昨年のような冷夏も困るが、例年並に暑ければ問題はない訳で、何も猛暑、酷暑にならなくても良いではないか。 こうも暑いと体を動かすのも嫌だし、ただでさえ鈍い脳の動きが更に鈍くなってしまう。 人間でさえ暑くてたまらないのだから、全身が毛で覆われている犬や猫も、さぞかし暑いに違いない。
いつも見かける猫は、寒い季節には体を丸くして猫座りしていることが多いが、最近はグタ〜と横になり、前足も後足も投げ出して寝ている。 飼い猫特有の無防備極まりない寝姿である。 横を通っても、面倒そうに頭を上げ、目だけ動かしてこちらを見ている。 「暑いねぇ」 と声をかけてやっても無視してコテッと頭を降ろし、2-3度尻尾を動かす。 まるで 「鬱陶しいからあっちに行け」 と言っているようだ。
兄弟と思われる猫が同じ方を向いて同じ格好をして寝ていることもある。 一匹は人間を恐がり、いつもだとピューっと逃げて行くのだが、この暑さでは走るのも面倒らしく、耳だけはピクピク動かしているもののダラリンと寝たまま動こうとしない。 その猫達は、やさしそうなおばあちゃんに世話してもらっているので警戒心も薄れてきたのかもしれないが、あれでは敵から身を守ることもできないだろう。
『
お買物日記』 担当者の話だと、
以前の雑感に書いた自分専用の扇風機を置いてもらっている犬は今年も扇風機を回してもらい、目を細めて気持ち良さそうにしているとのことだ。 買い物の行きと帰りに見たら、犬の向いている方向が違っていたという。 犬は犬なりに考えて、定期的に方向転換し、全身に扇風機の風をあてて涼んでいるのだろう。
以前の独り言に書いた店の前でご主人が出てくるのを健気に待っているシーズー犬とは今でもたまに会うが、毎回のように待たされるので、さすがに少しふて腐れている。 以前は ”お座り” の姿勢のまま、店のドアを見つめていたのだが、最近は ”伏せ” の姿勢で少しブーっとした顔をしていることが多い。 「いつも大変だね」 と声をかけてやってもブーっとした顔のままでこちらを見ていた。
引っ越してきた住人が多いのか、ペットブームに乗って動物を飼う人が増えたのか、最近になって良く見かけるようになった犬も多い。 先日も ”お気に入り” の黒い犬が珍しく吠えているので何事かと思ったら、近くを大きな犬が散歩していた。 散歩と言っても大きなゴールデンレトリバーが、飼い主であるお母さんを引きずるようにノシノシと歩いている。 黒い犬は自分より大きな見かけない奴が歩いていたので驚いたのだろう。 ”大きな奴” は吠えられても気にすることなく飼い主を引きずって行ってしまった。
同じく最近になって見かける黒いパグは異常に鼻息が荒い。 あんな小さな体から、よくあんなに大きな音がでるものだと感心してしまうくらい大きな鼻息で、かなり遠くからでもフガフガと聞こえてくる。 色が黒いため夜は目立たないのだが、遠くから聞こえてくるフガフガという鼻息で 「ああパグが散歩しているんだな」 と分かってしまう。 以前にもパグを飼っている人はいたが、あんなに鼻息が荒かっただろうか。
犬や猫は大好きなので、新しい ”仲間” が増えるは嬉しいのだが、中には少し迷惑なこともある。 近所で飼われているチワワは鳴き声がうるさい。 それも 3匹も同時に飼っているものだから、その鳴き声は凄まじい。 ただでさえ暑くて夜中に何度も目が覚めてしまうのに、朝の 6時くらいから散歩中のチワワが 3匹揃ってギャンギャンと鳴いて起こされてしまう。
それと、最近になって気になっているのは近所の道路に糞が落ちていることである。 以前は飼い主が処理していたのに、最近は毎朝のように何箇所にも糞が置き去りにされている。 むやみに吠えない躾(しつけ)や、飼い犬の糞を処理することが出来ない人は、できることであればペットを飼わないでいただきたいものである。