロ野球は球団存続の危機から合併、1リーグ制への移行などの問題が噴出し、史上初のストライキを決行するに至ってしまった。
結果的には楽天が新規参入したり、ソフトバンクが球団買収をしたりして話題になったので、今年はバ・リーグも盛り上がるのであれば、ヤクルトの古田選手が話していたように 「歴史的にみればストは正解だった」 ということになるのかもしれない。 本当にそう思えるように経営者も選手もファンサービスに努めていただきたいものである。
昨年末の雑感にも書いたように、天変地異とも呼べるほどの異常気象、地震に襲われた年でもあった。 最後の雑感を書き終えた後もスマトラ沖地震に端を発するインド洋大津波で 10万人以上の方が死亡してしまった。
去年の独り言に何度か書いたように地球規模で何かが狂い始めたのではないかと疑ってしまいたくなる。
72年の歴史を誇った富士山頂での有人気象観測も無人化になり、山頂の NTT も無人化になった。 正確ではないが、山頂の久須志神社もその歴史に幕を下ろすと聞いたような気がする。 なぜ急に富士山から避難でもするかのように無人化が進んでいるのだろう。
20年前であれば富士山噴火説を唱える学者は変人扱いされたものだが、最近では 「活火山なので、いつ噴火してもおかしくない」 という声も多く聞かれる。さすがに、お役所も気にし始めたようで、山梨県では富士山の噴火防災訓練が実施されたりしている。『東南海地震』 や 『関東直下型地震』 の予測も多く聞かれるようになってきた。 これはいよいよ日本沈没クラスの大災害が発生する可能性が高まってきたのではないかと不安を感じてしまう。
奈良県で発生した女児誘拐殺害の犯人が逮捕された。 地域住民に不安を与えていた犯人の逮捕で、子供達も安心して外で遊べるようになっただろうが、犯人の供述内容を聞くと鳥肌が立つくらい気持ちが悪い。 この事件だけではなく、子供を対象にした犯罪が後を絶たず、幼児虐待の件数も一向に減少しない。 日本人の精神状態や社会不安が解消されない限りは少子化に歯止めがかからないだろう。
そんなこんなで暗い内容になってしまったが、今年こそは災害も少なく、冷夏でも酷暑でもなく、犯罪件数も減少して安心して一年を過ごせる世の中になってもらいたいと願っている元旦なのである。